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小川和幸info

台風24号、25号の行方

2015.10.14

南海上に発生している台風24号と台風25号の今後の行方について、現時点での予報について解説いたします。

まず、台風24号は、今後は発達しながら西へ進み、17日(土)ころにはフィリピンに最接近し、その後上陸する恐れがあります。

その後も20日(火)にかけてフィリピン付近に停滞し、ゆっくりと進路を北へ変えながら進み、21日(水)~22日(木)にかけて台湾から先島諸島付近へ最接近する可能性があります。

その後もゆっくりと東シナ海を北上する可能性があります。

一方台風25号は、ゆっくりと発達しながら日本のはるか南東海上を西へ進み、16日(金)~17日(土)ころにはマリアナ諸島付近を通過し、その後もゆっくりと北西へ進み、18日(日)には進路を北へ変え、19日(月)~20日(火)にかけて北~北東へ進路を変えながら小笠原諸島付近へ接近する可能性があります。

また、その後は北東から東へ進路を変えて、徐々に遠ざかっていく可能性があります。

(10月17日(土)午前9時予想天気図)

10.17

(10月18日(日)午前9時予想天気図)

10.18

今のところ、早ければ15日(木)には東~西日本、そして南西諸島にかけて、広い範囲で台風からの南東寄りのうねりが少しずつ反応してくる可能性があります。

その後16日(金)~18日(日)にかけて、南東寄りのうねりは続き、東海~西日本にかけてはさらに強まってきそうです。また、南西諸島では、17日(土)には南東寄りのうねりに加え、新たに台風24号からの南寄りのうねりも反応してくる可能性があります。

18日(日)には、南西諸島では南寄りのうねりはさらに強まり、19日(月)には、西日本から東日本にかけても、新たに南寄りのうねりが加わってくる可能性があります。

20日(火)には北日本の太平洋側でも南寄りのうねりが反応しだし、西~東日本では南寄りのうねりがさらに強まってきそうです。

その後21日(水)にかけても南東~南寄りのうねりはどこもしっかりと続きそうです。

17日(土)~21日(水)にかけては、多くの場所でハード、もしくはクローズする可能性もあります。

今のところ、16日(金)以降は、日本付近を覆う帯状の高気圧や大陸から張り出す高気圧の影響で、北東~東寄りの風が吹き続け、東を向いた場所では、この風がネックとなりそうです。

※台風の動き次第では大きく予報が変わる可能性がありますので、今後の台風情報は常に最新情報をチェックするようにしましょう。

情報提供:WATER KIDS JAPAN(小川予報士)

 

 


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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