小川和幸info
NAISH ONE MOTOSU PADDLE CHALLENGE 2015
2015.07.06
7月5日(日)に、山梨県本栖湖(浩庵キャンプ場前)にて、NAISH ONE MOTOSU PADDLE CHALLENGE2015が開催されました。
この大会は、NAISH JAPANが主催として毎年開催しているものです。
今年は、オーストラリアからNAISHのチームライダーでもあるToby CRACKNELLが来日し、イベントをさらに盛り上げていました。
彼は、昨年に茅ヶ崎にて開催されたウォーターマンリーグ茅ヶ崎チャレンジシリーズにも参加していて、今年の5月にメキシコで開催された世界選手権大会にもオーストラリア代表として参加している世界のトップパドラーです。
また、彼の本職は、オーストラリアでは子供たちの一番の憧れの職業でもあるライフガードをしていて、冬のオフのシーズンには、日本の千葉県にてライフガードとしても活躍しています。
また、日本のライダーとしては、永松良章選手、そして矢谷貴弘選手、矢谷芳美選手がイベントを盛り上げていました。
さらに、千葉からは同じくNAISHのチームライダーである阿出川潤選手も家族と一緒に、ショップのチーム員の応援できていました。
今年の大会は、朝から雨が予想されていましたが、その予想を反して雨は降らず、雲は多いものの、風もなく、SUPとしては絶好のコンディションとなっていました。
まず、午前中は5kmのロングディスタンスを行いましたが、これには、前日の本栖湖パドルチャレンジにも参加した選手も少なくなく、2日連続してレースに挑む選手もいました。
レースは、Tobyが終始トップでレースを展開していましたが、それに続いて松下選手や、白井選手、石井選手などが日本人としてトップ争いをしていました。
最後までトップ集団は変わることはなく、松下選手、白井選手、そして石井選手がトップ3を守り続けました。
午後は、これまでのSUPイベントとしては初めて、100mダッシュのタイムトライアルを実施し、各選手たちは、最後の力を振り絞って、最後まで力を緩めることはなく、その戦いに挑んでいました。
また、出場順位は、午前中に行われた5kmロングディスタンスの順位で決められ、下位の選手から出場していました。
途中、わずかな風がタイムに影響したのか、最後までタイム順位はわからず、ロングディンスタンスの上位選手が必ずしも速いタイムを出せるとは限りませんでした。
最終的には、午前中のロングディンスタンスと、午後の100mタイムトライアルとの合計点で、総合順位が付けられました。
また、招待選手であるTobyも最後にレースで1位の松下選手と一緒に走りましたが、なんとそれまでのタイムを大幅に短くして、34’06″という驚異的な速さを見せつけ、会場内を圧倒させていました。
総合優勝したのは、やはり、午前中のロングディスタンスで1位を獲った松下選手で、彼は100mでは5位だったものの、見事に優勝を手に入れいました。
2位は、午前中のレースでは3位だったものの、100mで4位という成績を残した石井選手でした。
3位は、惜しくも最後にバランスを崩してしまい、100mのタイムを大きく落としてしまった白井選手でした。
そのほかの選手たちも、自分の順位が何位なのかなど、すぐに集計してノーティスボードに張り出されていたので、いつでも、とてもわかりやすく、上位ではなくても、参加したことに満足できる、そうしたイベントとなっていました。
次は9月に琵琶湖で開催される予定で、なんとそこには世界のトップ中のトップであり、みんなの憧れの選手でもあるカイ・レニー選手が招待される予定なので、ぜひ参加したい人も参加しない人も、イベントに行くだけでも大満足できるイベントとなる予定です。
詳しくは、下記のNAISH JAPANのHPにて発表される予定なので、こうご期待!
最後に、選手の方はもちろん、こうしたイベントを開催させていただいた地元の方々、そして大会運営関係者の皆様、本当に御疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
来年もさらに楽しいイベントが開催されることを願っています。
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。