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【速報】リオ五輪470級男子代表は、土居一斗/今村公彦に決定!/バルクヘッドマガジン

2015.07.07

7月4日、デンマーク・オーフス「470級ヨーロッパ選手権」最終日は男女とも最終メダルレースがおこなわれ、チームアビームの土居一斗/今村公彦が松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド)を逆転し、リオ五輪日本代表を決めました。(BHM編集部)

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何度も後方を振り返り勝利を確信した瞬間の土居一斗/今村公彦。チームアビームはドラマのような逆転劇を見せました。photo by Junichi Hirai

昨日同様、オーフスの海上は風弱く、約2時間の陸上待機。その後、弱い風が安定して入るようになり、男女とも微風の戦いとなりました。注目の470級男子 は、スタート前からお互いに牽制し合います。スタートライン中央についた土居一斗/今村公彦(チームアビーム)を狙うように松永鉄也/吉田雄悟(スリーボ ンド)が接近しました。スタートはイーブン。若干スピードを持った土居/今村がバウ先を出しました。

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風下にアビーム、風上にスリーボンド。スタートの瞬間、若干スリーボンドが遅れたように見えました。photo by Junichi Hirai

左海面を使いながら中盤はタッキングマッチとなり、日本2チームはポジションを奪い合います。2艇の戦いはポートタックのレイラインまで伸びて、少しずつ前に出た土居/今村がリード。1上マークを8位、松永/吉田は10位で回航しました。

風はさらに弱まり、レースができるかできないかギリギリのコンディションとなります。土居/今村がリードを広げますが、この順位ではリオ五輪代表 ラインには足りていません。土居/今村は、コース中央を左から右に横断し、弱いパフを追いかけます。このダウンウインドで2艇を抜いて1下マークでは6位 へアップ。得点計算上重要となるフランスをここで追い抜きました。

松永/吉田は風をつかめず10位回航します。二度目のアップウインドでは、松永/吉田をルーズにカバーしながらポジションを保守。2上マークでは混戦ながらも5番手。松永/吉田は9番で回航しました。

最終ダウンウインドで土居/今村は即ジャイブで左海面を選択。薄い、薄いブローを拾って1艇を抜き、4位でフィニッシュ。松永/吉田は追いつくことができないまま10位フィニッシュ。土居一斗/今村公彦のリオ五輪日本代表が決定しました。

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総合8位 土居/今村
(54+1-8)÷54×100=87点(+ボーナス5)=92点
一次選考97点+二次選考92点=189点
総合10位 松永/吉田
(54+1-10)÷54×100=83点
一次選考102点+二次選考83点=185点
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第1レグで後手となってしまった松永鉄也/吉田雄悟。photo by Junichi Hirai

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交差するチームアビームvsスリーボンド。photo by Junichi Hirai

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リオ五輪代表を決めた土居一斗(23歳)/今村公彦(31歳)。両選手とも初のオリンピックです。おめでとう!photo by Junchi Hirai

470級ヨーロッパ選手権 女子最終成績 参加48艇
ゴールドフリート
1. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 19p
2. SLO Tina Mrak / Veronika Macarol 45p
3. USA Anne Haeger / Briana Provancha 49p
4. FRA Camille Lecointre / Helene Defrance 51p
5. GBR Sophie Weguelin / Eilidh McIntyre 57p
6. GER Annika Bochmann / Marlene Steinherr 69p
7. NED Afrodite Kyranakou / Anneloes Van Veen 70p
8. ESP Marina Gallego / Fatima Reyes 72p
9. GER Nadine Boehm / Ann-Christin Goliass 75p
10. JPN 山口祥世/畑山絵里 77p
12. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 64p

470級ヨーロッパ選手権 男子最終成績 参加60艇
ゴールドフリート
1. USA Stuart Mcnay / David Hughes 47p
2. GER Ferdinand Gerz / Oliver Szymanski 54p
3. AUS Mathew Belcher / Will Ryan 58p
4. GRE Panagiotis Mantis / Pavlos Kagialis 69p
5. RUS Pavel Sozykin / Denis Gribanov 71p
6. GBR Luke Patience / Elliot Willis 78p
7. ARG Lucas Calabrese / Juan De La Fuente 81p
8. JPN 土居一斗/今村公彦 86p
9. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 86p
7. JPN 松永鉄也/吉田雄悟 89p
27. JPN 市野直毅/長谷川孝 127p
シルバーフリート
15. JPN 飯束潮吹/八山慎司 146p

◎470European Championship
http://2015europeans.470.org/en/default/races/race
◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
https://www.facebook.com/bulkheader

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/category/news/


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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