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小川和幸info

台風6号に続き、台風7号の動きが気になります!

2015.05.11

強い台風6号は、11日(月)午後9時現在、西表島の南南西約130kmにあり、中心気圧965hpaで、北北東へ向かって約30km/hで進んでいます。

今後は、さらに勢力を落としつつ、あす12日(火)の夜には紀伊半島沖を通過し、13日(水)の未明には関東付近を通過して、13日(水)の朝には関東の東海上へ抜けて、午後には温帯低気圧になりながら北海道の東海上へ達する見込み。

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あすは、東日本では、東海上へ遠ざかる高気圧から台風へ向けて吹く南寄りの風や波、そしてうねりが強まり、大荒れとなりそうです。

西日本では、台風が南海上を通過する午後には北西~北寄りの風に変わりそうですが、しばらく荒れた状態が続くでしょう。

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13日(水)は南海上の高気圧から、大陸から進んでくる気圧の谷へ向けて吹く南西寄りの風が西~東日本へかけて広い範囲で強く吹き続け、その風は、14日(木)~15日(金)にかけても吹き続けてしまいそうです。

特に12日(火)に夜から13日(水)にかけては、台風6号からの南東~南寄りのうねりや、通過に伴う風がかなり強まる可能性もありますので、東海から関東付近では海上・沿岸ともに厳重な警戒が必要です。

48時間

その後も西~東日本の太平洋側では、しばらく南西~西寄りの風が強く、台風からの南東~南~南西寄りのうねりは徐々に落ち着きつつも、風波が残り、荒れた状態が続いてしまうでしょう。

また、15日(金)~16日(土)にかけては、はるか南東海上にある台風7号からの南東寄りのうねりが再び入ってくる可能性があります。

さらに、その南東寄りのうねりは徐々に強まり、18日(月)には南西諸島から東日本にかけてかなり強まる可能性がありますので、沿岸・海上ともに波が高まりそうなので、船舶はもちろん、マリンレジャーは控えた方が良いでしょう。

台風からのうねりや強い風がしばらく続きますので、常に最新の気象情報に注意するようにしてください。


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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