難しいことではありません。
マリンスポーツと言ってもひとつだけではありません。それは、サーフィン、ウインドサーフィン、カヌー、ヨット、釣り、ダイビング、スタンドアップパドルボード(SUP)など、様々です。でも、どれをやるにしても、以下のことは共通して言えると思いますので、それについて、簡単に説明したいと思います。
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ショップに聞いてみる。
家の近くや、これから行こうとしている海の近くに、もし関係するショップがあれば、そこに行って聞いてみましょう。たとえば、最近流行りのSUPをやりたいと思っている人がいるとします。周りには、やっている人もいなければ、聞いてみる人もいないとすれば、近くのショップに行ってみるのが一番良いでしょう。少し怖いというイメージがあるかもしれませんが、それは絶対に違います。きっと親切丁寧に何でも教えてもらえるでしょう。
また、もし少しでもやっている人が周りにいたとしても、その人が行っているショップや、もしくは自分の家やこれから行こうとする海の近くにあるショップに行ってみるのが一番良いと思います。
ショップには、SUPに限らず、ほかのマリンスポーツをやっている人も少なくないので、SUPから始めて、ほかのマリンスポーツに挑戦してみるのも良いでしょう。また、親切丁寧に何でも教えてもらえると言って間違いないので、ショップの中へ入ってみれば、一瞬でそのイメージは変わると思います。絶対に行ってみて損はないと断言できます。
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近くにショップが無い場合
自分の家や行こうとする海の近くにショップが無い場合は、以下の関係する協会や団体へ聞いてみましょう。きっと良いショップを教えてもらえると思いますし、もしくは、メーカーなどが主催するイベントもあり、そこでは試乗会や体験会などが行われている場合がありますので、それを教えてもらえると思います。また、そういうイベントへ参加すると、一緒に始めようとしている人も多くいると思いますので、全く知らない人などとも知り合いになれるかもしれませんし、そうした人が行っているショップを紹介してもらうのも良いと思います。最初のきっかけをつかんでしまえば、きっとその先には壮大な夢が広がっていると思います。
○SUP
SUPA(日本スタンドアップパドルボード協会) http://supa-japan.org/
SUPU(一般社団法人スタンドアップパドルユニオン) http://www.supu.co.jp/
https://www.facebook.com/supujapan
JSO(日本SUP振興会) http://jp-sup.org/
○サーフィン
NSA(一般社団法人日本サーフィン連盟) http://www.nsa-surf.org/
○ウインドサーフィン
JWA(特定日営利活動法人日本ウインドサーフィン協会)/ http://www.jw-a.org/
○ヨット
一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会 http://www.jmba.or.jp/
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海の基本を教えてもらう
ショップへ行くと、まずは海の基本を教えてもらえます。それは、海に行けば当たり前のように毎日起きている現象の風や波、潮についてです。それらを知らないと、思わぬ大きな事故につながることもありますし、それを知っていると上達が早いということも言えると思います。
ただし、海の風や波、潮と言ってもどこの海も同じではありません。その場所特有の風や波、潮の現象が起きることも少なくないので、そうしたその場所特有の特徴を教えてもらうと良いと思います。たとえば、向こうの山に雲がかかると風が変わりやすいとか、潮の流れが速い場所はどこにあるとか、波が高くなる可能性があるときには、ここには絶対に近づかないようになど、細かく教えてもらえると思います。
また、ついでにショップ近くのおいしいお店とか夕陽が綺麗に見える場所など、教えてもらえることはたくさんあります。
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気象の勉強をする
海には必ず風が吹き、波が起こり、潮の流れもあります。それらを予想しておくことが非常に重要です。それには、基本を学ぶ必要があると思いますので、各ショップの人に教えてもらうのも良いと思いますし、ショップやイベントなどで気象教室なども行われていることもありますので、そうしたものに参加するのも良いでしょう。
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気象情報をまめに見るようにしましょう。
気象の変化を知った上で海に出ることは基本中の基本と言えます。その一番の方法は、毎日天気図を見ることです。気圧配置の見方は決して難しいことではありません。また、天気図の中にはあまり細かい地形やその場所特有の特徴のある気象については表現されていないことが多いので、こういった天気図の時には、こういう気象になる、風が吹く、波が起こる、などということを毎日の天気図と実際の海を見ながら比較しながら、自分の経験値として蓄積していくことが大切です。
漁師やサーファーは、そうした経験値が多く持っているので、漁ができ、良い波にも出会えるというわけです。
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ライフセービング知識
自分の身は自分で守る、ということをいつも心がけていることが重要です。海という大自然の中では、何が起こるかわかりません。万が一、事故が起きそうな場合でも、少なくとも自分は必ず海から帰ってくる、ということができなければ、海に出る資格がないと言わざるを得ません。また、近くで事故が起きた場合でも、その人を助けることができれば、大切な命を失わずに済むかもしれません。そのためにも、常に危険がないかどうかに気を配っておくことと、日頃の最低限のトレーニングや体力はつけておく必要があります。
また、時間のある時に、消防署などが行っている救命救急講習やAEDの使い方などを受けておくことも良いでしょう。
以上はマリンスポーツをしていく上では最低限必要なことですが、まずは、近くのショップやイベントに行ってみて、やりたいマリンスポーツに一度は挑戦してみて、海の素晴らしさを体で感じてもらえればと思います。
海は地球の7割を占めていて、地球は青い、というのも海があるからです。また、海があったからこそ、我々生命体の命も生まれてきています。海は全ての命の根源であり、海があるからこそ、我々は生まれ、生活していけている、ということがわかってもらえればと思います。ただし、今、地球では、さまざまな異常な現象が起き始めています。それは48億年という長い長い歴史の中で、人間によるほんのわずかな数十年の中で起こしたことにより、海や地球が壊れ始めているのかもしれません。もし、海が壊れていけば、地球が壊れることにつながり、その果ては、我々生命体の危機にも直面してくる可能性があります。我々の次の世代、そしてさらにその次の世代などに向けて、綺麗で素晴らしい海、そして地球を残していくためにも、現状の海や地球を知る上でも、マリンスポーツを通してそしたことに少しでも感じてもらえればと思います。
WATER KIDS JAPAN
代表 小川和幸