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1年通してマリンスポーツを続けられるようにしたい!/広田明典

2016.05.18

WATERMANであるOCEANS WATCHERの紹介として、今回は、新潟県にてWORKSというサーフショップを経営しながら地元新潟県のサーフィンやウインドサーフィン、そしてカイトサーフィンなど、あらゆるマリンスポーツに関してリーダー的な存在であり、そのほか業界そのものを新潟県を中心に引っ張っていっている広田氏にインタビューしましたので、その内容をご紹介いたします。

 

氏名:広田明典

生年月日:1960年7月9日生まれ

職業:サーフショップWORKS経営、ヨガインストラクター

資格:NSA 公認指導員

ISA サーフィンオーストラリアサーフインストラクター国際免許

JKBA公認インストラクター、

SUPA(日本スタンドアップパドルボード協会)公認インストラクター

http://www.workssurf.jp/

https://www.facebook.com/akinori.hirota.7?fref=ts

 

◆彼の生い立ち

<海まで15分の生活>

新潟県新潟市に生まれた場所は海から歩いて15分のところにあった。そうした環境の中で生まれ育ったせいか、海への抵抗は小さいころから全くなく、周りの大人からは海は危ないので、あまり近づくなとか、もっと暖かくなってから行きなさい、と言われている中でも海にこっそり行っては兄や友達たちと遊ぶ日が続き、幼稚園のときには、周りがまだプールにすら入ったこともない中で、すでに平泳ぎができるようになっていた。

その後小学校ではサッカーに明け暮れ、中学、高校とサッカーに没頭する日が続き、高校の国体では選抜選手として背番号10番をつけて出場するほどだった。

巻高サッカー

新潟県選抜チームにて

 

また、そうした結果、サッカー推薦で日本体育大学から誘われていたが、国体などの試合で、全国にはまだまだレベルの高い選手が大勢いて、その中でやっていく自信を少し無くしていたこともあり、実際には金沢工業大学に進み、建築関係を学ぶこととなる。ただし、海での遊びが忘れることができず、18歳からウインドサーフィンを始め、サーフィンは気が付いたことにはできるようになっていたので、平日の朝にはサーフィンをやり、週末にはウインドサーフィンをやるという生活となっていた。

国体サッカー

長野国体(背番号10番が広田氏)

 

<ウインド&サーフショップ経営>

大学卒業後は、建築関係というよりは、やはり毎日海で過ごしたいという願いから、知り合いの海の家が経営していたウインドサーフィンやサーフィンのレンタルやレッスンを手伝い、その後、26歳のときに、それまで手伝っていたショップを引継ぎ、本格的なウインド&サーフショップとして、「WORKS」としてショップ経営が始まる。

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その後も、何でもやりやすいショップの目の前の海でもあったこともあり、また、何にでも興味を持つ性格から、カイトボードも初め、やがてSUPも始める。

 

<新潟のマリンスポーツ事情>

新潟県では、海に面しているにも関わらず、小学校では海は危ないので、あまり近づないように、という暗黙のルールみたいなものがあり、また、海水浴も、梅雨明けからお盆までの間しか海には入らない、という習慣が根付いてしまっているもで、梅雨明けが遅れれば、2週間程しかない、というときもあるという。これは、ほかの海沿いの場所でもよくあることであり、新潟県に限った話ではないと思う。ただし、せっかく近くに海があるのであれば、自分たちのように海で遊び、海からいろいろなことを学ばせてもらっている人間としては、少し寂しい気がするので、もっと海を身近に感じてもらい、もっと海を知ってもらい、海や自然から学ぶことをいろいろな人たちに伝えて行ければと思う。

ただし、新潟県など北陸は冬には大雪もあり、あまり海には親しめない環境なのかもしれない。でも、彼が言うには、今やドライスーツの発達などもあり、以前に比べると冬でも海に入ることに対してあまり抵抗もなくなり、冬にサーフィンを始めたいという若者も増えていて、この冬にドライスーツを購入して、サーフィンを楽しんでいる人もいるようだ。また、SUPという、誰でもやりやすく、しかも波乗りに限らず、釣りやクルージング、レースなど、いろいろなジャンルで楽しめるスポーツも出てきているので、もっと海で過ごす時間を増やしていければと願っているようだ、

 

いろいろな可能性を秘めているSUPについては、新潟県では、まだまだ人口が少なく、トラブルも多くないが、これから人口が徐々に増えてくると心配だという。ただし、業界やショップ、関係者など、力を合わせてルールやマナーなどを啓蒙し、今すでにやっている人のレベルが高くなり、尊敬できるような地域の指導者的な人材が増えてくれば、もっと海を楽しめるスポーツになる得ることは間違いないので、それができるようになるように、地域などと協力しながら地道に活動していければと語っていた。

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ジェリーロペスに憧れて大学生のころから始めたアシュタンガヨガ。

 

文:OCEANS MAGAZINE

協力:WORKS

 

 


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