小川和幸info
あすからの1週間
2016.03.04
ISLANDS WATCH(※)によると、あす3月5日(土)は、北日本付近に中心を持つ高気圧が徐々に東へ移動して、西から低気圧を含む気圧の谷が近づいてくる見込みです。
西日本の太平洋側では徐々に南東~南寄りの風が強まってくるでしょう。また、それにともなって風波もまとまりがないものの徐々に反応してくるでしょう。
東日本では午後から南東寄りの風が吹いてきそうですが、あまり強まることはなさそうです。また、それにともなう風波も多少反応が良くなる程度でしょう。
(3月5日(土)午前9時予想天気図)
6日(日)は、高気圧はさらに東海上へ遠ざかり、日本海を前線を伴った低気圧が発達しながら東進して、その低気圧に向かって南西寄りの風が東日本を中心に強まってきそうです。
湘南では、朝のうちから南西寄りの風が吹いていそうですが、強まってくるのは午後になりそうです。おそらく8~10m/s程度は吹いてきそうなので、ウインドサーフィンはできるようになるでしょう。
また、風波もまとまりがないものの多少アップしてきそうなので、風をかわす場所でサーフィンもできそうです。
西日本では、南東~南寄りの風は徐々に弱まりつつも、南東~南寄りの風波やうねりが続くでしょう。
(3月6日(日)午前9時予想天気図)
7日(月)は、6日(日)の夜中のうちに前線が関東地方を抜けていき、朝には北寄りの風に変わっているでしょう。
そのため、南東~南~南西寄りの波は徐々にまとまり、東日本ではサーフィンできるでしょう。
また、西日本でも南東~南寄りのうねりは続くでしょう。
(3月7日(月)午前9時予想天気図)
8日(火)は、上空には気圧の谷が残りそうなものの、高気圧に覆われる見込みです。
東・西日本ともに南~南西寄りの波は弱まりつつも、東海上へ遠ざかる高気圧からの南東寄りのうねりが続くでしょう。
(3月8日(火)午前9時予想天気図)
9日(水)は、西から近づく前線上の低気圧が日本の南海上を東進していく見込みです。
その影響で西日本では、北東~東寄りの風が強まり、南東寄りのうねりは抑えられてしまいそうです。また、東を向いた場所では風の影響を受けてしまうでしょう。
東日本でも朝から北~北東寄りの風が吹き続け、午後にかけて徐々に強まってきそうです。また、その影響で南東寄りのうねりは抑えられてしまうでしょう。
(3月9日(水)午前9時予想天気図)
10日(木)は、9日(水)の夜に関東の南海上を通過した低気圧が東海上へ遠ざかり、西から寒気が南下して、冬型の気圧配置となってきそうです。
西日本では、徐々に北~北西寄りの風が強まってきて、南東寄りのうねりや、北東~東寄りの風波はまとまりつつも、抑えられてしまうでしょう。
東日本では、北~北東寄りの風が吹き続け、後半は多少弱まりそうなものの、南東寄りのうねりは抑えられたままとなってしまうでしょう。ただし、多少低気圧の南側で吹く南~南西寄りのうねりが後半に反応する可能性はあります。
(3月10日(木)午前9時予想天気図)
11日(金)は、西高東低の冬型の気圧配置となってきそうです。
西日本や東日本では北東~北寄りの風が吹き続けるでしょう。
ただし、御前崎などでは、北西~西寄りの風が強まってきそうです。
(3月11日(金)午前9時予想天気図)
12日(土)も、弱まりつつも上空の寒気は南下した状態が続き、冬型の気圧配置も続きそうです。
北西~北~北東寄りの風が西日本や東日本では吹き続けるでしょう。
また、御前崎などでは北西寄りの風が強めに吹き続けそうです。
(3月12日(土)午前9時予想天気図)
13日(日)は、高気圧に覆われ、全国的に穏やかな天気となりそうです。
西日本や東日本では、抑えられていた南東~東寄りのうねりの反応が多少良くなってくる可能性があります。
また、湘南や南伊豆、千葉南では、沖合を吹いていた西寄りの風による波も後半にかけて弱まってしまいそうですが、何とか続くでしょう。
(3月13日(日)午前9時予想天気図)
※「ISLANDS WATCH」とは、i-phone限定の気象情報アプリです。南西諸島をはじめ、全国の1週間先までの風や波の予報や天気図等を見ることができます。(App Storeよりダウンロードできます)
情報提供:ISLANDS WATCH(WATER KIDS JAPAN)
小川和幸(気象予報士)
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小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。