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奄美大島と喜界島をカヌーで結ぶ航海に成功しました!/白畑瞬

2017.09.04

今日から奄美は旧暦のお盆ですね!
僕もご先祖様とじいちゃん姉ちゃんをお迎えにお墓へ行ってきました(^^)
本日日曜日ですが海のクラブ活動もお休みにしてゆっくり過ごしているところです~!
皆さんも今日から送り盆までは海での事故に気をつけてすごしてくださいね!

さて、ちょうど一週間前ですが6人乗りのアウトリガーカヌー(片方にもうひとつ舟艇のような浮きが着いてるカヌー)で

漕いで行ってきました!喜界島!!

約140キロの航海 

朝仁海岸を出発して赤尾木まで30キロそこから担いで道を渡り森を抜け太平洋側のビラビーチから喜界島を目指し、次の日に

往復して同じルートを漕いで朝仁海岸まで漕いで帰るという挑戦!

奄美版24時間テレビ(^^)

参加メンバーはアマニコカヌークラブと地元のフリムン同好会や青年団、同級生と喜界島のみなさんが集まり

この日の為に7月8月練習をしてきました!

最初決めていた日程が台風で延期になり、急遽きまった日程が合わずに参加できない

カヌークラブの仲間もいましたが地元のフリムン同好会の皆さんや喜界島からの参加があり、当日の天気も神様が渡りなさいと言っているかのような穏やかな海上予報だったので出発することを決めました。

今回の喜界島チャレンジには僕自信思い入れがあってどうしても今年行きたいと思っていました。

初めて島から島に渡ったのがちょうど10年前の同じ8月末であの時は親に内緒で渡って帰ってきた後に報告したのを覚えています。

その時初めて人力で渡った島が喜界島でした。

喜界島に着くと海岸にいた80歳ぐらいのおばあちゃんに奄美から漕いできたと話すとすごく喜んでくれてコーラーをいただきました。
そして監視員していたおじちゃんに軽トラでカヌーと僕達を乗せて送ってくれました。
うれしかったな~(^^)

それから10年の間で2011年と13年と今年の4回目の横断

2013年の横断では沖縄から与論島、沖永良部島、徳之島、奄美、喜界島と一人乗りのアウトリガーカヌーで結ぶことができました。

目的は海の道を漕ぐことで、海を渡っていた先人の情熱を感じ、誇りを再確認したり島の良さに違う角度から気づいたりすることです。

そして今回は朝仁海岸からのスタートを決めました。
もちろん車で太平洋まで運んでそこから漕ぎ出せば半分の距離で行くことができます。
でも昔は舟が交通手段でした。
それを再現したかったんです。。

奄美の東シナ海から太平洋側に移動する手段は岬を回るだけじゃないと昔の人の知恵を知りました。

奄美で海と海をつなげる道があったんです。

昔の人たちが舟を担いで移動していた一本道が森の中にあってそれを抜けるとそこには太平洋側が広がっています。

そして再現することができました!!

6人乗りのカヌーを進める大変さや二日間で140キロの距離にカヌーを担いで歩く大変さ
とても苦しみましたが応援に駆けつけてくれたり、少しでも時間を作って漕いでくれたり
その苦しみを分担して力に変えるのも6人乗りカヌーの魅力だと
感じました!

ちょうど舟漕ぎ祭りも終わり、鍛え上げられた体だからこそみんなで漕ぐことができたと思います。
もしかすると舟を漕ぐ祭りもそこに向けて練習することも昔は航海にでる準備だったのかな?(^^)

喜界島に着いたときの興奮がいまでも冷めません。。

港で大きく旗を振ってくれたり音楽で迎え入れしてもらったり太鼓の音が聞こえたときには感動しました。



そして夜は親睦会を開いてくれて喜界島の唄も聞けて本当に最高の夜になりました。。

みんな楽しすぎて11時まで飲んでしまいましたが次の日の朝6時には行くぞっとという顔で

元気良く喜界島をあとに奄美大島まで漕ぎました。

喜界島サバニののりさん、やーにんじゅのみなさん、迎え入れから送り出しまで本当にありがとうございました!!

来年もまた挑戦します。。

そしてこれを年間行事にして大きな祭りにしようと新たに約束をしました(^^)

奄美と喜界島を大きな虹でかけてカヌーで結ぶ島へ!!!

10年後どんな未来が待っているか楽しみです(^^)

最後に
みんなが安全に航海できたのもエスコートボート船外機を操縦してくれた兄ちゃんやみつあきさんそして車サポートの小夏さん
の協力があったからです。




※海上保安部への連絡をしています。
天候を間違えるとものすごく危険な航海になりますのでけして安易に考えないようにお願いいたします。
今回はハワイの海峡を6人乗りで何度も航海したみーさんとこれまでの経験をもとに行った挑戦になります。

 

Amanico奄笑ブログより

http://amanico1.amamin.jp/e666481.html


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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