小川和幸info
5月10日(金)からの気象について
2019.05.07
さて、いよいよ今週の10日(金)より、神奈川県津久井浜海岸にて、[ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀•三浦大会]が開催されます。
世界のワールドカップ選手たちが集結して、世界のスラロームレースが間近で観れるチャンスです。もちろん、日本のトッププロ選手たちも出場します。ぜひ、お時間のある方は観に行きましょう。
ところで、今日時点での気になるその時の気象について、簡単に解説いたします。
まず、大会初日となる10日(金)は、気圧の谷が抜けて南海上から高気圧が張り出してくる見込みです。お天気は雲は多少出るものの、大きな崩れはなく、晴れるでしょう。
風は、朝のうちは弱い北寄りの風ですが、昼前頃から東〜南東寄りに、そして午後には南〜南西寄りに変わって少し吹いてきそうです。最大で4〜6m/s程度でしょう。
(5月10日(金)午前9時予想天気図)
11日(土)は、引き続き高気圧に覆われそうですが、多少東へ進むので、多少雲が出てきそうです。
風は、高気圧からの吹き出しで、朝から南〜南西寄りの風が吹き続けそうです。
午前中から6〜8m/s程度吹いてくる可能性があります。
(5月11日(土)午前9時予想天気図)
12日(日)は、南海上に低気圧が近づいてきそうです。その影響で雲が多く、雨も降りやすいでしょう。
風は、北東寄りの風が朝から吹いてきそうです。午前中は、4〜5m/s程度、午後は東寄りに変わり、4〜5m/s程度吹いてくるでしょう。
(5月12日(日)午前9時予想天気図)
13日(月)は、東海上に抜けた低気圧は弱まり、オホーツク海に中心を持つ高気圧に覆われそうです。引き続き、雲が多いお天気となるでしょう。
風は、午前中は北〜北東寄りの風が6〜7m/s程度、午後には東〜南東寄りに変わりつつ4〜5m/s程度となるでしょう。
(5月13日(月)午前9時予想天気図)
14日(火)は、高気圧が次第に東へ進み、西からは気圧の谷が近づいてきそうです。雲が多いお天気となるでしょう。
風は、初め弱い南寄りの風ですが、午後にかけて南〜南東寄りの風が多少強まる可能性があります。
(5月14日(火)午前9時予想天気図)
15日(水)は、気圧の谷は抜けて高気圧に覆われてくる見込みです。
風は北東寄りの風が弱く吹く程度でしょう。
(5月15日(水)午前9時予想天気図)
今のところこのような気象となっていますが、この時期は日々予報が変わりやすいので、大きく変わる可能性もあります。常に最新の気象情報を確認するようにしましょう。
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
5月7日(火)午前11時発表
最新記事
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。