小川和幸info
遂に稲村クラシック2015が開催か!
2015.08.20
伝説のビッグウェイブコンテストの「稲村クラシック2015」は、すでに8月20日からウェイティングに入っている。
その稲村クラシック2015がいよいよ今度の日曜日(8月23日)に開催される可能性があるとして、あす8月21日(金)からウェイティングに入ることが、さきほどの実行委員会にて決定した。
稲村クラシックは、「ナガヌマクラシック」から「稲村クラシック」と大会名が変更されて開催された1989年から24年ぶりに2013年9月26日に開催されたのは記憶に新しいと思う。
そのときの大会は、24年ぶりということもあり、まさに伝説に残る大会となり、TVからラジオまで、多くのメディアとギャラリーで多いに盛り上がっていた。
また、前回優勝した第4代チャンピオンの大橋海人プロは、湘南茅ヶ崎出身で、彼の父親も、この稲村ケ崎でサーフィンの腕を磨いていたので、とても感慨深かったことを覚えている。
今年は、台風の当たり年か、というくらいに台風が次から次へと発生していて、しかも台風が続けて2つできることも多く、各地で被害も出てしまっていることが残念だが、それでも、この夏は比較的波が続き、いつもの夏とは違う満足感を感じているサーファーも少なくないと思う。
今回も、台風15号と台風16号がほぼ同時に発生し、ちょうどきょうから非常に強い台風15号からの南~南東寄りのうねりが一気に強まり、また、大型で非常に強い台風16号からの南東寄りの強いうねりも加わり、どこも大きくサイズアップしてきている。
このうねりは、あす以降もさらに強まり、この週末は、太平洋側の多くの場所でハードでクローズすることが予想されている。
ただし、稲村ケ崎は、ほかの場所がクローズしてから真価を発揮する場所で、台風からの大波が到来すれば、そこはビッグウェイブポイントとして、歴史が刻まれている。
そうした場所でも、過去にまだ4回しかこのビッグウェイブコンテストは開催されていない。
つまり、それだけビッグウェイブにこだわり、格式高い大会となっていることがわかる。
台風16号は23日(日)の後半から24日(月)にかけて関東の南東海上を通過する予想となっているので、おそらく23日(日)がピークとなることが考えられる。また、24日(月)だと台風が近すぎて、北寄りの風が強まり、うねりも抑えられてしまう可能性もある。
これらのことを受けて、23日(日)の開催が予想されている。
(8月23日(日)午前6時予想天気図)
今後、台風の動き次第では、予想が大きく変わる可能性もあるので、今後の台風の動きには十分に注意しておく必要がある。
ちなみに23日(日)に開催するか否かは22日(土)の午前中に実行委員会で決定され、大会HPにて公式発表される予定だ。
また、最終的な判断は、大会当日の朝に波の状況を見て最終決定されることとなっている。
今回は、どんなドラマが待っているのか、とても楽しみだ。
開催されることを期待して、あすからの台風の動きをチェックしておこう。
詳しくは、以下の大会HPをご覧ください。
なお、大会記念Tシャツもあるので、ぜひご購入されるの良いと思う。
Tシャツやポスターは大会HPより購入できます!
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。