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小川和幸info

WATERMAN LEAGUE VICTORIA CUP 2016 2日目!

2016.05.15

きのうから逗子・葉山にて開幕しているWATERMAN LEAGUE VICTORIA CUP 2016はきょう2日目を迎えました。

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きょうも朝から雲は多少あったものの青空に覆われ、1日とおして暖かい日差しのもと、スプリントレースが行われました。

風は北~北東寄りの風が吹いていて、スプリントレースが始まるころには4~6m/s程度吹き、沖合ではウインドサーフィンがプレーニングするほどの風が吹いていました。

このスプリントレースは、岸近くに3つのマークが打たれ、そのマークをM字に回る、全長500mの短距離レースです。

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短い距離の中で、北~北東からの風はレース中に大きな影響を及ぼし、それらの風をいかに克服して、スタートからゴールまで気を緩めることはなく走り続けられるかが大きなポイントとなっています。

まずはメンズからのスタート。

第1ヒートには昨年の優勝者であるKAI LENNY選手が出場し、第1マークまでのスタートダッシュは目を見張るスピードを見せつけ、まずは余裕のゴールで、順当に次へ駒を進めています。

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また、そのほかCONNOR BAXTER選手や、CASPER STEINFATH選手、MO FREITAS選手など、海外選手は順当に次へ駒を進めています。

そうした中で健闘していた日本人選手であるケニー金子選手や吉田竜平選手、村林知安選手などもクオーターファイナルまで進んでいました。

でも、次のセミファイナルへ進めたのはケニー金子選手だけで、惜しくもそれ以外の日本人選手は姿を消すことになってしまっていました。

海外選手の中で唯一残ったケニー金子選手は、ファイナルまで残るだけの実力はあるだけにかなり期待されていましたが、惜しくも5位でフィニッシュして、あと少しのところでファイナルへの道が閉ざされてしまいました。

9位から16位までの順位決定戦でも、何とか最後の力を絞って臨んだものの、5位でフィニッシュしてスプリントレースでは13位に終わっています。

でも、これだけの海外の強豪選手の中で惜しくもファイナルへは進めませんでしたが、彼の実力が十分に証明されたレース展開で、これからが非常に楽しみな結果となっていると思われます。

さて、ファイナルへ進んだのは、昨年の優勝者であり、絶大な人気を残るKAI LENNY選手、JAKE JENSEN選手、ZANE SCHWEITZER選手、ARTHUR ARUTKIN選手、CASPER STEINFATH選手、CONNOR BAXTER選手、MO FREITAS選手、JAMES CASEY選手の8名です。

まずここまでスタートダッシュで好調だったKAIが飛び出すとともに、同じくここまでダントツのスピードダッシュを見せていたCASPERも弾丸のように飛び出していました。

また、それに負けないくらいのスピードで飛び出したのがMOです。第1マークを最初に回ったのはMOで、すぐ後ろに続いてCASPER、KAIがついていました。

そのまま第2、第3マークまで同じような展開を見せていて、この3名の争いがゴールまで続くことが予想されました。

第3マークを回り、ゴールまでの直線でCASPER猛烈なラストスパートをかけてスピードアップして、MOに並び、KAIも持ち前のスピードでCASPERに迫っていました。

その後CASPERのスピードはさらに増したところでMOを遂に抜き去り、そのままのスピードでゴールへ突き進み優勝!

KAIもMOと並んで波打ち際まで突進して、CASPERが先にゴールをした直後に、最後のビーチランでKAIがMOを抜き去り、見事にKAIは2位でフィニッシュしました。

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レディースでは、ANGELA JACKSON選手が確実なスピードとマーク回航で力強い走りを最後まで見せつけ、トップでフィニッシュして、それに続いてFIONA WYLDE選手が2位で、そしてCANDICE APPLEBY選手が3位に入っています。

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日本の横山選手、堀越選手、佐藤選手、伊勢田選手もファイナルまで進み、健闘していました。

今回のWATERMAN LEAGUE WORLD SERIESでは、きのうのロングディスタンスで3位に入り、きょうのスプリントレースで見事に優勝したCASPER STEINFATH選手が見事に総合優勝を果たしています。

総合2位にはきのうのロングディスタンスで優勝しましたが、きょうのスプリントでは5位だったCONNOR BAXTER選手で、総合3位には、きのう4位で終え、きょうも惜しくも2位だったKAI LENNY選手でした。

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女子では、きのうのロングディスタンスで2位に入り、きょう優勝したANGELA JACKSON選手が総合優勝で、きのう見事にロングディスタンスで優勝して、きょうも惜しくも2位だったFIONA WYLDE選手が総合2位、きのう3位できょうも3位だったCANDICE APPLEBY選手が総合3位となっています。

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あすは、最終日を迎えますが、JAPAN CHALLENGEとして6km、3km、1.5kmレースが行われます。

また、海外のトップ選手と一緒に走れるチャンスもありそうなので、とても楽しみです。

天気はきょう同様に大きな天気の崩れはなく、風もあさのうちは北東寄りの風が強そうですが、午後に向けて徐々に弱まりそうなので、最後に笑いながらレースを楽しみましょう!

 

きょうの動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=vngERakL3T4

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文・写真・動画:OCEANS MAGAZINE

 


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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