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小川和幸info

台風15号の今後!

2017.08.29

iphone限定の海専門の気象アプリ「Islands Watch」によると、29日(火)午後6時現在、小笠原近海を北へ向かって20km/hで進んでいる大型の台風15号は、今後はさらに発達しながら北北西へ進み、あすの夕方には小笠原諸島へ接近する恐れがあります。

(8月30日(水)午前9時予想天気図)

8.30

(8月31日(木)午前9時予想天気図)

8.31

その後、31日(木)はさらに発達しながら速度を落とし、9月1日(金)にかけて進路をゆっくりと北へ変え、2日(土)には速度を徐々に上げながら北北東へ進み、夜には関東の南東海上を抜けていき、3日(日)にはさらに速度を上げながら関東の東海上を北北東へ進んで夜には北海道の東海上へ達する見込みです。

(9月1日(金)午前9時予想天気図)

9.1

(9月2日(土)午前9時予想天気図)

9.2

(9月3日(日)午前9時予想天気図)

9.3

(9月4日(月)午前9時予想天気図)

9.4

早ければ、あすには台風15号からの南東寄りのうねりが東日本から西日本にかけての太平洋側で徐々に反応しはじめ、31日(木)にはさらにうねりが強まってきそうです。

湘南では、あすは今日同様に南寄りの風が日中入りそうなので面を乱してしまいがちですが、31日(木)になれば北~北東寄りの風に変わり、面は整ってきそうです。

ただし、31日(木)の夕方から北~北東寄りの風が強まりだし、9月1日(金)から2日(土)にかけては台風の進路にもよりますが、今のところさらに北~北東寄りの風が強まってきそうなので、うねり自体は多少抑えられてしまうでしょう。

でも3日(日)になれば北~北東寄りの風は弱まってきそうなので、うねりの反応は再び良くなりそうです。ただし、前日まで抑えられてしまうことを考えると、うねりの反応が良くなったとしても、夕方にはスモールになってしまう可能性もあります。

今のところ、うねりのピークは9月1日(金)~2日(土)にかけてだと思われますが、台風の進路次第では、うねりが抑えられてもっと早くダウンしてしまう可能性もあります。また逆にうねりがさらに強まりハード、もしくはクローズしてしまう可能性もあります。

今後の台風情報には十分に注意しつつ、常に最新の情報をチェックし続けましょう!

情報提供:WATER KIDS JAPAN

小川和幸気象予報士

8月29日(火)午後9時発表


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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