新着ニュース&ブログ

小川和幸info

あすからの1週間予報

2016.02.19

あすからの1週間予報について解説いたします。

ISLANDS WATCH(※)によると、まず、あす20日(土)は、西から低気圧が南岸沿いを進み、夜には関東付近を通過する見込みです。

その低気圧の接近・通過に伴って西から天気は下り坂となりそうです。

西日本~東海では、北東~東~南東寄りの風が沿岸では強めに吹きそうですが、南東~南寄りのうねりも徐々に強まってくるでしょう。

また、西日本では、昼以降には北西~北寄りの風に変わってきそうなので、面は整えられる可能性があります。

ここ湘南でも、朝から雲が多く、はじめ北寄りの風が吹き、低気圧から伸びる温暖前線の接近に伴って雲が徐々に厚くなり、午後からは雨も降ってきそうです。

風は北寄りの風が吹き続け、おそらく低気圧が近づく夕方か夜には南東のち南寄り、そして南西寄りの風となり、雨が強まるとともに風も強まってきそうです。

波は、東海上へ遠ざかる高気圧からの吹き出しによる南東~南寄りのうねりが徐々に強まり、サイズアップしてきそうです。

サーフィンは何とかできそうですが、ウインドサーフィンは南寄りの風が強まるのは夕方か夜となりそうなので、あまり期待できそうもありません。

ただし、サーフィンも雨脚が強まるとともに雷などに注意が必要です。

(2月20日(土)午前9時予想天気図)

2.20.9

 

あさって21日(日)は、低気圧は東北沖から北海道の東海上へ遠ざかり、上空の強い寒気も南下して、冬型の気圧配置となりそうです。

風が冷たく、気温も下がり、特に夜は寒くなりそうなので、体調管理には十分な注意が必要です。

全国的に北西~北寄りや西寄りの風が強まり、南東~南寄りのうねりは徐々に抑えられてしまいそうです。

湘南では上空の寒気が強ければ強いほど朝から南西~西寄りの風が強く吹き続け、午前中を中心に12~15m/s程度、もしくはそれ以上吹く可能性もあります。

午前中を中心にウインドサーフィンは波も十分にあり、ウェイブができる可能性があります。

ただし、午後になると北寄りに変わる可能性もあるので、ウインドサーフィンは注意が必要です。

サーフィンは、午後になれば北寄りの風により面が整ってくる可能性があるので、期待しましょう。

ただし、北寄りの風が強いことも考えられるので、サイズダウンも早そうです。

風の情報はチェックしておいた方が良いでしょう。

ちなみに御前崎では、20日(土)は東~北東寄りの風で、南東~南寄りのうねりが徐々に上がってきそうなので、風をかわす場所でサーフィンできるでしょう。

また、21日(日)は、朝から寒気による西寄りの風が強く吹き続けそうなので、ウインドサーフィンは波も十分にあるウェイブコンディションとなるでしょう。

(2月21日(日)午前9時予想天気図)

2.21.9

 

22日(月)は、北日本を除いて西から高気圧に覆われ、穏やかな天気となる見込みです。

南東~南寄りのうねりは弱まりつつも何とか続き、風が弱まれば、多少反応が良くなる可能性もあります。

湘南では、南東~南寄りのうねりは弱まりつつも何とか続きそうです。

風も北~北東寄りの弱い風となりそうなので、何とかサーフィンできるでしょう。

ただし、午後になると東寄りの風により、多少面を乱してしまう可能性があります。

(2月22日(月)午前9時予想天気図)

2.22.9

 

23日(火)は、西から気圧の谷が進み、夜には北日本を低気圧が通過する見込みです。

また、西から再び寒気が南下して、夜には南西諸島から東海、そして東日本にかけて冬型の気圧配置となる見込みです。

湘南では、北~北東寄りの風が吹きそうですが、あまり強まりそうもありません。

また、南東寄りのうねりが弱く続く程度でしょう。

(2月23日(火)午前9時予想天気図)

2.23.9

 

24日(水)は、西高東低の冬型の気圧配置となる見込みです。

西日本では、うねりは抑えられたままとなってしまいそうですが、湘南などでは、23日(火)の夜に吹いた南西寄りの風による波が残り、朝は何とかサーフィンできそうです。

ただし、その後北寄りの風により徐々に抑えられてしまいそうなので、早めが良いでしょう。

(2月24日(水)午前9時予想天気図)

2.24.9

 

25日(木)は、冬型の気圧配置が緩みつつも続きそうです。

西日本では、北東寄りの風が強まりそうなので、うねりは抑えられたままとなってしまうでしょう。

湘南では北東寄りの風が午前中を中心に強まるでしょう。

波は南西寄りのうねりは抑えられてしまい、サイズダウン傾向となってしまうでしょう。

(2月25日(木)午前9時予想天気図)

2.25.9

 

26日(金)は、西から高気圧に覆われて、冬型の気圧配置は緩んできそうです。

西日本では、引き続き、北東寄りの風に抑えられたままとなってしまいそうです。ただし、東寄りのうねりの反応が多少良くなる可能性があります。

湘南では、午前中を中心に北東寄りの風が強まりそうなので、うねりは抑えられたままですが、ウインドサーフィンは、三浦などでは前半を中心に乗れるでしょう。

(2月26日(金)午前9時予想天気図)

2.26.9

 

27日(土)は、高気圧に広く覆われそうですが、西日本では夜にかけて新たな気圧の谷が近づいてくるでしょう。

東日本では、弱い南東寄りのうねりが何とか続く程度でしょう。

西日本では、弱い南東寄りのうねりが何とか続き、後半は気圧の谷の接近に伴う南東寄りのうねりの反応が良くなる可能性があります。

(2月27日(土)午前9時予想天気図)

2.27.9

 

28日(日)は、午前中には気圧の谷が関東付近を通過し、西から強い冬型の気圧配置となる見込みです。

西日本では、南東寄りのうねりは強い北西~北寄りの風に抑えられてしまうでしょう。

東日本でも、御前崎や南伊豆などでは北西~西寄りの風や波が強まりそうです。また、湘南や千葉南などでは低気圧の通過にともなる南西寄りのうねりが反応し、また、沖合を吹く西寄りの風による波が反応する可能性があります。

(2月28日(日)午前9時予想天気図)

2.28.9

 

※ISLANDS WATCHとは、i-Phone限定の気象専門アプリで、南西諸島をはじめとした日本全国の風や波の予報を詳しく見ることができます。(app storeよりダウンロードできます)

情報提供:WATER KIDS JAPAN

代表 小川和幸(気象予報士)


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

PageTop