小川和幸info
あすからの気象情報!
2017.07.03
あすからの気象情報についてお知らせいたします。
まずは台風3号からの情報からです。
きょう7月3日(月)午後6時現在、東シナ海で奄美大島の西海上を北北東へ約35km/hで進んでいる台風3号の中心気圧985hpaで、中心付近の最大風速30m/sで、今後もこの勢力を維持しながらさらに北北東へ進み、あすの朝には長崎県付近へ上陸する見込みです。
その後は多少勢力を落としつつも九州、四国を縦断しながら速度を多少上げて東寄りへ進み、あす4日(火)の夕方から夜には関西地方から東海地方へ達する可能性があります。
また、さらには4日(火)の夜から5日(水)の朝にかけては関東付近へ達する可能性もあり、5日(水)の昼には、もしくは午前中には熱帯低気圧になりつつ東海上へ抜けていく可能性があります。
この台風3号の影響で、あす4日(火)の朝から5日(水)の朝にかけて、九州から関東にかけて広い範囲で大雨などの注意が必要です。
(午後6時発表台風3号予想進路図)
あす4日(火)から5日(水)の朝にかけては、九州から関東にかけての太平洋側では南西~西寄りの風や波が強く、ジャンクとなってしまいそうです。
また、特に台風が近づくにつれて風も強まり、15m/s以上吹いてくる可能性もありますので十分な注意が必要です。
ただし、台風の通過後には西~北西寄りの風となり、徐々に落ち着いてきそうです。
なお、台風は不確定要素が多く、大きく予報が変わる可能性もありますので、常に最新の台風情報をチェックしつつ、今後の動きには十分な注意が必要です。
(7月4日(火)午前9時予想進路図)
(7月5日(水)午前9時予想進路図)
6日(木)以降は再び前線が南下して、日本付近に停滞しそうです。ただし、あまり活発にはならない見込みなので、場所によっては太陽が出る日もあるでしょう。
6日(木)~9日(日)にかけては、台風による南西寄りの風波はさらに弱まりそうですが、東海上の高気圧の吹き出しなどによる東~南東寄りのうねりの反応が良くなるでしょう。
(7月6日(木)午前9時予想進路図)
(7月7日(金)午前9時予想進路図)
(7月8日(土)午前9時予想進路図)
(7月9日(日)午前9時予想進路図)
ちなみにすでに梅雨明けしている奄美地方では、きょうは台風の影響もあり、南寄りの風が吹き続け、雲は多かったもののときおり青空も見え、良いウインドサーフィン日和となっていました。
また、あす4日(火)は台風3号による南~南西寄りのうねりが反応してきそうです。ただし、高気圧の吹き出しによる南~南西寄りの風も強まりそうなので、面は乱されてしまうかも。風をかわす場所を選んだ方が良いでしょう。
ウインドサーフィンはあすも6~8m/s程度は吹きそうなので、そこそこ楽しめそうです。
5日(水)以降は台風による南~南西寄りのうねりは弱まりそうですが、東海上の高気圧の吹き出しなどによる東~南東寄りのうねりは続くでしょう。
南寄りの風は弱まってしまいそうです。
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
7月3日(月)午後7時発表
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。