小川和幸info
GW前半の湘南の気象情報!
2017.04.26
さて、いよいよ今週末からGW突入ですね。
みなさんも予定組んだり、どこかへ遊びに行こうと考えている方も多いかと思います。
それでは、早速今現在のGWのまずは前半の気象情報についてお知らせいたします。
まず、4月29日(土)は、気圧の谷の影響で湘南では南西寄りの風が朝から吹き続け、午前中は8~10m/s程度で、午後にはさらに強まって10~12m/s程度吹いてきそうです。
(4月29日(土)午前9時予想天気図)
この風の影響で大きくサイズアップすることはないものの、南西寄りの風波も上がり、まとまりはないものの、風をかわす場所で何とかサーフィンできるようになるでしょう。
また、ウインドサーフィンも中上級者で何とかプチウェイブくらいはできるようになるでしょう。
30日(日)は、いったん気圧の谷が抜けるので、朝のうちは北寄りの風に変わり、前日吹いた南西寄りの風による波がまとまり、何とかサーフィンできるようになるでしょう。
(4月30日(日)午前9時予想天気図)
ただし、午後には再び西から新たな気圧の谷が近づいてきそうなので、南寄りの風が吹き出して面をざわつかせてしまいそうです。
そして夕方以降は南~南西寄りの風が強まってきそうですが、日没までに風波があがるかどうかは微妙です。
5月1日(月)は、気圧の谷が接近・通過して低気圧から伸びる前線が徐々に南下してくるので、朝から南~南西寄りの風が吹き続けそうです。午前中は7~8m/s程度で、午後にはもう少し強まり、8~10m/s程度まで強まってくる可能性があります。
(5月1日(月)午前9時予想天気図)
また、この風の影響でまとまりはないものの風波も強まってくるでしょう。
2日(火)は、低気圧から伸びる前線は1日(月)の夜には通過して南海上へ南下し、また西から張り出す高気圧に覆われてくる見込みです。
(5月2日(火)午前9時予想天気図)
朝からこの高気圧からの北~北東寄りの風に変わり、前日吹いた南西寄りの風による波はまとまり、サーフィンできるようになりそうです。
ただし、午後になると東~南東寄りの風に変わり、面をざわつかせてしまいそうなので、まずは早めが良いでしょう。
3日(水)は、広く高気圧に覆われる見込みです。
(5月3日(水)午前9時予想天気図)
前日までの南~南西寄りの風波は徐々に弱まり、東海上の高気圧からの南東寄りのうねりが弱く続く程度でしょう。
また、日中は東~南東~南寄りの風に変わってきそうなので、面をざわつかせ、コンディションを落としてしまいそうです。
ちなみに、きょうにはるか南海上で発生した台風1号からの南寄りのうねりは、今後のコースにもよりますが、今のところ南西諸島以外はあまり大きな影響はなさそうです。
念のため、今後の動きはチェックしておきましょう!
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
4月26日(水)午後8時発表
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。