小川和幸info
レスキューミーティング
2015.06.13
全日本ライフセービング種目別選手権大会が開催されている知多郡南知多町中学校にて、大会に参加しているライフセーバーを対象に「レスキューミーティング」が行われた。
これは、彼らのパトロール業務が始まる夏を前に、もう一度彼らの業務に対する意識や確認事項をみんなで共有し、より事故防止に努め、いざというときにも迅速に、なおかつより安全に命を救い、ひとつでも事故を減らしていこうという趣旨のもと、行われていることのひとつである。
今回は、業務の範囲やその補償される内容等の確認を今一度各クラブ内にて行うことの必要性や、ライフセーバーであれば誰でも起こりうる参事ストレスについて、また、要救助者を発見してから、救助にいたり、さらには救急救命士に伝えるべく命のリレーをひとつでも多くアクションを起こすことによって、より早く迅速に病院へ搬送できるようにできないかという提案など、現場で繰り広げられている彼らの細かい業務の中でも、ひとつでも改善し、命を救えるものであれば救っていこうという、とても命に対する意識の高い彼らならではのアイデアを、みんなで出しあい、共有していこうというとても濃く充実した内容であった。
普段からトレーニングをしている中で、彼らの命に対する意識の高さを改めて認識するとともに、夏場だけでも、限られた環境の中で、精いっぱいできることをひとつでも改善し、社会貢献していこうという、ライフセービングの原点を常に考えていることを改めて確認することができた。
彼らの貢献度が高いことをもっと社会にアピールできればと思う。
また、彼らとの連携が公的機関とともに、一般市民の方とも図れるよう、このような勉強会などがあればと思う。
この夏も、ひとつでも事故を少なくし、楽しく安全な夏を迎えられればと思う。
最新記事
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。