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浜名湖選考最終日。2016年オプティミスト級ナショナルチーム決定!/バルクヘッドマガジン

2016.01.12

1月11日、浜名湖「オプティミスト級ナショナルチーム選考会」最終日は1レースを残すのみ、となりました。朝の風は西の軽風。最終レースは緊張感がただようなかでおこなわれました。(BHM編集部)

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最終レース、きれいに並んでスタートしました。第1レグの中盤から後半で右海面寄りのグループが大きく伸びました。photo by Junichi Hirai

レース海面は軽風ながらも風の強弱があり、ブローエリアをいかにつかめるかが鍵となりました。海面はフラット。だれもが走りやすいコンディションですが、冷静に風を見極める必要があります。

最終レースの緊張もあり、スタートから大きく崩す上位選手も出てきました。この大会は選手権ではなく、国際大会へ出場するナショナルチーム選考が 目的です。成績が良いにこしたことありませんが、ボーダーラインを越えてナショナルチームに入るのが第一関門。さらに、希望する国際大会(人数、性別制 限)の条件をクリアしてメンバーに入れるかが第二関門となります。

選手たちがこうしたことを考えてレースを組み立てているのか分かりませんが、応援する保護者やコーチは手に汗を握って最終レースを見守っていたに違いありません。こうした緊張の漂うヨットレースを編集長は、OP選考以外で見たことがありません。

最終結果は次の通りです。OP級ナショナルチーム選考では、閉会式後、成績発表時におこなわれる内定式で、上位成績の選手から順番に前に出て、希 望する大会を指定していくのが慣習です(出場権利を辞退するときも自ら発表します)。今回は、ポルトガル世界選手権、イタリア欧州選手権、スリランカ・ア ジア選手権の3大会のナショナルチームが内定しました。

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世界選手権出場選手 6月25〜7月4日 ポルトガル
菅澤龍佑、内貴航路朗、抜井理紗、前田海陽、服部陸太

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欧州選手権出場選手 7月15〜22日 イタリア
佐々木マールトン星和、嶋倉照晃、鈴木亮太朗、小林奏、池田海人

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アジア選手権出場選手 5月28〜6月5日 スリランカ
谷口美羽、北原頌子、大槻多恵美、元尾帆斗、安永昂生
磯辺壱心、小菅 楓、須田英実子、中川大成、長谷川真大

※毎年、ナショナルチームが出場している北米選手権は、まだレース公示(エントリー内容)が発表されていないため、後日、北米ナショナルチームが決まります。

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最終日、前日と変わって穏やかな中を出艇していきました。photo by Junichi Hirai

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フィニッシュ後、クラブ旗を掲げて走る、選考トップ通過の菅澤龍佑選手(2015年全日本4位、2015年欧州ナショナルチーム)。photo by Junichi Hirai

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2016年ナショナルチーム選考・最終成績

◎2016JODAナショナルチーム選考会
http://2016jodafinal.jimdo.com/
◎バルクヘッドマガジン・フェイスブックで編集部が撮影した一部写真を公開しています
https://www.facebook.com/bulkheader

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/category/news/


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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