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小川和幸info

台風12号の行方

2015.07.23

日本の南海上を西北西へ向かって15km/hで進んでいる強い台風12号は、今後も強い勢力を保ちながら西北西へ向かい、25日(土)ころには沖縄諸島から奄美群島付近へ最接近、もしくは上陸する恐れがあります。

また、その後は、進路を徐々に北に変えて26日(日)には九州の西海上の東シナ海を北上して、27日(月)~28日(火)にかけて日本海を北東へ進んでいく見込みです。

すでに西日本~東海にかけて台風12号からの南東~南寄りのうねりが入り、波高も上がり、海ではハードとなっている場所が多くなっています。

また、湘南などでも、台風12号からの南東~南寄りのうねりがたまに入っているようですが、南西寄りの風により、ばらけてしまっています。

あす24日(金)~25日(土)にかけては、さらにうねりは強まり、湘南などでももう少しはっきりとわかるくらいにうねりが入ってくる可能性があります。

また、26日(日)以降は、南西寄りにうねりの向きは変わりつつ、多少弱まりつつも、続きそうです。

湘南では、しばらく続いている南西風は、あすには多少弱まりつつも、あさって25日(土)には午後になると強まってきそうです。

ただし、26日(日)以降は、日中は多少南寄りの風が入りつつも、弱くなりそうです。

湘南では、サーフィンは、きょうからあすにかけては風の影響を受けてしまいそうなので、風をかわす場所を選んだ方が良いでしょう。

ウインドサーフィンは、午後狙いの方が良さそうです。

ヨットやカヌーは、風やうねりに注意しながらとなりそうですが、十分な注意が必要です。

あと、沖縄諸島や奄美群島では、台風12号からの強い東~南東寄りのうねりが25日(土)にかけてさらに強まってきそうです。

また、風も台風のコースによって変わりそうですが、今のところ、沖縄では北東のち北~北西寄りの風が、また、奄美大島では、南東のち南寄りの風が25日(土)にかけてかなり強まり、海では大荒れとなりそうです。

台風の進路によっては直撃もありそうなので、厳重な警戒が必要です。

台風12号の動きによっては大きく予報が変わる場合もありますので、常に最新情報をチェックするようにしましょう。

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小川和幸(気象予報士)


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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