小川和幸info
あしたからの1週間予報!
2016.06.10
あすからの1週間予報について解説いたします。
あす11日(土)は、日本付近は高気圧に覆われ、ここ湘南でも朝からお天気は良く、晴れそうです。気温もぐんぐんと上がって、最高気温は28℃となっていますが、日中は太陽の下では体感気温は30℃以上となりそうです。湿度も高いので、水分補給をこまめにするなど、熱中症には十分な注意が必要です。
(6月11日(土)午前9時予想天気図)
風は、朝のうちは北東寄りですが、徐々に東~南東~南寄りとなってきそうです。午後にはサーマルウインドも入りそうですが、あまり強まることはないでしょう。
波も南東寄りのうねりが何とか続く程度で、スモールが続いてしまいそうなので、干潮前後の潮が動いている時間帯を狙った方が良いでしょう。
12日(日)は、高気圧の中心は徐々に東へ進んでいく見込みです。また西からは気圧の谷が近づいてくるでしょう。その影響で西から天気は下り坂です。
(6月12日(日)午前9時予想天気図)
湘南の風は、朝のうちは北東寄りで、その後徐々に東寄りに変わってきそうですが、強まることはないでしょう。
また、波も弱い南東寄りのうねりが何とか残る程度でしょう。
13日(月)は、梅雨前線が北上して、その前線上の低気圧が日本の太平洋側沿岸を進んでいく見込みです。その影響で東~西日本は天気は曇り、もしくは雨でしょう。
(6月13日(月)午前9時予想天気図)
風は、湘南や千葉では朝から北東寄りの風が吹き続け、低気圧が近づく午後はさらに強まってきそうです。おそらく午後には10m/s程度もしくはそれ以上に上がり、夕方は15m/s程度まで上がる可能性があります。
マリンスポーツは控えた方が良いでしょう。
また、ウインドサーフィンは三浦や千葉など北東~北寄りの風で乗れる場所では中級者以上で楽しめるでしょう。
波は、南東~東寄りのうねりが強まりそうですが、湘南では北東寄りの風に抑えられてしまうでしょう。ただし、千葉ではジャンク・ハードになる可能性があります。
14日(火)以降は、前線上の低気圧は発達しながら東海上へ遠ざかり、その低気圧から伸びる梅雨前線が日本の南海上に停滞した状態が続きそうです。また、大陸側には気圧の谷があり、東~西日本では、天気は曇りか雨のはっきりしない天気が続いてしまいそうです。
(6月14日(火)午前9時予想天気図)
湘南では、14日(火)の朝は、低気圧が残した南東~南~南西寄りのうねりの反応が多少良くなりそうです。まずは潮が引いている朝のうちに入った方が良いでしょう。
その後は潮が上げてくるとともに徐々にうねりは弱まってしまうでしょう。
千葉では東~南東寄りのうねりや北東寄りの風波が十分に残りそうです。はじめハードな状態が続いてしまいそうです。北東寄りの風をかわす場所では中級者以上で遊べそうですが、無理はしないようにしましょう。
15日(水)は、湘南では日中は南東~南寄りの風が入りそうなものの、面をザワつかせる程度となってしまいそうですが、16日(木)にかけては、前日の夜から南東~南寄りの風が強まる可能性もあるので、朝には多少うねりが強まっている可能性があります。
千葉では15日(水)は十分に南東~東~北東寄りのうねりが続きそうです。ただし、16日(木)は南東~東寄りの風が強めに吹き、ジャンクとなってしまうでしょう。
(6月15日(水)午前9時予想天気図)
(6月16日(木)午前9時予想天気図)
17日(金)にかけても、湘南では南東寄りのうねりは多少残りそうです。潮が引いている時間帯を中心に多少サーフィンできるでしょう。
千葉では南東~東~北東寄りのうねりが多少弱まりつつも続くでしょう。
(6月17日(金)午前9時予想天気図)
6月10日(金)午後6時現在、警報が発令されている場所は特にありませんが、大雨等の発表がある可能性もあるので、随時チェックするようにしてください。
また、この季節は梅雨前線等の動きによって大きく予報が変わる可能性があるので、常に最新の情報を見るようにしてください。
6月10日(金)午後6時発表
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川気象予報士
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小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。