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小川和幸info

あすからの1週間予報について

2016.05.27

あす5月28日(土)から来週にかけての気象について解説いたします。

i-phone限定気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」によると、あすは、きょうに関東地方の南海上を抜けた低気圧はやや発達しながら東海上へ遠ざかり、あすは東~西日本では高気圧に覆われる見込みです。

ただし、西日本では南海上に梅雨前線が再び伸びてきそうなので、お天気は下り坂でしょう。

(5月28日(土)午前9時予想天気図)

5.28

その西日本では、あすの風は、北~北東寄りの風が吹き続け、東~南東寄りのうねりは続きそうなものの、東を向いた場所では面を乱してしまうでしょう。

東日本では、高気圧に覆われそうなので天気は良く、雲は多少多いものの晴れてくるでしょう。

風は、はじめのうちは北寄りですが、日中にかけては東~南東寄りの風となりそうです。ただし、強まることはないでしょう。また、その風による波が強まることはなく、スモールなままとなってしまうでしょう。

 

29日(日)は、南海上の梅雨前線が東へ伸びてきて、九州付近の前線上には低気圧が発生しそうです。

(5月29日(日)午前9時予想天気図)

5.29

西日本では、前線や低気圧の影響で、北東~東寄りの風から南東寄りの風に変わってきそうです。また、多少強まってくる可能性もあります。

南東寄りのうねりは続きつつも面を乱してしまいそうなので、風をかわす場所を選んだほうが良いでしょう。

東日本では、はじめのうちは風はほぼ無風か多少南寄りの風が入りそうですが、面への影響はなさそうです。また、後半にかけて南~南西寄りの風が入りやすくなりそうです。面を多少乱してしまうでしょう。ただし、波はスモールなままでしょう。

 

30日(月)は、南海上に停滞している前線上の低気圧が東へ進み、午後にかけて関東の南海上を通過していく見込みです。

(5月30日(月)午前9時予想天気図)

5.30

それに伴って、東日本では北東寄りの風が1日通して吹き続けるでしょう。また、低気圧による東~南東寄りのうねりが多少強まる可能性もありますが、北東寄りの風次第では、抑えられたままとなってしまうでしょう。

西日本でも、北西~北寄りの風が吹き続け、東~南東寄りのうねりの反応が徐々に良くなってくるでしょう。

 

31日(火)は、前線上の低気圧は南東海上へ遠ざかり、東日本では一時的に高気圧に覆われそうです。ただし、西日本では高気圧に覆われつつも、大陸から南下してくる気圧の谷の影響を徐々に受けるようになってしまうでしょう。

(5月31日(火)午前9時予想天気図)

5.31

西日本では、東~南東寄りのうねりは続きつつ、後半は南寄りの風が入りやすくなりそうなので、早めがよさそうです。

東日本では、北~北東寄りの風は弱まりそうなので、抜けていった低気圧による東~南東寄りのうねりの反応が良くなってきそうです。ただし、後半は南寄りの風が入りやすくなりそうなので、まずは早めが良いでしょう。

 

6月1日(水)は、大陸から気圧の谷や前線が南下してくる見込みです。

(6月1日(水)午前9時予想天気図)

6.1

東日本では、朝から南~南西寄りの風が入りやすく、特に後半は10m/sもしくはそれ以上まで強まってくる可能性があります。風波で多少強まってきそうですが、面を乱してしまいそうです。風をかわす場所を選びましょう。

また、ウインドサーフィンは中上級者で何とか楽しめるようになるでしょう。

西日本では、北寄りの風に変わりつつ、東~南東寄りのうねりや、南~南西寄りの波が何とか続きそうです。

 

2日(木)は、気圧の谷が東海上へ抜けていく見込みです。

(6月2日(木)午前9時予想天気図)

6.2

西日本では、北寄りの風に変わり、東~南東寄りのうねりは何とか続き、南~南西寄りの波もまとまりつつも何とか残りそうです。ただし、徐々に抑えられてしまいそうなので、早めが良いでしょう。

東日本では、北寄りの風に変わりそうなので、前日に強まった南~南西寄りの風による波が何とか残りそうです。ただし、サイズダウン傾向なので早めが良いでしょう。

御前崎などの東海エリアでは、北西寄りの風が強めに吹いてきそうです。ウインドサーフィンは楽しめるでしょう。

 

3日(金)は、東・北日本では気圧の谷の影響が残りそうなものの、西日本では高気圧に覆われてくるでしょう。

(6月3日(金)午前9時予想天気図)

6.3

西日本では、南~南西寄りの波はなくなってしまいそうですが、東~南東寄りのうねりは弱まりつつも何とか残るでしょう。

東日本では、さらに北~北東寄りの風に抑えられてしまいそうなので、南~南西寄りの波はさらになくなってしまいそうです。スモールとなってしまうでしょう。

御前崎などの東海エリアでは、引き続き北西寄りの風が強く吹き続けそうです。ウインドサーフィンは中上級者で楽しめるでしょう。

 

ちなみに現在警報が発令されている場所はありませんが、低気圧や前線などの影響で発令される可能性もありますので、随時i-phone限定気象アプリの「ISLANDS WATCH」などでチェックするようにしましょう。

※ISLANDS WATCH(月額100円)は、日本全国の沖合の1時間ごとの風や波予報、1週間先までの3時間ごとの天気図、そのほか潮汐情報や天気予報などを見ることができます。

APP STOREよりダウンロードできます。

 

5月27日(金)午後6時発表

情報提供:WATER KIDS JAPAN

代表 小川和幸気象予報士


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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