小川和幸info
いよいよ来週出発!/白畑瞬
2017.05.19
いよいよ来週出発です。
5回目の挑戦でエントリー表を見ると僕が行きたかった本来のモロカイチャレンジに戻ってる感じがします^_^
海を渡る事だけを意識してカヤックもアウトリガーカヌーもSUPもみんなで渡り、カナカイカイカという称号がみんなに与えられる挑戦。
家族や仲間の支えがあって初めて一漕ぎが始まる、そんな気持ちを教えてくれたのもこの挑戦でした。大勢のハワイアンや世界中の海を渡る仲間と挑戦できることに感謝します。
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
来年鹿児島を目指します!/白畑瞬
2017.05.18
2013年に沖縄から奄美大島そして喜界島までたくさんの結の心を受けながら先人の想いに寄り添い漕ぎ切る事が出来ました。奄美に帰って来た時は達成感よりもここから始まりなんだという気持ちとこの水平線の向こうに行かないといけない衝動にかられるようになりました。それから4年が経ち自然と人と人が結び結風という風が吹き始め海の道が復活しようとしています。
どんな想いで僕達島の祖先や先輩達が海を渡ったのか
その想いに触れる為に
いよいよ来年鹿児島を目指します。
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会最終日!
2017.05.16
さて、11日(木)から津久井浜海岸にて開催されていた『ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会』は、きょうでいよいよ最終日となりました。
最終日のきょうは、日本海にあった低気圧が日本の東海上へ抜け、西からは高気圧が張り出し、朝のうちは雲が多かったものの次第に晴れ間も出てきて、最終日にふさわしい良いお天気となっていました。
風は、朝のうちは弱い北東寄りの風でしたが、昼ごろにかけて徐々に東~南東寄りに変わりましたが、あまり強まることはないということで、スラローム、およびフォイルレースのウェティングが続いていた中、きょうも多くのギャラリーの方々が来場していただいていたので、急遽SUPレースを行うことに。
今大会ではこのSUPレースは2回目で、いずれもファンレースでありながら1,000ユーロ(約12万円程度)が優勝チームに与えられるということで、参加者は皆真剣そのものでした。
今回も今大会の出場者の中から参加者を募り、4人一組で4チームのトーナメント制で行われました。
中でも、スラロームで暫定1位のSarah Quita Offringa(ARU-91)はかなり本気で、大きな体格を生かして力強い漕ぎ方で、会場を盛り上げていました。
SUPレースが終えるころ、海上へ目をやると、すでにフォイルでプレーニングしている選手も多くなり、フォイルレースのスタンバイがかかりました。
海上は、3~6ノットということで、フォイルであれば十分な風が吹いていたようです。
このまま風が上がってくれば、ウイメンズの第2レースの続きも行う可能性もある、というアナウンスもあり、風が吹きあがることに誰もが期待していました。
その後、午後2時30分ころには、本日最初のフォイルレースの第8レースがスタート。
しかし、ゼネラルリコールで再度スタートのやり直しです。
その後、すぐに再スタートを切ったものの、再びゼネラルリコール。しかも、今回は暫定1位となっていたAntoine Questel(FRA-99)がなんとリコールで失格です。
会場内ではざわめきが起きました。
これで、彼が1位となるためには、ほかの追随する選手が大きなミスをしない限り、かなり厳しくなります。
そして、再々スタート。
しかし、なんとここで風が落ちてキャンセルに。
その後、風が上がるのを待って再びスタートを切るものの、やはり風が落ちてしまい、再びキャンセルに。
風はなかなか上がらず、しばらく風が上がるのを待っていましたが、風は一向に上がってこないので、一時選手たちはビーチへいったん帰ることに。
すでに時刻は午後3時を回っていて、このまま風が上がらなければ、午後4時から予定どおり表彰式が行われますが、風がもし上がってくれば、レースをスタートさせる可能性もありました。
でも、やはり風は上がらないということで、午後4時から表彰式が行われることとなりました。
まずは、横須賀市長であり、本大会の実行委員会会長でもある吉田雄人様のご挨拶です。
今回の大会では、6日間にわたり、約5万人の来場者数があったことが告げられました。
続いて、PWA会長のJimmy Diazのご挨拶。
24年ぶりに日本でワールドカップが行われたことに対する感謝と、今後24年は日本で開催し続ける約束をしてくれました!
そして、いよいよ表彰式です。
まずはフォイルレースの表彰から。
優勝は、Antoine Questel(FRA-99)
2位は、Sebastian Kornum(DEN-24)
3位は、Antoine Albeau(F-192)
優勝したAntoine Questelは、第8レースがもし行われていたら、優勝を逃していたかもしれません。
でも、結果優勝したということは、彼は実力ももちろんですが、やはり運も持っているのでしょう!
続いて、スラロームのウイメンズの表彰です。
優勝は、Sarah Quita Offringa(ARU-91)
2位は、Delphine Cousin Questel(FRA-775)
3位は、Lena Erdil(TUR-33)
最後は、スラロームのメンズの表彰です。
優勝は、Julien Quentel(SXM-421)
2位は、Jordy Vonk(NED-69)
3位は、Antoine Albeau(F-192)
きょうのPWA記事は、
詳しいリザルトは、
6日間行われた本大会でしたが、風が予報通りにあまり吹かず、韓国に続いて成立しない可能性もあるのかも、と頭をよぎった方も少なくなかったと思いますが、終わってみれば、週末に合わせて風が吹き、土曜日は土砂降りの中でも、風が吹きあがる中、たくさんのギャラリーの方が会場へ来場し、また、日曜日は良いお天気のもと、フォイルレースとスラロームレースの両方を行うことができ、第1レースは成立して、第2レースも途中まで行うことができ、合計では約5万人の方に来場していただき、これらのレースを見ていただき、さらには、ライブ映像などを通してもっと多くの方々がこのレースを見ていたことに、とても感謝するとともに、ウインドサーフィンを知らない方々にも、大きくアピールできたのではないかと思います。そして、それにより、このワールドカップが持つ意味を改めて確認できた大会ではなかったかと思います。
大会期間中には、風がなくてもせっかく来ていただいた方々をどうにか楽しませようと、世界のPWAと日本のJWAが一致団結して、マリンジェットでトゥーインしながらのフリースタイルを披露したり、賞金がかかったSUPチームレースも行ったり、さらにはファンレースといえども、フォイルレースをおそらく世界で初めて全7レースも行うことができ、とても内容の濃い6日間ではなかったかと思います。
また、チームジャパンの選手たちも果敢に世界に挑み、まだ世界への道のりは長いかもしれませんが、その距離は確実に短くなっていて、それぞれの選手は明確に課題が見つかり、また、新たな目標ができた選手も多くいたようです。そして、来年の日本のワールドカップはもちろんですが、これから世界へ積極的に出ていく選手も多くいるようです。特にこれからの若手の選手にも期待したいと思います。
そして、いつか世界の表彰台に日本人が上がる日もそう遠くはないように思います。
最後に、本大会をゼロから企画し、社内提案の中でその熱意が認められ、24年ぶりに日本でワールドカップを実際に開催されることに本当に尽力された全日本空輸株式会社様、および全日空の機長であり、ウインドサーファーでもある本大会の発起人の藤本氏をはじめ、横須賀市様、京浜急行電鉄株式会社様、ほか多くのスポンサーの方々に心より感謝いたします。
また、選手の皆さま、そして大会を支えてくださった地元の方々、大会運営スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
来年もぜひこの大会がより大きく、そして素晴らしい大会となりますよう、心より願っています。
文・写真:OCEANS MAGAZINE
ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会5日目!
2017.05.15
11日(木)から開催されている『ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会』はきょうで5日目を迎えました。
きょうは朝から雲が多かったですが、ときおり太陽が出て、日が差したこともありました。でも、厚い雲がやってきて、今にも雨が降りそうなときもありました。
ただし、雨は降ることはなく、何とかお天気は持ったという感じでした。
風は、東海上へ低気圧は遠ざかったので、朝のうちは北東寄りの風が弱く吹いていましたが、西から近づく気圧の谷の影響で徐々に東~南東寄りに変わり、午後からは南~南西寄りの風に変われば、多少上がってくる予想も出ていたので、選手もスタッフも、そしてきょうも多く訪れていたギャラリーの皆さまも期待していました。
ちなみに週末は日曜日だけで15,000人程度の来場客があったようなので、きょうもそれ同様に多かったと思われます。
風は南東~南寄りに変わりはじめ、それと同時に多少風も上がったのですが、スラロームができるほどのミニマムウインドの7ノットを超えることはなく、依然としてウェイティングに入っていました。
でも、午後2時ころを過ぎると、もう少し上がってきて、何とかフォイルであれば入りそうということで、スタンバイがかかり、海上にはフォイルでプレーニングする選手も多くなってきていました。
きのう3レースを消化しているフォイルレースですが、海上にはマークもセッティングされ、いよいよ第4レースの始まりです。
風もスラロームレースができるほどの風には達していませんが、何とか5~8ノットということで、フォイルレースは第4レースが始めるとそのまま第5レースへ突入し、さらには第6レースを終えて、途中で風が落ちてキャンセルとなる場面もありましたが、何とか再レースを行うことができ、そのまま次はスラロームのウェティングに再び入るのかと思いきや、なんと第7レースまで続けて行われました。
きょう活躍したのは、第6レースでトップフィニッシュし、第5レースと第7レースで2位をとったAntoien Questel(FRA-99)。彼は、きのうの3レースのうち第3レースでトップフィニッシュし、第2レースで2位をとり、あとの第1レースと第4レースは捨てレースとすることができたので、総合でもトップとなっています。
また、きょうにトップフィニッシュを第4レースと第5レースの2回とり、第6レースでも2位となったSebastian Kornum(DEN-24)。彼は、きのうも第1レースで2位、第2レースでも3位と、総合で2位となっています。
そして、きのうまでトップを維持していたAntoine Albeau(F-192)は、第4レースは13位と出遅れ、第5レースでも3位、第6レースでも4位、第7レースでも3位となり、抜群な安定したスタートは観れず、その後人一倍体格を生かしたデカいセールでスピードに乗ったものの、トップに躍り出ることができず、総合でも3位となっています。
全7レースを終えた段階での順位は以下の通りです。
1.Antoine Questel(FRA-99)
2.Sebastian Kornum(DEN-24)
3.Antoine Albeau(F-192)
4.Gonzalo Costa Hoevel(ARG-3)
5. Mateus Isaac(BRA-767)
6.Malte Reuscher(GER-777)
7.William Huppert(FRA-330)
8.Maciek Rutkowski(POL-23)
9.Nicolas Warembourg(FRA-531)
10.Amado Vrieswijk(NB-20)
フォイルレースの4レースを消化した後、風が少し上がってきたので、選手たちはスラロームでスタンバイがかかるかと海上へ出ていき、沖合ではプレーニングする選手も多くなってきたので、そろそろスラロームレースもスタートするかと誰もが期待していたのですが、時刻はすでに午後5時を回っていて、風は6~9ノット、もしくは5~10ノットまで上がっていたのですが、やはりミニマム7ノットを下回っているということで、きょうは終了。
さて、あすでこの24年ぶりに日本で開催されたワールドカップも最終日を迎えます。
あすは日本海の低気圧が日本の東海上へ抜けて東から近づく高気圧に覆われる見込みです。
(5月16日(火)午前9時予想天気図)
風は、日本の東海上へ抜ける低気圧から伸びる前線が未明に抜けていきそうなので、朝のうちは北東寄りの風が多少強めに吹く可能性があります。
ただし、その後徐々に弱まり、午後にかけて東~南東寄りへ変わりつつ、あまり強まりそうもありません。
あすはスキッパーズミーティングが午前8時30分で、早ければ午前9時にはレースがスタートされる予定です。
最後の最後で神風が吹き、スラロームレースが行われ、日本勢の活躍に期待したいと思います。
頑張れニッポン!
(本大会で出場しているチームニッポンのメンバーたち)
文・写真:OCEANS MAGAZINE
気象情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
5月15日(月)午後9時発表
ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会4日目!
2017.05.14
11日(木)から開催されている『ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会』の4日目のきょうは、きのう南岸を通過した低気圧による北東寄りの風が朝から吹いていましたが、それは弱く、午前7時30分のスキッパーズミーティングでは、フォイルとスラロームの両方のウェイティングを行うことが告げられました。
その後、少しずつ風は上がりはじめ、午前11時ころになると、ようやくフォイルであればできそうということで、スタンバイがかかり、まずは第1レースから始まりました。
ここで、やはりその速さを見せたのは、Antoine Albeau(F-192)で、その抜群なスタートはスラロームと一緒で、安定した速さとジャイブでほかを寄せ付けず、ダントツで第1レースを制し、その調子で第2レースもトップでフィニッシュしました。また、その後行われた第3レースでも惜しくも2位でフィニッシュしたものの、暫定1位となっています。
日本勢も果敢に攻めていましたが、山田昭彦(J-67)が12位、国枝信哉(J-22)が14位、香村治彦(J-57)が15位となっています。
その後、風が吹きあがりそうな雰囲気を出していたので、再びスラロームのウェイティングに入り、午後2時ころには、ようやくきのう最後の最後で風が落ちてしまい、できなかった第1レースのファイナルと順位決定戦のスタンバイがかかりました。
まず行われたファイナルでは、安定した風が吹いていたものの、ゴール付近の風がミニマムに達していなく、途中まではしったものの途中でキャンセルとなり、もう一度仕切り直しで風を待ち、再度行われたファイナルヒートは、ゴール付近まで風も入り、やっとそのファイナルが成立することができました。
そのファイナルを制したのは、Julien Quentel(SXM-421)で、2位となったのはJordy Vonk(NED-69)、3位はAntoine Albeau(F-192)でした。
その後、続けて順位決定戦を行おうとした途端に風が落ち、いったん海上にいた選手たちを岸に返し、風待ち状態となりました。
しかし、その数分後には風は入りはじめ、再び順位決定戦のスタンバイとなり、安定した風の中、その最後のヒートも終了しました。
風は、その後も15~17ノットで安定して吹き続け、続けてメンズとウイメンズの第2レースが始まりました。
この第2レースに期待をよせていたのはまぎれもなく日本勢の選手たちでした。
きのう、自分たちの走りがあまりできなかった悔いが残っていたので、その悔いを晴らすべく走りができると、準備万端でレース海面へ颯爽と出ていきました。
そして第2レースのスタートです。
まずはウイメンズでは、第2ヒートでダントツでトップフィニッシュを決め、ファイナルへ進んだのは、やはりきのうの第1レースで1位となったSarah-Quita Offringa(ARU-91)。
また、きのうのレースで2位だったDelphine Cousin Questel(FRA-775)、3位だったLena Erdil(TUR-33)もしっかりとファイナルへ進んでいます。
また、日本勢の大西富士子(J-94)、須長由季(J-470)もそれぞれ第1ヒートで3位と4位をとり、ファイナルへ進んでいます。
でも、ファイナルは風が落ちてしまい、あすへ持ち越しとなっています。
メンズでは、第4ヒートまでこなし、第5ヒート、第6ヒート、第7ヒートはそれぞれ途中で風が落ちて途中でキャンセルとなり、あすへ持ち越しとなっています。
ちなみに日本勢の山田昭彦(J-67)は2位で2回戦へ、鈴木智彦(j-85)は3位で2回戦へ、駒井友彦(J-18)も4位で2回戦へ進み、きのう惜しくも藻がからんで惜しくも5位で次へ進めなかった浅野則夫(J-25)も4位で2回戦へ進んでいます。
さて、あすは、東海上の低気圧はさらに東海上へ遠ざかり、西からは新たな低気圧が進んできそうなので、朝から雲が多く、午前中は雨がぱらつく可能性もあります。
また、午前中は風が弱いものの、午後になると近づく低気圧の影響で南~南西寄りの風が少し強まってきそうです。
あすはメンズの第5ヒートから、ウイメンズは第3ヒートからスタートする予定です。
スキッパーズミーティングは午前9時30分を予定していて、風が吹いていれば午前10時にはスタートする予定です。
あすも再度レースが行われ、日本勢の活躍に期待したいと思います。
文・写真:OCEANS MAGAZINE
気象情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
5月14日(日)午後9時発表
ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会3日目!
2017.05.13
さて、11日(木)から津久井浜にて開催されている『ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会』はきょうで3日目を迎えました。
きょうは、西から近づく前線や低気圧の影響で朝から雨で、朝のうちはまだ弱い雨かいったん上がった時間もあったのですが、徐々に雨足も強まり、午前中のうちに本降りとなっていました。
風は、朝のうちは弱いかほぼ無風だったのですが、少しずつ強まり、午前9時のスキッパーズミーティングでは、スラロームかフォイルレースのどちらかを行う予定ということで、選手たちはきょうこそはと期待していました。また、きのう、おとといと風が吹きそうで吹かなかったこともあり、きょうの低気圧による風への期待は選手やスタッフの間でも大きくなっていました。
朝のうちはほぼ無風だったのが、徐々に北~北東寄りの風が入りはじめ、その後午前11時ころを過ぎると東~南東寄りへ変わりはじめ、その風も少し上がってきたので、早速セッティングをして海上へ出る選手もいて、一時はプレーニングもしていたのですが、その後すぐに風は落ちてしまい、再び無風状態へ。
一時的な雲の影響だったのか、さきほどまで上がりそうだった風も一向に上がらない状態がその後も続き、雨足はさらに強まり、このままきょうは終わってしまうのかと、嫌な雰囲気が会場全体に漂っていました。
しかし、その後再び風向きは北東~北寄りになり、雨足は強いままだったのですが、沖合での風速をチェックすると8~9ノット、もしくはたまに12ノット程度まで上がっているということで、再びスタンバイのコールが響き渡りました。
その風は比較的安定してきたということで、午後3時にスタート予定というコール。選手たちは一斉に準備に取り掛かり、海上の本部船の近くへカッ飛んで行きました。
そのころ雨もまだ強く降っていて、視界が悪く、陸上からは肉眼ではかなり見づらい状況となっていましたが、まずはウイメンズからのスタート。
はじめのうちは風があまり安定していなかったり、ゼネリコやキャンセルが相次ぎましたが、何とかウイメンズは第1レースが成立。
やはり第1レースを制したのは、ワールドランキング1位のSarah-Quita Offringa(ARU-91)で、2位がDelphine Cousin Questel(FRA-775)、3位がLena Erdil(TUR-33)となっています。
日本勢では、10位以内に3人入り、鈴木文子(J-61)が8位、大西富士子(J-94)が9位、穴山未生(JPN-311)が10位となっています。
そして、その後も風は安定して吹いていたので、メンズも着々とヒートをこなしていきました。
そうこうしているうちに雨も徐々に弱まり、気づいた時には雨も上がり、視界も良くなって、陸上からも肉眼で何とか見えるようになっていました。
メンズの日本勢では、合志明倫(J-1)と山田昭彦(J-67)、生駒大輔(J-21)がそれぞれ1回戦では3位、酒井亨(J-58)と穴見知典(J-60)も4位と大健闘を見せたのですが、いずれも2回戦目で敗退してしまっています。
また、期待されていた浅野則夫(J-25)は1回戦目で惜しくも5位で2回戦へ進めず、鈴木智彦(J-85)も8位で1回戦目で姿を消しています。
メンズはヒート14までこなすことができたのですが、あとはファイナルと順位決定戦を残すのみというところで風が落ちてしまい、キャンセルが相次ぎ、結局あすへの持ち越しとなりました。
メンズのファイナルへ進出しているのは、
Mortefon Pierre(F-14)
Costa Hoevel Gonzalo(ARG-3)
Maynard Finian(BVI-11)
Rosati Andrea(ITA-0)
Vonk Jordy(NED-69)
Lachino Matteo(ITA-140)
Albeau Antoine(F-192)
Quentel Julien(SXM-421)
の8名です。
さて、あすは、きょうに通過した南海上の低気圧は東海上へ遠ざかり、前線も南海上へ南下する見込みなので、朝のうちは雲が多くなりそうですが、後半は晴れ間も出てくるでしょう。
(5月14日(日)午前9時予想天気図)
また、風も朝から午前中のうちは北~北東寄りの風が5~7m/s程度吹き、午後も北東寄りの風が4~5m/s程度は吹きそうです。
まずは朝のうちにファイナルを行う可能性があります。
あすのスキッパーズミーティングは午前7時30分で、8時にレーススタート予定です。
あすも第2レース以降も行う可能性もありますので、みんなで観に行きましょう!
文・写真:OCEANS MAGAZINE
気象情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
5月13日(土)午後9時発表
ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会 2日目!
2017.05.12
さて、きのうから津久井浜にて開催されている『ANA Windsurfing World Cup 横須賀大会』の2日目を迎えましたが、きょうも朝からお天気が良く、青空が澄み渡り、太陽もじりじりと熱いくらいの朝を迎えていました。
風も北東寄りの風が弱めですが、少しは吹いていたので、きょうは9時のスキッパーズミーティングで、まずはフォイルでのファンレースのウェイティングに入るとPWAからのアナウンスがあり、選手たちは、フォイルの準備を早速始めていました。
ファンレースといえども、選手たちは本気モードで準備して、早速海へ出て行っていました。
会場には朝から多くのギャラリーの方々が来場していたのですが、初めて見るフォイル・ウインドサーフィンを珍しそうに、しかも興味津々で見入っていた方も多くいました。
このフォイル・ウインドサーフィンとは、ウインドサーフィンのフィンの部分に水中翼をつけ、少しの風が吹いていれば、その速さで浮き上がり、水面の上というよりは、海の上を飛びながら走るといったものです。
もともとはヨットから始まり、今ではアメリカズカップや、SUP、サーフィン、カイトサーフィンなど、海上を走るあらゆるスポーツに取り入れられ、フォイリング・ジェネレイションと言われる時代となっています。
海上には多くのフォイルをまとったウインドサーフィンがスタート地点へ走っていき、会場に来ていたギャラリーはもちろん、日本のスタッフや大会関係者たちも、日本で初めて見るフォイル・ウインドサーフィンレースのスタートを心待ちにしていました。
しかし、スタート予定時刻は午前10時を予定していましたが、なかなか安定した風が吹いてこず、その後も風が安定するまで待っていたのですが、結局その後風も落ちてしまい、さすがのフォイルでも走らなくなってしまったということで、とりあえずは今回はキャンセルして、またスラロームのウェイティングに入りました。
その後も東から南東寄りに風向きが変わりましたが、風は依然として強まってこないので、今度はSUPでのファンレースを選手の中から出場者を集め、しかも勝てば10,000ユーロ(約12万円)がもらえるということで、6人ずつの4チームで争われることとなりました。
でも、賞金がかかっているということもあり、さすがはみんなプロのアスリートといった感じで、レースが始まると真剣そのものの表情で、まさに本気モードで漕ぎまくっていました。
SUPレースがひと段落すると、次第に南東寄りの風があがりはじめ、今度こそスラロームレースが行われるかと、誰もが期待して、選手たちもみんなそわそわしながら準備にとりかかり、沖合へ出ればプレーニングしていた選手たちもいたのですが、結局安定した風がなかなか続かず、結局本日2日目も本レースはキャンセルとなってしまいました。
さて、あすなのですが、あすは、西から前線やその前線上にできた低気圧が夜に向けて徐々に近づき、朝から雨模様となってしまいそうです。また、夕方から夜にかけては低気圧が接近・通過していくので雨が強まる可能性があります。
(5月13日(土)午前9時予想天気図)
(5月13日(土)午後6時予想天気図)
ただし、低気圧が近づいてくるということで、朝から北東寄りの風が4~5m/s程度吹き続け、午後にはもう少し上がって6~8m/s程度の風が吹く予想となっています。
前線の位置や低気圧の進み具合によって大きく変化する可能性もありますが、あすは風が吹いてレースが行われる可能性があります。
気温もぐっと下がって肌寒くなりそうですが、世界の走りが見れるかもしれません。
日本のトッププロたちも地元での開催ということで、どこまでその意地を見せてくれるかも見どころとなりそうです。
あすに期待しましょう!
文・写真:OCEANS MAGAZINE
気象情報提供:WATER KIDS JAPAN
小川和幸気象予報士
5月12日(金)午後9時発表
午前と午後で40km!/白畑瞬
2017.05.09
今日は午前と午後で40キロ漕ぎました^_^
53キロ離れた島を人力で渡る挑戦のため2週間後はハワイにいきます。
来年に向けて島を繋ぐための修行に行って来ます^_^
漕いだ後のご褒美に小さい頃から食べている軟骨定食大盛り!!!
#港湾食堂 #奄美大島 #ローカルフード
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
総合9位!/横山貴代
2017.05.09
週末は片瀬江ノ島にてTRUMPwetsuits APP World Tour Japan pro-amに参戦して来ました!
世界のトッププロには食い込めず結果総合9位に終わりました。
多くの応援、サポート有り難うございました。
初日は強風とウネリでかなりのハードコンディションの中無事にゴール。
ハードコンディションだった為、多くの選手達が身体の不調を訴える中、皆さんから心配の声を掛けて頂きました。
周りのサポートもあり、体の故障も無く大丈夫です!
まだまだ試合が続きます。体調に気を付けて頑張ります♪
#KeramaBlueZAMAMI
#RivieraRP24” #RivieraBUMP Flex26
#FCS
#DOVE #CW-X
#GARMIN
#ZEN #shotz
#SportsAromaConditioning
#AggressiveDesign
横山貴代facebookより
TRUMP Wetsuits APP World Tour Japan pro-am 2日目速報!
2017.05.07
きのうから片瀬海岸東浜にて開催されているSUP世界最高峰の大会である『TRUMP Wetsuits APP World Tour Japan pro-am』の2日目をきょうは迎えました。
きょうはきのう低気圧により強かった南~南西寄りの風は、低気圧の通過したことにより北寄りの風に変わり、波も、きのうの風波は残っていたものの、落ち着いた朝を迎えていました。
その後、日中は東~南東、そして南~南西寄りの風にかわりましたが、さほど強まることはなく、また、波もまとまりつつも何とか続き、きょう行われたスプリントレースとしては、まずまずのコンディションとなりました。
午前10時30分にまずはメンズからスタートしてからは順調にヒートをこなし、ウイメンズのファイナル、そしてメンズのファイナルまで無事に行うことができ、ときおり入るうねりをうまく捕まえつつ、最後まで全ての力を出し切って、かなり白熱した戦いを目の前で見ることができました。
メンズでは、最初からほかよりも圧倒的なスピードとパワーで、最後のファイナルでもConner Baxterと昨年スプリントレースを制しているCasper Steinfathとのデッドヒートの末、見事にMo Freitasが優勝して、ウイメンズでは、Terrene Blackが優勝しています。
また、総合では、きのうの10kmロングディスタンスで優勝しているConner Baxterがきょうのスプリントレースでも2位でフィニッシュして総合優勝を飾っています。
ちなみにMo Freitasはきのう2位だったので、総合でも準優勝を飾りました。
ウイメンズでは、きょうのスプリントレースで優勝して、きのうのロングディスタンスでも4位でフィニッシュしているTerrene Blackが総合優勝しています。
ケニー金子はロングディスタンスでは19位、きょうのスプリントレースでは10位で総合でも15位となり、日本人では最高順位となっています。
日本のウイメンズでは、佐藤優香がきのうのロングディスタンスでも5位、そしてきょうのスプリントレースでも唯一日本人としてファイナルに残り8位となって、総合でも6位と大健闘しています。
詳しいリザルトはいかをご覧ください。
2日間にわたってSUPの世界最高峰の大会が江の島の片瀬海岸東浜にて開催されましたが、きのうの10kmロングディスタンスレースでは南~南西寄りの風と波が強まり、ジャンクでハードなコンディションの中で行われ、また、きょうは一変して落ち着いた中でのスプリントレースが行われ、2日間ともに違うコンディションで、それぞれ違う姿の湘南の海で行うことができ、日本の海の素晴らしさ、そして、ここ湘南の海で江の島をバックにレースができたことを選手たち、そしてAPPスタッフたちは喜んでいることでしょう。
また、来年もさらに充実して素晴らしい大会が開かれることを期待しています!
文・写真:OCEANS MAGAZINE
過去の投稿一覧
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。