小川和幸info
今週末の気象情報!
2017.07.13
きょう九州南部でも昨年よりも5日早い梅雨明けが宣言されました。これで沖縄、奄美に続いて九州南部も真夏へ突入です。
梅雨前線も九州よりも北部へ北上し、東北付近に梅雨前線が停滞しているために、東日本でも暑く真夏のような日が続いているようです。
自分がいる奄美では、梅雨明け宣言される前からかなり暑い日が続いていますが、その梅雨前線に向けて吹く風が梅雨明け直後には通常では1週間以上吹き続けているのですが、今年はあまり吹く日が続かず、吹いても半日のみで終わってしまうという日も多く、期待していたかーちべいもあまり吹かない年となっていました。
でも、それとは裏腹に湘南などでは連日南寄りの風が吹いているようで、思わぬプレゼントをもらったウインドサーファーなども多いのではないでしょうか。
さて、いよいよ今週末は3連休という方も多いかと思いますので、気になる気象についてお知らせいたします。
まず、15日(土)ですが、梅雨前線は依然として日本海付近に停滞し、西日本から東日本にかけて広く南海上に中心を持つ高気圧に覆われそうです。
(7月15日(土)午前9時予想天気図)
その影響で、西日本から東日本にかけての太平洋側では、南~南西寄りの風が吹きそうです。特に湘南などでは、午後にかけて南~南西寄りの風が吹き、特に午後は8m/sかそれ以上の風が吹いてきそうです。
波も高気圧からの吹き出しや、熱帯低気圧からの南~南東寄りのうねりが多少反応する可能性もあり、風波ながらもウインドサーフィンやサーフィンは多少遊べるようになるでしょう。
16日(日)も引き続き梅雨前線は日本海付近に停滞しそうです。
(7月16日(日)午前9時予想天気図)
西日本から東日本にかけては南寄りの風が入りやすいでしょう。
特に湘南などでは午後にかけて南~南西寄りの風が多少強まり、6~8m/s程度は吹く可能性があります。
熱帯低気圧からの南東寄りのうねりは弱まりつつも、南寄りの風波は何とか続くでしょう。
17日(月)は、西日本では梅雨前線は北上したままですが、東にほんでは多少南下してくる見込みです。
その影響で天気は下り坂で雲も多くなるでしょう。
(7月17日(月)午前9時予想天気図)
風は、前線の位置次第ですが、午前中は北~北東寄りで、午後には南寄りに変わってきそうですが、いずれもあまり強まることはないでしょう。
南寄りの風波も何とか続きつつも弱まってしまうでしょう。
ちなみに奄美地方では、15日(土)は、高気圧からの吹き出しにより南~南西寄りの風が多少吹きやすいでしょう。日中は多少強まる可能性があります。
16日(日)は、高気圧に覆われ、弱い南寄りの風が吹く程度でしょう。
17日(月)は、高気圧からの吹き出しで、多少南~南西寄りの風が強まる可能性があります。
以上です。
今週末の3連休はどこもお天気は良さそうなので、海では混雑が予想されます。
ルールとマナーを守って安全に楽しくマリンスポーツを楽しみましょう!
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
7月13日(木)午後9時発表
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。