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圧倒チームアビーム、全レーストップ!境港470級全日本選手権3日目/バルクヘッドマガジン

2015.11.22

11月21日、鳥取境港470級全日本選手権3日目は、前日までおこなわれた予選の結果から、上位下位グループに分かれる決勝シリーズが始まりま した。朝の境港は西風(陸風)が吹いていますが、空の雲は東風(海風)。沖から徐々に風が入りだし、出艇する時間には、決勝に相応しい風がレース海面を覆 いました。大会3日目は平均18ノットの風で3レースおこなわれました。(BHM編集部)

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吹いたら速い、吹かなくても負けないチームアビーム。リオ五輪代表の存在感と実力を見せつけます。photo by Junichi Hirai

吹き上がる風で、またしても土居一斗/今村公彦(チームアビーム)が速さが際立ちました。本日おこなわれた3本をすべてトップで決め、圧倒的な力を見せつけました。これまでチームアビームは、2位をカットレースに6レースすべて1位という驚愕の成績を残しています。

「強風は自分たちの得意なコンディションです。それに直前までしていたテストセーリングの成果が出ていると感じています。この大会の後は、リオデジャネイロの大会に出場するので、そこでもトレーニングの成果を発揮したいですね」(今村公彦)

風が吹き上がり、波も悪い、となれば、学生チームにはハードなコンディションです。沈艇やトラブル艇が相次ぎ、上位チームと練習量の差がはっきりと分かる内容となりました。

そのなかで学生強の走りを見せていたのは、総合3位まであがった岡田圭樹/木村直矢(早稲田大/日本大)です。2-3-3-位の安定した成績で2位の市野直毅/長谷川孝(和歌山セーリングクラブ/横浜ゴムMBジャパン)と同点、メダル獲得圏内に名を連ねました。

また、高校生と大学1年生コンビで出場する高山大智/高柳 彬(星林高/日本経済大)も健闘しています。決勝1レース目こそ2位でフィニッシュするもリタイアとなりましたが、続くレースを7-2位と決め、ナショナルチームを凌駕する走りを見せました。

大会は明日4日目に突入します。4日目の結果からトップ10艇はメダルレースに進出します。

◎470級全日本選手権3日目 上位成績
1. 土居一斗/今村公彦 6p
2. 市野直毅/長谷川 孝 17p
3. 岡田奎樹/木村直矢 17p
4. 吉田 愛/吉岡美帆 21p
5. 河合龍太郎/小川晋平 22p
6. 磯崎哲也/二神敏夫 22p
7. 高山大智/高柳 彬 29p
8. 今村 亮/大嶋龍介 36p
9. 中村睦宏/清原 遼 40p
10. 小泉颯作/山下 剛 42p

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インカレ総合優勝を牽引した岡田圭樹(早稲田大)と日本大の木村直矢が、総合3位に浮上しました。photo by Junichi Hirai

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今年唐津で開催された420級世界選手権のチャンピオン高山大智(星林高3年)が、日経大期待の1年生クルー二神敏夫と組んで挑みます。photo by Junichi Hirai

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ゴールドフリートには高山を含め5名の高校生が戦っています。写真は田中美紗樹/永松瀬羅(関大一高3年/早稲田大)。photo by Junichi Hirai

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インターハイ、国体で420級を制した高校2年の宇田川真乃は、中学2年の野田乙心と出場しています。2人の年齢を足しても30歳以下。photo by Junichi Hirai

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3レース連続トップフィニッシュで余裕のVサイン。photo by Junichi Hirai

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2015年470級全日本選手権大会3日目成績

470級全日本選手権大会 初日フォトギャラリー
470級全日本選手権大会 2日目フォトギャラリー
470級全日本選手権大会 3日目フォトギャラリー

◎大会ウエブサイト
http://www.alljpn470.org/2015

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/category/news/


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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