小川和幸info
奄美の塩づくり!
2015.12.21
奄美大島は、ご存じのとおり、青い海、青い空、白い砂が広がり、サンゴ礁や色鮮やかな魚たちがたくさんいる南国のパラダイスです。
その奄美大島の西側を流れる東シナ海の黒潮のミネラルたっぷりの海水から直接ポンプでくみ上げ、その場で煮詰めて塩を造っている工場が海のすぐ目の前にあります。
ここで作られた塩は「打田原(ウッタバル)のマシュ」と呼ばれ、ナトリウムが多いのと、市販の塩の比べてカルシウムやカリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれ、また味も非常にまろやかなので、料理にはもちろん、白いご飯にかけてもそれだけで、とってもおいしく食べることができます。
この塩づくり工場は、2007年7月に、地元集落のブランドとして作られるようになり、当時から塩づくり体験や見学もでき、奄美に来たら塩づくりを体験する人も増えています。
また、この工場の隣では、地元特産のナリを混ぜてつくるうどんも食べることができます。
ナリとは、”打田原の黄金”と呼ばれ、タンパク質と植物性脂肪を大豆に次いで多く含み、糖質は主な穀類比の最低量で、無機質のナトリウム(Na)やカルシウム(Ca)は米や麦と対等して含有しています。
また、同じく鉄(Fa)は、サツマイモと並んで比類の含有量で、最大の特徴は、エネルギーが比類の368Kcalとなっています。
このナリは、メタボシンドロームや生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の予防に最善な「健康主食品」と言えるそう。
また、丈夫で綺麗な血液をつくり、血中の善玉が豊富で、アレルギーやがん予防の健康食品ともなっています。
ぜひ、奄美へ来た際には、打田原という海岸に来て、その海を見るとともに、塩づくり工場も見学、体験してみましょう!
奄美のナリうどんに、ナリガイ(ナリを使ったお粥)は格別に会います!
打田原のマシュを使った潮の種類も豊富。
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。