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小川和幸info

GW前半の気象について

2019.04.25

いよいよ今週末から待ちに待ったGWの始まりです。

それに平成が終わり、記念すべき令和の始まりでもあります。

お天気に合わせて有意義に過ごしたいところですね。

それでは、気になる湘南のGW前半の気象について簡単に解説いたします。

 

まず、27日(土)は、南海上にあった前線が北上し、その前線上に低気圧が発生して朝に関東地方を通過していく見込みです。また、低気圧が東海上へ進むにつれて、一時的に冬型の気圧配置となるでしょう。その影響で、湘南では、朝から雲が多く、朝方は雨が降っている場所もありそうです。

風は、午前中にかけて北~北東寄りの風が強めに吹き、おそらく強いところで8~9m/s程度吹きそうです。また、夜も一時的に北寄りの風が強まる可能性があります。

波は、それまで続いていた南東~南~南西寄りのうねりは抑えられ、スモールとなってしまうでしょう。ちなみに、御前崎方面では、冬型の気圧配置となることで、西北西寄りの風が強まり、特に午後には15~18m/s程度吹いてくるでしょう。御前崎では、春のウェイブが楽しめそうです。

(4月27日(土)午前9時予想天気図)

4.27

 

28日(日)は、西から張り出す高気圧に覆われてきそうです。お天気も回復してくるでしょう。

北寄りの風は弱まり、午前中は北~北東寄りの風が4~5m/s程度で、午後は南東~南寄りに変わってきそうですが、あまり強まることはなく、3~4m/s程度でしょう。

波は、湘南ではスモールが続き、弱い南東寄りのうねりが続く程度でしょう。

(4月28日(日)午前9時予想天気図)

4.28

 

29日(月)は、日本付近を覆っていた高気圧の中心が徐々に東海上へ遠ざかっていく見込みです。お天気も晴れが続きそうですが、午後からは雲が出やすいでしょう。

風は、朝から弱い南寄りの風が吹き続け、午後にかけて多少強まりそうです。午前中は、6~7m/s程度で、午後には7~8m/s程度となるでしょう。

波は、面はザワつきつつも南東寄りのうねりは弱く続き、午後には南東寄りのうねりや、風の強まり次第では、多少南寄りの風波が強まってくる可能性もあります。

(4月29日(月)午前9時予想天気図)

4.29

 

30日(火)は、高気圧がさらに東へ遠ざかり、西からは新たな気圧の谷が近づいてくる見込みです。その影響で、お天気は西から下り坂となるでしょう。

風は、朝から南~南西寄りの風が吹き続けそうです。ただし、今のところそこまで強まりそうもありませんが、西から近づく低気圧次第では強まってくる可能性もあります。今のところ、1日通して吹いたり弱まったりの不安定な風となりそうですが、平均して6~8m/s程度でしょう。

波は、面はザワつき、遠ざかる高気圧からの吹き出しによる南東寄りのうねりが多少強まってくるでしょう。

(4月30日(火)午前9時予想天気図)

4.30

 

5月1日(水)は、低気圧から伸びる前線が朝のうちに関東地方を通過して、そのまま停滞する可能性があります。お天気は雲が多く、前線の動き次第では雨が降りやすく、大気の状態も不安定となりそうなので、雷の可能性もあります。

風は、前線の通過時には南寄りの風が強まり、その後は前線の位置にもよりますが、弱い南寄りの風か北寄りの風となるでしょう。

波は、引き続き南東寄りのうねりが何とか続き、前線の通過に伴って南寄りの風波も強まる可能性もあります。

(5月1日(木)午前9時予想天気図)

5.0

 

2日(木)は、前線が南海上に南下していく見込みです。お天気は引き続き雲は多くなりそうですが、前線の位置次第では、晴れ間も出る時もあるでしょう。

風は、朝から午前中のうちは北~北東寄りの風が弱く、午後には南寄りも変わって多少強まる可能性もあります。

波は、南~南東寄りのうねりが何とか続くでしょう。

(5月2日(木)午前9時予想天気図)

5.2

 

今のところこんな感じです。

なお、前線や低気圧の動きなどによって大きく予報が変わる可能性もありますので、常に最新の気象情報をチェックして、注意報や警報等にも注意して、安全にマリンスポーツを楽しみましょう。

 

4月25日(木)午後5時発表

情報提供:WATER KIDS JAPAN

小川和幸気象予報士

 

 

 


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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