小川和幸info
WORLD CHALLENGE 2016
2016.01.29
いよいよあすから静岡県御前崎ロングビーチにて、JWA JAPAN TOUR 2015-16 WAVE 第2戦「WORLD CHALLENGE 2016」が開催されます。
この大会は、ウインドサーフィンにおけるプロアマトーナメントとしてのウェイブパフォーマンス大会第2戦として開催されると同時に、3月に開催予定されている、海外選手が来日して世界のトッププロを交えた戦いである「WORLD PERFORMANCE 2016」の出場権獲得を賭けた戦いでもあり、プロとしても負けられないとても大切な試合とされています。
大会要項は以下をご覧ください。
http://www.jw-a.org/schedule/2016/0130_wc.pdf
その気になるあすからの気象情報についてお知らせいたします。
まず、西から近づく前線上の低気圧が、今夜の日付が変わるころに御前崎の南岸を通過して、その後、東へ遠ざかりながらも前線が南海上に停滞して、上空の寒気も徐々に南下してくる見込みです。
(1月30日(土)午前9時予想天気図)
この低気圧や前線の影響であす30日(土)は、天気はあいにくの雨となり、気温も上がりづらく、肌寒い1日となってしまいそうです。
波は、低気圧や前線の南側で吹く南~南西寄りの波やうねりが入りそうですが、肝心な風は、北東~東寄りの風となり、吹いても4~5m/s程度となってしまいそうです。
31日(日)は、前線は徐々に南下していきそうなので天気は後半にかけて徐々に回復してきそうです。
(1月31日(日)午前9時予想天気図)
波は多少弱まりそうですが、南~南西寄りの波やうねりは何とか続きそうですが、風は、北~北西寄りに変わってきそうなものの、あまり強まることはなさそうです。
ただし、上空の寒気次第では、多少強まる可能性も無くはありません。
そして、予備日となっている2月1日(月)は、冬型の気圧配置となり、上空の寒気も南下した状態が続きそうなので、何とか西~北西寄りの風が強めに吹いてきそうです。
うねりも多少弱まり、いつもの真冬の御前崎コンディションとはなりづらいかもしれませんが、上空の寒気次第では、予想以上に吹く可能性があります。
今のところ微妙な予報となってしまっていますが、今年の寒気は強めになることが多いので、期待したいと思います。
情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川予報士(代表、気象予報士)
最新記事
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。