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小川和幸info

またまた台風うねりが反応しそう!

2016.08.09

皆さんは、台風5号のうねりを楽しめましたか?

千葉以北ではまだハードな状態が続いていますが、湘南以西ではだいぶ落ち着いてサイズダウンが進んでいるようです。

ところで、新たに発生している台風6号は9日午後3時現在998hpaで中心付近の最大風速20m/sで順調に発達しながら南鳥島近海を南西に進んでいます。

このあとあすからあさってにかけて北寄りに進路を変えてさらに発達しながら北上していく見込みです。

1606-00

この台風6号からの南東寄りのうねりがおそらく12日(金)の後半ころから東日本から東海あたりにかけて反応してくる可能性があります。

(8月12日(金)午前9時予想天気図)

8.12

(8月12日(金)午後3時波予想図)

8.12.15

その後13日(土)には南西諸島から北日本の広い範囲にかけて太平洋側で反応して徐々にサイズアップしてきそうです。

(8月13日(土)午前9時予想天気図)

8.13

15日(月)には多少ハードでクローズしてしまう場所もあるかもしれませんが、台風5号に比べて多少離れた東海上を通過しそうなので、多くの場所ではそこそこ遊べるコンディションが期待できそうです。

(8月14日(日)午前9時予想天気図)

8.14

(8月15日(月)午前9時予想天気図)

8.15

おそらく15日(月)には多少スピードを上げて関東から北海道の東海上を通過しそうなので、16日(火)以降は徐々に台風6号からの南東~東寄りのうねりは落ち着いてきそうです。

(8月16日(火)午前9時予想天気図)

8.16

ただし、南西諸島の南海上には発達しそうな雲の渦が予想され、東北東~北東寄りにゆっくりと進みながら14日(日)には熱帯低気圧になり、15日(月)には新たに台風となる可能性もあります。また、16日(火)にはさらに発達しながら小笠原の西海上で停滞する可能性もあり、さらには17日(水)には新たにその東海上でもうひとつの台風が発生する可能性もあります。

(8月17日(水)午前9時予想天気図)

8.17

(8月18日(木)午前9時予想天気図)

8.18

(8月19日(金)午前9時予想天気図)

8.19

ですから、16日(火)以降はこれらの新たな熱帯低気圧や台風からの南~南西寄りのうねりなどが反応してくる可能性もあります。

台風の動きは不確定要素が大きいので、大きく予報が変わる可能性がありますので、常に最新の情報をチェックされるようにしてください。

また、これからお盆休みになる方も多いかと思いますので、サーフィンされる方は期待されると思いますが、くれぐれも台風の動きには十分に注意しつつ、無理せず、安全に楽しくサーフィンするようにしましょう。

また、そのほかのマリンスポーツをされる方も、うねりが急激に強まることも考慮しつつ、安全に楽しむようにしましょう。

なお、現在警報が発令されている場所はありませんが、明日い以降も気温がかなり高くなりそうなので、雷などの情報にもくれぐれもご注意されるようにして下さい。

 

8月9日(火)午後6時発表

情報提供:WATER KIDS JAPAN

(i-PHONE限定アプリISLANDS WATCHより)

小川和幸気象予報士


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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