小川和幸info
全日本ライフセービング種目別選手権大会2日目
2015.06.15
13日(土)に続き、14日(日)も、愛知県知多郡南知多町にある内海の千鳥が浜海岸にて、全日本ライフセービング種目別選手権大会が開催され、無事終了いたしました。
14日(日)は、朝は雲が多く、南海上に停滞していた梅雨前線の北上による影響で、午後にかけて雨がパラつき、気温もぐっと下がり、肌寒いことが予想されていましたが、実際には、途中晴れ間ものぞき、南東寄りの風が吹き続いて、13日(土)に比べると日差しがない分多少気温も低く、肌寒く感じるときもありましたが、雨の心配もなく、うねりも穏やかで、順調に競技を進めることができました。
まずは、朝一発目の競技として、午前7時30分には2kmビーチラン(男子)が行われ、午前10時ころの干潮に向けて潮が大きく引いているビーチ際を男子予選に参加した選手たちが力強く走り、午後に行われる決勝進出者が決定いたしました。
また、続いてビーチでは、ビーチフラッグス男子の2次・3次予選に続いて男子・女子の準決勝までと、
ビーチスプリントの男子・女子それぞれの準決勝、そして決勝が午前中のうちに行われました。
海上では、オーシャンマン・オーシャンウーマンの予選、オーシャンマンの準決勝、
ボードレースの男子・女子の準決勝、サーフスキーの決勝が行われました。
ちょうどお昼には、きのうに決勝まで行われたサーフレースと、直前に行われたサーフスキーレースの表彰式が行われました。
また、その前には、いつも朝早くからマークブイ打ちや、海上の各エリアのセッティング、さらには競技中の安全管理などを担当する完全課のメンバーによる、IRBやマリンジェットによるレスキューデモンストレーションが行われ、日々トレーニングを重ねている成果を、目の前で見せていただき、こうした日々行われているトレーニングや訓練により、何かあった場合でも、迅速な対応がいつでもできる、ということが確認でき、会場全体により安心感、そして彼らに対する敬意が表されていました。
午後は、いよいよボードレースの男子・女子決勝、
そして、ビーチフラッグスの男子・女子決勝、そしてオーシャンマン・オーシャンウーマンの決勝、最後に朝に行われた2kmビーチランの男子、および女子の決勝がそれぞれ行われました。
どの競技も決勝まで残っている選手たちによる戦いは、さすがにそれぞれにレベルの高く、それだけに応援にも熱が入り、それぞれの競技が行われているエリアでは、多くのギャラリーや仲間たちによる応援合戦などもあり、会場全体がひとつになった瞬間が何度もありました。
競技中には、内海観光協会の方々のご協力により、カニ汁が用意され、肌寒い会場を一気に暖めていただきました。
今回、はじめて大会前日から入り、大会終了まで現場で対応させていただきながら、ライフセービングの大会にオフィシャル気象情報提供という形で参加させていただき、選手はもちろんですが、運営されているスタッフの方々がとても明るく、なおかつ、安全面に対する姿勢や、この夏に行われるパトロールを前にしたトレーニングの成果を見せるべく、各チームのまとまりと、それを支えるスタッフの団結が垣間見ることができ、こうした彼らにより、安全な海が守られ、いざというときにもとても頼もしく、全員がそれを誇りに思いながら日々のトレーニングにあたっているということが改めて確認することができました。
これから夏を迎え、それぞれの海水浴場での業務にあたることとなると思いますが、安全に、そして楽しい夏を迎えられるのも、彼らのおかげであり、また、夏以外でも、彼らの心の中には、日常の中でも、”安全管理”というキーワードが常に刻まれ、そうした熱い情熱が、彼らがいることにより、われわれ一般市民の心にも、広く伝わっていくことと思います。
大会関係者の皆様、そして内海観光協会の皆様、地元の方々、そして日本ライフセービング協会関係者の皆様、本当にありがとうごさいました。
また、これからもよろしくお願い致します。
オフィシャル気象予報士:小川和幸
試合結果については、日本ライフセービング協会facebookをご覧下さい。
https://www.facebook.com/JapanLifesavingAssociation?fref=ts
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。