小川和幸info
STARBOARD JAPAN CUP SUPイベント第1日目終了
2015.05.30
本日から静岡県菊川ポイントにて開催されているSTARBOARD JAPAN CUP SUP イベントの1日目が無事に終了した。
きょうは朝一は風がほとんどなく、南東寄りのうねりも続いていたが、きょうのメニューである3kmと10kmレースがスタートする午前10時ころになると南寄りの風が徐々に吹き始め、午後からさらに風が強まることが予想されていたが、その予想は良い方向に変わり、午後になってもそんなに風は強まることはないままとなっていた。
ただし、南寄りの風ということで、ビーチに沿ってコース設定されたレース海面では、常にオンショアとの戦いを強いられ、また、インサイドはときおり胸くらいのうねりや波数が多い風波も重なり、まさに遠州灘のコンディションを嫌でも味わうレースとなった。
そんなコンディションの中、10kmレースでは、ほかの選手を後に従え、ただ一人500m沖にセッティングされた第1マークからトップを走り、最後までそのトップの座を誰にも譲らなかったのは、やはり現在日本国内では敵なしと言われているほど、海外でも力をつけてきている金子ケニー。
彼は、メキシコでのISA世界大会を終えて、休む間もなく宮崎で開催された青島漕楽祭2015で優勝をして、それに続いてこの大会での優勝を見事にもぎとった。
彼のレース展開はまさに完璧で、スタートしてからフィニッシュするまでトップを走り続け、そのテクニックと経験は、でもはや誰も寄せ付けないという貫録さえ見えた。
ケニーに続いて2位でフィニッシュしたのは、今回のSTARBOARDからサポートを受けている、オーシャンアスリートであり、やはりこのOCEANS MAGAZINEのOCEANS WATCHERでもある村林知安だ。
彼はケニーからわずかな時間差で惜しくも2位に入ったものの、やはり海外での経験やテクニックはほかの選手を寄せ付けず、堂々の2位と言って良いだろう。
午後には、風があまり強まらないこともあり、その場でエントリーのスラロームセッションも行われ、参加者はみんな最後まで楽しめるイベントとなっている。
レース詳細は、STARBOARD JAPANのHPにてもうすぐアップされる予定。
あすはいよいよウェイブの大会が行われます。
今のところ、波は南東寄りのうねりが何とか続き、きょうに沖合で吹いている南寄りの風による波も多少反応する可能性もあります。
風は、北東からのサイドオフショアとなりそうなので、まずまずのコンディションとなりそうなので、こちらも楽しみだ。
速報はまたあす掲載します。
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OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。