小川和幸info
WATERMAN LEAGUE VICTORIA CUP 2016 3日目!
2016.05.15
きょうも逗子海岸にてWATERMAN LEAGUE VICTORIA CUPの3日目が開催されました。
昨日同様に朝からお天気も良く、青空に覆われ、朝は北~北東寄りの風が多少強めに吹いていて、沖合では多少白波がたっていましたが徐々に弱まり、うねりもなく、レースとしては良いコンディションとなっていました。
きょうはJAPAN CHALLENGEとして6kmレースのほか、3kmおよび1.5kmが行われ、約300名近くの参加者で多いに賑わっていました。
まずは6kmレースが行われました。
まだ沖へ出ると北~北東寄りの風が多少強めに吹く中、約100名のレーサー達が一斉にスタートしました。
スタート直後からトップでレースを引っ張っていたのは石垣島からの参加の松本晃一選手で、徐々に後ろとの差を広げ、順当な走りで、好調に飛ばしていました。
また、その松本選手にくっついて走っていたのは、宮城海人選手で、彼はU-19クラスの有望格で、今後が期待されている若手の一人です。
この二人がレースを引っ張っていましたが、3週目に入ったところから松本選手スパートをかけ、すぐ後ろにいた宮城選手との差を広げていって、最後にはダントツでトップフィニッシュを決めました。オープンクラスでの優勝は松本選手でした。
そして、後ろの宮城選手も松本選手を追う形で最後まで走り続け、見事に2位でゴールしています。そして3位には西川浩幸選手が入りました。
女子のオープンクラスでは、きのうまでのロングディスタンス10kmレースやスプリントレースで世界のトップ選手たちと堂々と戦っていた横山貴代選手が見事に優勝を飾っています。
また2位には長田雅子選手、そして3位には荒川知詠子選手が入っています。
またインフレータブルクラスでは、男子では新宅一斗選手が優勝して、2位には山田真良選手、3位には田口吸類選手となっています。
女子ではベテランの照山幸子選手が優勝しています。
そして2位には斉藤麻有子選手、3位には小貝実佑選手が入っています。
次に行われたのは1.5kmと3kmレース。
ここでは多少風も弱まっていましたが、それでも選手たちにとっては北~北東寄りの風に行く手を阻まれ、途中で苦しい走りをしいたげられていましたが、多くの選手が見事に完走しています。
3kmオープンクラス男子では、優勝は宮城海人選手、2位は菊池太選手、3位は平井達也選手でした。
3kmオープンクラス女子では、照山幸子選手が優勝、2位には荒川知詠子選手、3位は西澤浩子選手でした。
3kmインフレータブルクラス男子は、優勝は山田真良選手、2位は梅津和彦選手、3位は斉藤裕信選手でした。
3kmインフレータブルクラス女子は、優勝が梅津美香選手、2位が後藤幸子選手、3位は篠塚由紀子選手でした。
1.5kmオープンクラス男子の優勝は、CHAIVIDHI PUNGTHO選手、2位が熊谷辰之介選手、3位が松本茂選手でした。
1.5kmオープンクラス女子の優勝は、中瀬啓子選手が優勝で、2位は滑川織美選手、3位は松永綾子選手でした。
きょうはレースのほかに各種イベントも多く行われ、ビーチヨガをはじめ、子供たちには宝探しやキッズファンレースがありました。そしてSUPの体験会や試乗会もありました。
また、海が初めての子供たちに向けて、毎年開催されているNakama Kaiというキッズプログラムが開催され、SUPをはじめカヌーやアウトリガーカヌー、そして着衣泳なども行われていました。
この3日間をとおしてお天気も良く、海ではうねりもなく、風は多少吹いていましたが、荒れることも無く、怪我もなく安全に楽しい3日間となっていました。
世界からは昨年よりもさらに多くのトップ選手たちが来日し、ここ逗子海岸で世界のレースを間近に見ることができ、また、彼らに真向から挑む日本人選手たちの熱き戦いも見ることができました。
SUPは誰もが気軽に楽しめ、レースのほかクルージングやウェイブ、そして釣りや最近ではフィットネスとして使われてきていて、SUPヨガも盛んになってきています。今後はそうした使い方の幅がさらに広がっていく可能性も秘めています。
男性も女性も、そして年齢も関係なく始めることができるスポーツとして今最も注目されているスポーツのひとつです。
こうしたイベントが開かれることにより、さらにSUP人口が増え、そしてレースやウェイブなど、いろいろな大会やイベントが開催され、さらに盛り上がってくれることを願っています。
今回大会を開催するにあたり、VICTORIA様をはじめ各スポンサーの皆様には心より感謝するとともに、選手やその関係者、そして大会を盛り上げるために1年前から準備などをしてきた大会運営関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
来年もさらに盛り上がる大会となるよう、心より願っています。
文・写真:OCEANS MAGAZINE
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。