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レッドブル・ユースアメリカズカップ日本人クルー選考、逗子で開催!/バルクヘッドマガジン
2016.04.24
4月23、24日、逗子マリーナでレッドブル・ユースアメリカズカップを目標に、日本人クルー選考がおこなわれています。2017年6月のアメリ カズカップ期間中に開催されるレッドブル・ユースアメリカズカップ。対象となるのは、この大会に出場できる19〜25歳までの選手です。今月はじめに募集 要項が発表され、出場意思を持つ11名が集まりました。(BHM編集部)
逗子で2日間おこなわれている日本人クルー選考。セーリングテストはGC32を使っておこなわれます。photo by Junichi Hirai
このクルー選考に注目してる読者は多いでしょう。ユースアメリカズカップに日本が挑戦するのははじめてのこと。このクルー選考は、アメリカズカップと日本のユース世代がはじめて結びつくトライアル・イベントです。
選考は、面接、体力測定、セーリングに分けられ、選手たちがグループになってそれぞれのテストを受けていきます。
面接では、英語で自身のセーリング歴、志望の動機等を話し、体力テストでは、昨年末のソフトバンクチームジャパン・クルー選考の一部内容が引き継 がれ、ローイングマシン、腹筋・背筋、ランがおこなわれます。動作を繰り返す単純な体力テストですが、相当にタフな内容です。セーリングは、マンマユート チームのGC32を使用し、フライング・セーリングするなかでトライアルがおこなわれます。
國米チームキャプテン(法政大4年)によれば、今回の選考で数名を選んでチームを作り、国内のトレーニング(GC32、ナクラ17やフライング ファントム等)を経て、海外レースの参戦も計画しているとのこと。また、今回、参加できなかった応募者のために、第2回クルー選考も予定されています。
いま世界では、このユースアメリカズカップを目標にするチームが動き出しています。〈ランドローバーBARアカデミー〉(GBR)は、エクスト リームセーリングシリーズに。またニュージーランドチームの〈チームチルト〉はGC32レーシングツアーに参戦予定です。日本と同じようにGC32でト レーニングことも興味深いところです。
ついに始動したユースアメリカズカップ日本チームの活動に注目です。
体力テストのラン。一定区間をテンポアップしていくリズムに合わせて往復します。photo by Junichi Hirai
腹筋。タイムを測ります。photo by Junichi Hirai
面接。五輪選手の松永鉄也が面接に加わり、緊張感のあるなかでおこなわれました。photo by Junichi Hirai
セーリングテストには〈マンマユート〉の海外チームがサポートしています。photo by Junichi Hirai
バルクヘッドマガジンより
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。