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小川和幸info

年末年始の気象について

2016.12.27

きょうは低気圧が急激に発達しながら本州を通過した影響で全国的に大荒れの天気となっているようです。

ここ奄美でも朝から北西寄りの風が吹き荒れ、昼前には20m/s程度にまで上がっていました。

また、湘南でも南西寄りの風が強く、波も上がり、ウインドサーフィンではウェイブを楽しまれた方も多いのではと思います。

(きょうの奄美の動画です)

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さて、それでは気になるあすから年末年始にかけての気象についてお知らせしたいと思います。

まずあす28日(水)は、強い冬型の気圧配置となりそうですが、夕方にかけて多少緩んできそうです。

湘南や千葉では北~北東寄りの強い風となりそうです。きょうに上がった南西寄りの波は徐々に抑えられてしまいそうですが、湘南ではサーフィンできる場所が多いでしょう。ただし、徐々に抑えられてしまいそうなので、早めが良いでしょう。また、千葉ではハードながらも南西寄りの波は徐々に抑えられ、東~南東~南寄りのうねりは続くでしょう。

御前崎方面でも前半は北西寄りの風が強く吹き続けますが、後半は弱まってしまいそうです。でも西寄りの波は多少まとまってくる可能性があります。

日本海側では大荒れで、西日本方面では、北~北西寄りの風により波は抑えられてしまうでしょう。

(12月28日(水)午前9時予想天気図)

12-28

 

29日(木)は、再び気圧の谷が接近・通過して、午後には冬型の気圧配置となりそうです。

湘南や千葉では南西~西南西寄りの風が午前中のうちから徐々に強まってきそうです。湘南では波も多少上がりそうなので、ウインドサーフィンではウェイブができるようになり、この日に乗り納めができるかも。ただし、夕方には北に変わる可能性もあるので、十分に注意を。

千葉では、東~南東寄りのうねりは徐々に抑えられてしまうでしょう。ただし、南寄りに向いた場所ではジャンクながらも波は再び上がってきそうです。

御前崎方面では後半にかけて西北西寄りの風が徐々に強まってきそうなので、こちらもウェイブができるようになるでしょう。

西日本方面では多少東~南東寄りのうねりの反応が良くなるかも。

(12月29日(木)午前9時予想天気図)

12-29

 

30日(金)は、多少緩みつつも冬型の気圧配置が続きそうです。

湘南や千葉では、北~北東寄りの風に変わりそうです。

湘南では前日に吹いた南西寄りの風による波がまとまりつつも徐々におさえられてしまいそうなので早めが良いでしょう。ただし、沖合を吹く西寄りの風による波は何とか続きそうです。

千葉では多少抑えられつつも東~南東~南寄りの波やうねりが続くでしょう。

御前崎方面では西北西寄りの風が吹き続けそうです。

西日本方面では、北寄りの風により抑えられつつも、東~南東寄りのうねりが何とか続くでしょう。

(12月30日(金)午前9時予想天気図)

12-30

 

31日(土)は、冬型の気圧配置が続きつつも西から緩んできそうです。

湘南や千葉では北寄りの風が吹きそうですが、あまり強まることはないでしょう。南西寄りの波はさらに弱まってしまいそうですが、多少東~南東寄りのうねりが反応するかも。また、沖合を吹く西寄りの風による波が多少続くでしょう。

千葉では、東~南東寄りのうねりが続くでしょう。

御前崎方面では上空の寒気の影響で、西北西寄りの風が強めに吹き続けそうです。今年も乗り納めは大晦日でしょうか。

西日本方面でも東~南東寄りのうねりが何とか続き、多少うねりの反応が良くなりそう。

(12月31日(土)午前9時予想天気図)

12-31

 

そして2017年1月1日(日)は気圧の谷が接近して、2日(月)にかけて通過し、3日(火)には冬型の気圧配置が強まりそうです。

(2017年1月1日(日)午前9時予想天気図)

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(2017年1月2日(月)午前9時予想天気図)

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(2017年1月3日(火)午前9時予想天気図)

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湘南では、1日(日)は弱い北~北東寄りの風となりそうなので、弱い東~南東寄りのうねりが続きそうです。また西寄りの風による波が何とか続くかも。ただし、1日(日)~2日(月)にかけては沿岸でも西寄りの風が入る可能性があります。また、3日(火)には北寄りの風に変わってきそうです。西寄りの波は何とか続きつつ、3日(火)には抑えられてしまいそうなので、1日(日)か2日(月)がサーフィンの初乗りとなるのでしょうか?

御前崎方面では、1日(日)~3日(火)にかけても上空の寒気の影響で西北西寄りの風が吹き続け、特に3日(火)は強まってきそうです。

西日本方面では、2日(月)にかけて東~南東寄りのうねりが続きそうですが、3日(火)には北寄りの風により抑えられてしまいそうです。

 

年末年始と風や波がありそうなので、サーフィンやウインドサーフィンは乗り納めや初乗りが何とかできる場所が多いのではないでしょうか。

また、初日の出も、今のところは何とかどこも見れそうです。

それでは良い年越しを!

少しまだ早いですが、今年1年ありがとうございました。

また、来年もさらにわかりやすく、面白い気象情報をお届けしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

情報提供:WATER KIDS JAPAN

小川和幸気象予報士

12月27日(火)午後3時発表

 


OCEANS WATCHER

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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