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小川和幸info

湘南では13日(水)と16日(土)が吹きそう!

2016.04.09

あすからの1週間の気象情報について解説いたします。

 

まずあす10日(日)は、南海上には前線が残り、その前線上を低気圧が通過していきますが、大きな天気の崩れはなさそうです。

(4月10日(日)午前9時予想天気図)

4.10

東日本でははじめ北~北東寄りの風ですが、きょう同様に日中は南~南西寄りの風が入りやすくなるでしょう。ただし、きょうほどに強まるかどうかは微妙です。また波は、南西寄りの波やはるか東海上の高気圧の吹き出しなどによる南東寄りのうねりが何とか続くでしょう。

西日本でもはじめ北~北東寄りですが、日中は多少南~南東寄りの風が入りやすくなるでしょう。また、波は南東寄りのうねりは何とか続きそうです。

 

11日(月)は、西から高気圧が張り出してきそうです。

(4月11日(月)午前9時予想天気図)

4.11

東日本・西日本ともに北東寄りの風が吹き続け、西日本や東海では、多少北東寄りの風が強まってくる可能性があります。

波は南東寄りのうねりは抑えられつつも何とか続くでしょう。ただし、西日本などでは北東寄りの風により面を乱してしまう場所もあるでしょう。

 

12日(火)は、東日本・西日本ともに高気圧に覆われるものの、徐々にその中心は東へ進む見込みです。

(4月12日(火)午前9時予想天気図)

4.12

東日本では、はじめ北東寄りの風ですが、後半になるにつれて東~南東寄りの風が入りやすくなるでしょう。また波は、南東寄りのうねりが何とか残る程度でしょう。

西日本では、南東~南寄りの風が入りやすくなり、面を乱してしまう場所もあるでしょう。ただし、南東寄りのうねりが徐々に強まってくる可能性があります。

 

13日(水)は、高気圧の中心は東海上へ遠ざかり、日本海に低気圧が発達しながら進んでくる見込みです。

(4月13日(水)午前9時予想天気図)

4.13

東日本では、南寄りの風が徐々に強まり、10m/s程度、もしくはそれ以上吹いてくるでしょう。ウインドサーフィンは波はあまり期待できませんが、中上級者で多少遊べるようになるでしょう。

西日本でも南東~南寄りの風が強まってきそうです。風波も強まりそうですが、面を乱してしまうでしょう。ただし、九州などでは夕方には西寄りの風に変わる可能性もあるので、風のチェックは続けておきましょう。

 

14日(木)は、日本海の低気圧が発達しながら北東へ進み、北海道北部からオホーツク海へ抜けて行く見込みです。

(4月14日(木)午前9時予想天気図)

4.14

東日本では、夜中まで南西寄りの風が強く吹き続けそうですが、夜明けころには低気圧からの前線も南下して北寄りの風に変わってきそうです。

南西~南寄りの波はまだ朝のうちはまとまりがなさそうですが、サイズはそこそこあり、その後は徐々にまとまってサーフィンはコンディションが上向いてくるでしょう。

西日本では、北寄りの風により南東~南~南西寄りの波はまとまり、朝からサーフィンできそうです。多少抑えられてしまいそうですが、1日とおしてサイズも続き、サーフィンできるでしょう。

 

15日(金)は、低気圧から伸びる前線は南海上に残りそうですが、日本付近は広く高気圧に覆われそうです。

(4月15日(金)午前9時予想天気図)

4.15

東日本・西日本ともに、北~北東寄りの風で、その後日中は南東~南寄りの風が入りやすくなりそうです。ただし、強まることはなく、南西寄りの波は無くなりそうですが、南東~南寄りのうねりは何とか続くでしょう。

 

16日(土)は、日本付近を覆っていた高気圧は東海上へ進む見込みです。

(4月16日(土)午前9時予想天気図)

4.16

東日本では、南寄りの風が入りやすく、後半は多少強まってきそうです。

ウインドサーフィンのフリースタイルの大会「FREESTYLE FESTA ZUSHI 2016」が開催される神奈川県の逗子海岸でも南寄りの風が吹き続け、後半は多少強まりそうなので、まずまずのコンディションでの大会が期待できるでしょう。

西日本でも南東~南寄りの風が入りやすくなりそうなので、南東~南寄りの風波も強まりそうですが、面を乱してしまうでしょう。

 

17日(日)は、西から前線や前線上を進む低気圧が接近してきそうです。

(4月17日(日)午前9時予想天気図)

4.17

お天気は西から下り坂で、西日本では朝から雨模様となってしまいそうです。ただし、風は前線の位置にもよりますが、北寄りの風が吹きそうなものの、南東寄りのうねりは続き、また、前線や低気圧の南側で吹く南~南西寄りの波が多少強まってくる可能性があります。

東日本でも、北東寄りの風が基本的には吹き続けてしまいそうですが、南東~南~南西寄りのうねりは続き、サーフィンはできそうです。

また、風も前線や低気圧が少しでも北上してくれば南寄りの風も入ってくる可能性もあります。

 

今のところこんな感じですが、これらはあくまでも予報なので、変わる可能性も十分にあります。

常に最新情報を確認するようにしましょう。

情報提供:WATER KIDS JAPAN

代表 小川和幸気象予報士


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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