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小川和幸info

あすからのGWの気象情報!

2016.04.28

さて、あす4月29日(金)からいよいよ待ちに待ったゴールデンウィークですね。みなさんのご予定はもうお決まりですか?

今週から来週にかけての気になる気象情報について簡単に解説いたします。

まずあす4月29日(金)は、きょう南岸を通過した低気圧が発達しながら東北沖~北海道の東海上へ向けて進み、上空には寒気が南下して、東~北日本にかけては季節外れの冬型の気圧配置となる見込みです。

(4月29日(金)午前9時予想天気図)

4.29

東北の太平洋側では南東~東寄りの風波やうねりが強く続き、はじめハードで、後半にかけて北西寄りの風により徐々に抑えられてきそうですが、ハードな状況が続きそうです。場所によっては上級者であれば入れる場所もありそうですが、十分に注意しながら入るようにしましょう。

また、北海道では、南東~東寄りの風波やうねりが続きつつ、北東寄りの風や波も強まりそうなので、大荒れとなりそうです。

千葉などでは、南東寄りのうねりが続きつつ、北~北西寄りの風も強く吹き続けそうなので、徐々に抑えられ、落ち着いてきそうです。風がネックとなりそうですが、何とかできるようになるでしょう。

湘南では、きょうに反応した南東寄りのうねりは何とか続きつつも弱まり、南~南西寄りのうねりも反応してきそうですが、北寄りの風により抑えられてしまいそうです。朝の時点で残っていれば、早めに入った方が良いでしょう。

東海では、西寄りの風が強く吹き続け、南東寄りのうねりは徐々に抑えられてしまいそうです。風をかわす場所で早めが良いでしょう。また、ちなみに御前崎などでは西寄りの風が15m/s以上吹いてきそうなので、ウインドサーフィンでウェイブが楽しめるでしょう。

関西以西では、南東寄りのうねりは続きつつも、北~北西寄りの風により抑えられてしまいそうなので、早めが良いでしょう。

 

4月30日(土)は、北海道では、寒気が残り、季節外れの冬型の気圧配置も続き、北西寄りの風が強く吹き続けるでしょう。東北以西では西から徐々に高気圧に覆われてくる見込みです。

(4月30日(土)午前9時予想天気図)

4.30

千葉以北では、北西寄りの風がはじめのうちはまだ強く、南東~東寄りのうねりはさらに落ち着きつつも、後半は抑えられてしまうでしょう。また、日中は東~南東寄りの風が入りやすくなるでしょう。

湘南では、南東~南~南西寄りのうねりは前日の北寄りの風により抑えられ、スモールとなってしまいそうです。ただし、小波でも何とかロング中心にサーフィンできるでしょう。また、日中は南寄りの風が入りやすいでしょう。

東海では西寄りの風がまだ吹き続け、29日(金)よりは弱まりつつも、ウインドサーフィンは楽しめそうです。

関西以西では、南東寄りのうねりが多少続くでしょう。また、後半は西寄りの風が吹いてきそうなので、西寄りのうねりに敏感な場所では、多少風波が強まる可能性があります。

 

5月1日(日)は、南海上や日本海に中心を持つ高気圧に覆われる見込みです。

(5月1日(日)午前9時予想天気図)

5.1

千葉以北では、南東~東寄りのうねりが何とか続くでしょう。ただし、特に千葉では、西~南西寄りの風が強く、さらに抑えられてしまいそうです。

ちなみに御宿や内房などではウインドサーフィンが楽しめそうです。

湘南では、西~南西寄りの風が多少強まり、風波ながら多少アップしそうです。風をかわす場所を選んで入りましょう。

また、ウインドサーフィンは多少楽しめそうです。

東海では、西~南西寄りの風は吹きそうなものの、面をザワつかせる程度となってしまいそうです。

関西以西でも西~南西寄りの風が吹き続けそうなので、面をザワつかせてしまいそうです。風をかわす場所を選んだ方が良いでしょう。

 

5月2日(月)は、高気圧の中心が徐々に東へ移動し、西からは気圧の谷が徐々に近づいてきそうです。

(5月2日(月)午前9時予想天気図)

5.2

東日本では、南東~東寄りのうねりが何とか続きつつ、湘南などでは西~南西寄りの風波もはじめのうちは残っているでしょう。ただし、徐々に弱まりそうなので、早めが良いでしょう。

西日本では、後半にかけて高気圧からの吹き出しによる南~南西寄りの風や波が徐々に強まってきそうです。

 

5月3日(火)は、高気圧はさらに東へ進み、西から低気圧が近づいてくる見込みです。

(5月3日(火)午前9時予想天気図)

5.3

東日本では、南~南西寄りの風が徐々に強まってくるでしょう。

西日本でも南寄りの風や波が強まってきそうです。

 

5月4日(水)は、西から近づく低気圧がさらに接近してきそうです。

(5月4日(水)午前9時予想天気図)

5.4

東日本では、南寄りの風が強く吹き続け、風波も上がってくるでしょう。面は乱れ、荒れてしまいそうなので、風をかわす場所を選んだ方が良さそうです。

また、ウインドサーフィンは中上級者で楽しめるでしょう。

西日本では、はじめ南~南西寄りの風が強そうですが、徐々に弱まりそうです。綺麗にまとまることはなさそうですが、南~南西寄りの風波や南東寄りのうねりは続くでしょう。

 

5月5日(木)は、高気圧は東海上へ遠ざかり、北日本を中心に低気圧の影響を受けそうですが、東~西日本では、西日本に中心を持つ高気圧に覆われるでしょう。

(5月5日(木)午前9時予想天気図)

5.5

東日本では、南寄りの風波が多少まとまってきそうです。ただし、日中は南東~南~南西寄りの風が入りやすいでしょう。

西日本では、南~南西寄りの風波はさらに落ち着きつつ、南東寄りのうねりは続くでしょう。

 

以上です。

なお、この季節は気圧配置等の気象状況が常に変わりやすいので、最新の気象情報を確認するようにしてください。

それでは、安全に楽しくマリンスポーツを楽んで、充実したゴールデンウィークを過ごしましょう!

 

情報提供:WATER KIDS JAPAN

代表 小川和幸(気象予報士)


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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