小川和幸info
今後の台風の行方!
2015.08.21
非常に強い台風16号は父島の南東海上を北北西へ向かって20km/hで進んでいます。
今後は、非常に強い勢力を保ちながら北北西へ進みそうですが、23日(日)から24日(月)にかけて北~北東寄りへ進路を徐々に変えていきそうです。
ということは、うねりのピークは23日(日)ころが考えられます。
ちなみに23日(日)には、あの伝説の「稲村クラシック2015」が開催される可能性があり、きのうの実行委員会で、きょうの21日(金)からウェイティングに入ることが発表されました。
実際に開催されるか否かは前日22日(土)の午前中には大会HPにて正式に発表され、大会当日の朝に最終判断が下されるようです。
今回の台風からのビッグウェイブはかなりサイズが上がる可能性もあるので、十分に見ごたえのある、まさに伝説に残る大会となるかもしれません。
お時間のある方はぜひ会場へ。
大会HPはこちら。
今回のうねりですが、おそらくあす22日(土)から23日(日)にかけては多くの場所でクローズとなってしまいそうです。
湘南でも来週の25日(火)ころまではハードな状況が続いてしまうでしょう。
また、現在フィリピンの東海上を西へゆっくりと進んでいる非常に強い台風15号の方も、あす22日(土)ころから進路を北から北東寄りへ進路を変えてきそうなので、23日(日)から24日(月)にかけては先島諸島へ最接近、もしくは上陸する可能性があり、24日(月)から25日(火)にかけては沖縄本島から奄美群島付近へ最接近、もしくは上陸する恐れがあります。
また、25日(火)の後半には九州へ上陸し、26日(水)に日本海へ抜けていく可能性があります。
その後は進路を再び北から北西寄りへ変えて、27日(木)には中国大陸へ上陸する見込みです。
今回のうねりのピークは22日(土)から23日(日)ころと考えられますが、その後も25日(火)ころまではハードな状況が続きそうです。
さらに25日(火)から26日(水)にかけては新たに進路を北東寄りへ変える見込みの台風15号からの南西寄りのうねりが新たに反応する可能性もあり、しばらくは波が続きそうです。
来週前半までは太平洋側では大荒れが続き、その後も台風からのうねりは弱まりつつも残りそうなので、マリンレジャーはもちろん、船舶なども控えた方が良いと思われます。
台風の進路や勢力、スピードなどは変わる可能性があり、それにより予報が大きく変わることもあるので、今後の台風情報には十分にご注意ください。
8/22(土)午前6時予想天気図
8/23(日)午前6時予想天気図
8/24(月)
8/25(火)午前6時予想天気図
8/26(水)午前6時予想天気図
8/27(木)午前6時予想天気図
8/28(金)午前6時予想天気図
8/29(土)午前6時予想天気図
8/30(日)午前6時予想天気図
世界のナクラ17級の現状。リオ五輪テストイベント5日目/バルクヘッドマガジン
2015.08.21
8月19日、ブラジル・リオデジャネイロで開催されているリオ五輪テストイベント5日目。ワールドカップならメダルレースを含めて5日間と決まっ ていますが、本大会ではクラスごとにスタート日、終了日が異なり合計8日間おこなわれます。来年のリオ五輪本番は11日予定されているので、さらに長い期 間になります。(BHM編集部)
リオに期待された風は吹かず。大会5日目まで軽風シリーズになっています。写真は外海に出て最も遠いエリアでおこなわれた470級。photo by Junichi Hirai
5日目のリオも前日同様に風弱く、全種目のレースが予定されていましたが、ナクラ17級、RS:X級男女以外は陸上待機ではじまりました。ナクラ17級は弱い風で2レースおこなわれ、オーストラリアが連続トップで首位へ。オランダ、ドイツと僅差で並びます。
カタマランのナクラ17級は昨日紹介した49er級FXと同じく、リオ五輪から採用される新種目です。北京五輪でマルチハル種目のトーネード級が 消え、女子マッチレースに変わりましたが、マッチレースはロンドン五輪1度だけでなくなり、五輪のために開発されたナクラ17級が採用されました。
ナクラ17級の特長は五輪セーリング種目で唯一の男女混合種目であること。スキッパーが女子のチームもあれば、その逆もあり。首位のオーストラリ アチームは男子スキッパーですが、2位のオランダは女子スキッパー、ドイツは男子、ニュージーランドは女子…とチームによってまちまち。お互いの個性を活 かしたチームが組まれています。
カタマランは日本では馴染みのない種目ですが、ISAFユースワールド種目やアジア大会でも採用されいていることからも世界で普及するカテゴリー といえます。日本はこのテストイベントに出場していませんが、後藤浩紀/田畑和歌子(チームアビーム)が活動していて、9月中国で開催されるアジア大陸枠 選考(ISAFワールドカップ青島大会)で五輪出場を狙います。
いくつかの国際大会や世界選手権でこのクラスを見てきた感想は、まずカタマランというスピードボートの特性から独特のヨットレースがおこなわれる ということ。このテストイベントのコースは上・下のマークを周回。上マークにはヒッチマークが設けられ、下マークはゲート、フィニッシュは風下へ流し込み となります。1年半前にはじめてナクラを見た時は、特に風が吹き上がると他国の選手たちは船に乗るだけで精一杯、という印象でした。昨年の世界選手権で も、風が上がると上マークからヒッチマークまでバウダウンできない選手が続出していたのを覚えています。
しかし、今春に見たISAFワールドカップ・イエール大会のメダルレースは、選手のセーリング技術が飛躍的に進化していました。強風のボートハン ドリング性能があがり、ポートアプローチから上マーク回航する華麗な姿はまさに芸術的で、トップ選手の技量が一段と上がっているのが分かりました。船の性 能を知るため試行錯誤を繰り返し、セッティング方法も安定してきたのだろうと感じています。
いまナクラの世界でいちばん速い選手は、まぎれもなくフランスのビリー・ベッソン/マリエ・リオウです。このチームはナクラ17級がはじまってか ら三連続で世界選手権を制している怪物チームです。しかし、本大会では現在5位。軽風シリーズとなっているリオの風と強い潮に翻弄されています。
大会5日目はナクラ17級とフィン級のみ2レースを実施。その他のクラスは1レースで終えました。RS:X級男女は全レースを実施できずに予選終 了となり、富澤 慎は20位、須長由季は16位となりました。明日のRS:Xは上位10艇によるメダルレースがおこなわれます。また、その他のクラスもスタート時刻を早め ておこなわれる予定です。
マリーナ・デ・グロリアの東端にある470級のバース。photo by Junichi Hirai
ジュリーは五輪を模して各国1名と決まっています。日本からはJSAFルール委員会の増田開さんが参加しています。photo by Junichi Hirai
ナクラ17級のスタートではISAFワールドカップ・ウエイマス大会でおこなわれた旗によるカウントダウンが採用されました。5分前から時間を知らせる数 字の旗が合図になります。今後、ISAFの主流になるのかはまだ分かりませんが、オリンピック本番を意識したスタート方式です。photo by Junichi Hirai
ナクラ17級のスタート。中央のスペインはボルボオーシャン世界一周レースで〈Mapfre〉のスキッパーを務めたイケール・マルティネス。いま、世界の トップセーラーは、オリンピックとアメリカズカップ、ボルボオーシャンレースを重複して活動しています。ものすごいエネルギーです。photo by Junichi Hirai
軽風で強い首位のオーストラリア(ジェイソン・ウォーターハウス/リサ・ダーマニン)。これまで同国のライバルであり、前回アメリカズカップでオラクルチームに所属していたダレン・バンドックは出場していません。photo by Junichi Hirai
富澤 慎は最終レースを5位を獲得。軽風のパンピング・コンディションは得意な風域です。今回は首の故障もあり大会を20位で終えました。photo by Junichi Hirai
470級は最も遠いエリアで1レースだけ実施しました。土居一斗/今村公彦は14位で10位に後退。photo by Junichi Hirai
470級女子の吉田 愛/吉岡美帆は14位を取って総合10位へ。外海でおこなわれた470級は波が高いが風は弱い、というハンドリングのむずかしい海面でした。photo by Junichi Hirai
夕方、帰着する時間には空に厚い雲がたちこめ、壮観な景色があらわれました。手前はシュガーローフで遠くにキリスト像が見えます。photo by Junichi Hirai
◎ISAF Aquece Rio International Sailing Regatta 2015
http://www.sailing.org/olympics/rio2016/home
◎Aquece Rio
http://www.aquecerio.com/
470級男子 参加22艇
1. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 3-(7)-7-1-1 12.0p
2. USA Stuart Mcnay / David Hughes 6-2-1-(9)-5 14.0p
3. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 5-3-(6)-3-6 17.0p
10. JPN 土居一斗/今村公彦 11-5-5-(23)-14 35.0p
470級女子 参加18艇
1. USA Anne Haeger / Briana Provancha 2-2-3-(6)-2 9.0p
2. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 6-1-(11)-1-3 11.0p
3. CHN Shasha Chen / Haiyan Gao 1-3-2-13-(16) 19.0p
10. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 (19)-10-6-4-14 34.0p
49er級男子 参加20艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 2-6-1-(12)-1-1 11.0p
2. AUT Nico Delle Karth / Nikolaus Resch 5-2-7-2-4-(11) 20.0p
3. ESP Diego Botin / Iago Lopez Marra 1-4-8-5-(10)-4 22.0p
13. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 12-12-11-(14)-8-13 56.0p
49er級FX女子 参加19艇
1. ITA Giulia Conti / Francesca Clapcich 1-2-3-(10)-4-2-6 18.0p
2. BRA Martine Soffiatti Grael / Kahena Kunze (20)-3-2-2-3-1-14 25.0p
3. ARG Victoria Travascio / Maria Sol Branz 2-7-4-1-5-6-(17) 25.0p
17. JPN 松苗幸希/原田小夜子 17-(19)-16-17-11-13-7 81.0p
レーザーラジアル級女子 参加28艇
1. LTU Gintare Volungeviciute Scheidt (10)-3-8-1-7-1-9 29.0p
2. USA Paige Railey 13-1-(29)-2-8-3-6 33.0p
3. BEL Evi Van Acker 15-13-4-4-4-(22)-2 42.0p
15. JPN 土居愛実 1-(21)-16-16-13-17-17 80.0p
RS:X級男子 参加28艇
1. CHN Aichen Wang 4-1-1-1-2-(5)-1-1-4 15.0p
2. FRA Pierre Le Coq 1-6-5-3-3-(9)-5-8-1 32.0p
3. GRE Byron Kokkalanis 7-(17)-6-2-6-1-10-4-2 38.0p
20. JPN 富澤 慎 20-19-19-(25)-20-25-15-16-5 139.0p
RS:X級女子 参加20艇
1. FRA Charline Picon 1-7-6-2-11-1-(13)-1 29.0p
2. POL Malgorzata Bialecka 3-2-3-5-4-8-4-(9) 29.0p
3. ESP Blanca Manchon 4-4-5-7-2-6-(21)-3 31.0p
16. JPN 須長由季 17-(20)-10-8-18-15-14-16 96.0p
バルクヘッドマガジンより
http://bulkhead.jp/category/news/
遂に稲村クラシック2015が開催か!
2015.08.20
伝説のビッグウェイブコンテストの「稲村クラシック2015」は、すでに8月20日からウェイティングに入っている。
その稲村クラシック2015がいよいよ今度の日曜日(8月23日)に開催される可能性があるとして、あす8月21日(金)からウェイティングに入ることが、さきほどの実行委員会にて決定した。
稲村クラシックは、「ナガヌマクラシック」から「稲村クラシック」と大会名が変更されて開催された1989年から24年ぶりに2013年9月26日に開催されたのは記憶に新しいと思う。
そのときの大会は、24年ぶりということもあり、まさに伝説に残る大会となり、TVからラジオまで、多くのメディアとギャラリーで多いに盛り上がっていた。
また、前回優勝した第4代チャンピオンの大橋海人プロは、湘南茅ヶ崎出身で、彼の父親も、この稲村ケ崎でサーフィンの腕を磨いていたので、とても感慨深かったことを覚えている。
今年は、台風の当たり年か、というくらいに台風が次から次へと発生していて、しかも台風が続けて2つできることも多く、各地で被害も出てしまっていることが残念だが、それでも、この夏は比較的波が続き、いつもの夏とは違う満足感を感じているサーファーも少なくないと思う。
今回も、台風15号と台風16号がほぼ同時に発生し、ちょうどきょうから非常に強い台風15号からの南~南東寄りのうねりが一気に強まり、また、大型で非常に強い台風16号からの南東寄りの強いうねりも加わり、どこも大きくサイズアップしてきている。
このうねりは、あす以降もさらに強まり、この週末は、太平洋側の多くの場所でハードでクローズすることが予想されている。
ただし、稲村ケ崎は、ほかの場所がクローズしてから真価を発揮する場所で、台風からの大波が到来すれば、そこはビッグウェイブポイントとして、歴史が刻まれている。
そうした場所でも、過去にまだ4回しかこのビッグウェイブコンテストは開催されていない。
つまり、それだけビッグウェイブにこだわり、格式高い大会となっていることがわかる。
台風16号は23日(日)の後半から24日(月)にかけて関東の南東海上を通過する予想となっているので、おそらく23日(日)がピークとなることが考えられる。また、24日(月)だと台風が近すぎて、北寄りの風が強まり、うねりも抑えられてしまう可能性もある。
これらのことを受けて、23日(日)の開催が予想されている。
(8月23日(日)午前6時予想天気図)
今後、台風の動き次第では、予想が大きく変わる可能性もあるので、今後の台風の動きには十分に注意しておく必要がある。
ちなみに23日(日)に開催するか否かは22日(土)の午前中に実行委員会で決定され、大会HPにて公式発表される予定だ。
また、最終的な判断は、大会当日の朝に波の状況を見て最終決定されることとなっている。
今回は、どんなドラマが待っているのか、とても楽しみだ。
開催されることを期待して、あすからの台風の動きをチェックしておこう。
詳しくは、以下の大会HPをご覧ください。
なお、大会記念Tシャツもあるので、ぜひご購入されるの良いと思う。
Tシャツやポスターは大会HPより購入できます!
49erFX日本の実力と期待。リオ五輪テストイベント4日目/ バルクヘッドマガジン
2015.08.19
8月18日、リオ五輪テストイベント4日目。朝から晴れ渡り、気温が上昇したリオデジャネイロは風なく陸上待機に。午後2時過ぎになって弱い南西 風が入り、一部のクラスからレース海面へ。しかし、その風も長続きせず、49erFX、RS:X級男女、レーザー&ラジアルだけがレースをおこな い、470級男女は海に出ることなく1日を終えました。(BHM編集部)
49er級FXの松苗幸希/原田小夜子。中盤までトップに迫る快走をみせました。photo by Junichi Hirai
本日の注目は、49er級FXの松苗幸希/原田小夜子(ガルフネット)です。スタートは出遅れたものの、逃げた右海面で伸ばし、1上マークを3位 回航。さらに1下ではトップに僅差で続く2位回航で(編集長を)驚かせました。風は3〜5メートル程度、もっとも岸寄りの海面で49erFXのレースはお こなわれました。こうしたライトコンディションなら勝機があります。
しかし、2度めのアップウインドで松苗/原田は順位を落とし、最終11位へ後退してしまいました。順位を落としたのは残念ですが、彼女たちはキラリとひかるレースを見せてくれました。
49er級FXはロンドン五輪の後で採用が決定し、リオ五輪から実施されるあたらしい種目です。海外では470級女子から転向する選手、あらたに 始める選手がこの種目に参入して、女子の花型種目になりつつあります。現在、トップを走るスキッパーのマルチーヌ・グラエル(BRA)や2位のジュリア・ コンティ(ITA)は、ロンドンまで470女子で活躍していた選手です。
オリンピックでスキフ女子を採用する流れは、ロンドン以前からありましたが、正式に採用されたことにより、各国はこぞってこの種目に挑戦するようになりました。特にデンマーク、ドイツなどは国内の戦いが熾烈で、複数チームがワールドカップの上位に名を連ねます。
松苗/原田は日本代表としてテストイベントに出場していますが、日本国内でも数チームがリオを目指して活動を開始しました。この流れは他国に比べ て1、2年遅いスロースタートといえます。6月におこなわれた江の島オリンピックウィークは、(五輪出場を本格的に目指すチームの)実質はじめてのレース となり松苗/原田が優勝しましたが、彼女たちの実力が抜き出ているわけではありません。
松苗/原田の順位は現在19カ国中18位。これはいまの日本の現実的で順当な成績です。きびしさを感じながらも、本日のようなレース内容をみる と、豊富な伸びしろを感じたのも事実です。49er級FXは、11月にアルゼンチンで開催される世界選手権、そして来年3月アブダビのアジアカップがアジ ア大陸枠の最終選考になります。この2大会で五輪出場国枠を獲得できるかが勝負です。リオ、そして東京五輪へ向けた日本49erFX女子の成長を期待した いと思います。
陸上待機になったため選手たちは木陰でリラックス。風が吹くのをじっと待ちます。photo by Junichi Hirai
公式掲示板。マリーナの端にあるので「遠すぎる」という不満の声も。photo by Junichi Hirai
掲示板には地元の天気予報と潮流の資料が掲示されています。ロンドンではJOCのマルチサポート事業として海面調査していましたが、リオ五輪ではロンドンのような本格的な調査はおこなわれていません。photo by Junichi Hirai
RS:X級の富澤慎と須長由季。風待ち中、お互いに詳細なレースに関する情報を交換し合っていました。photo by Junchi Hirai
他クラスに先行しておこなわれた49er級FXのスタート。photo by Junichi Hirai
リオに来るのは昨年のテストイベントに続いて2度目。「RS:Xはレース海面が決まっていて外海ではやりません。でも潮がキツく陸の影響を受ける風で特徴的。レース海面の癖を読み解くのが鍵になる」と須長由季。photo by Junichi Hirai
RS:X級男子のスタート。photo by Junichi Hirai
リオに来て3日目に練習中に首を痛め、しばらく動けなかったという富澤 慎。パンピングに力が入らず苦戦していましたが、ようやく首の故障も回復しました。「結果よりも来年に向けてしっかり海面を調査をしたい」(富澤)
テストイベント期間中も新マリーナの建設工事が進んでいます。リオ五輪セーリング競技のメインとなる建物です。photo by Junichi Hirai
ブラジルでもニュースになっている五輪海競技の汚染問題。町や下水設備の遅れているファベーラと呼ばれる貧民街から流れ出る生活排水がグアナバラ湾に流れ 込んでいます。水の巡回しないマリーナの奥は特にひどい匂いで、水に浸かりたくありません。しかし、一定の水域を過ぎ、沖に出るにつれで水は澄んでいきま す。出着艇するマリーナ周辺は改善してもらいたいですが、レース海面は支障ないように思えます。photo by Junichi Hirai
これは海のゴミを拾う専用船。前方についた網でざっくりとゴミを拾い上げます。1日海に出てゴミを拾っていました。「去年に比べたらゴミはかなりなくなり ました。ビニール袋みたいなゴミが浮いていないわけではありませんが、この程度は日本でもあります」(須長)。「ゴミのことはレース中意識していません。 北京五輪の前に大発生していた藻に比べたらマシです」(富澤)。photo by Junichi Hirai
◎ISAF Aquece Rio International Sailing Regatta 2015
http://www.sailing.org/olympics/rio2016/home
◎Aquece Rio
http://www.aquecerio.com/
470級男子 参加22艇
1. USA Stuart Mcnay / David Hughes 6-2-1-(9) 9.0p
2. SWE Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom 2-(11)-4-4 10.0p
3. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 3-(7)-7-1 11.0p
9. JPN 土居一斗/今村公彦 11-5-5-(23) 21.0p
470級女子 参加18艇
1. CHN Shasha Chen / Haiyan Gao 1-3-2-(13) 6.0p
2. USA Anne Haeger / Briana Provancha 2-2-3-(6) 7.0p
3. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 6-1-(10)-1 8.0p
7. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 (19)-10-6-4 20.0p
49er級男子 参加20艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 2-6-1-(12)-1-1 11.0p
2. AUT Nico Delle – Karth / Nikolaus Resch 5-2-7-2-4-(11) 20.0p
3. ESP Diego Botin / Iago Lopez Marra 1-4-8-5-(10)-4 22.0p
13. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 12-12-11-(14)-8-13 56.0p
49er級FX女子 参加19艇
1. BRA Martine Soffiatti Grael / Kahena Kunze (20)-3-2-2-3-1 11.0p
2. ITA Giulia Conti / Francesca Clapcich 1-2-3-(10)-4-2 12.0p
3. ARG Victoria Travascio / Maria Sol Branz 2-(7)-4-1-5-6 18.0p
18. JPN 松苗幸希/原田小夜子 17-(19)-16-17-11-13 74.0p
レーザーラジアル級女子 参加28艇
1. LTU Gintare Volungeviciute Scheidt (10)-3-8-1-7-1 20.0p
2. USA Paige Railey 13-1-(29)-2-8-3 27.0p
3. GBR Alison Young (21)-14-3-3-14-6 40.0p
14. JPN 土居愛実 1-(21)-16-16-13-17 63.0p
RS:X級男子 参加28艇
1. CHN Aichen Wang 4-1-1-1-2-(5)-1-1 11.0p
2. FRA Pierre Le Coq 1-6-5-3-3-(9)-5-8 31.0p
3. ESP Ivan Pastor Lafuente (29)-3-3-7-4-7-3-5 32.0p
21. JPN 富澤 慎 20-19-19-(25)-20-25-15-16 134.0p
RS:X級女子 参加20艇
1. POL Malgorzata Bialecka 3-2-3-5-4-(8)-4 21.0p
2. FRA Charline Picon 1-7-6-2-11-1-13 28.0p
3. ESP Blanca Manchon 4-4-5-7-2-6-(21) 28.0p
16. JPN 須長由季 17-(20)-10-8-18-15-14 82.0p
バルクヘッドマガジンより
http://bulkhead.jp/category/news/
リオ五輪テストイベント2日目/バルクヘッドマガジン
2015.08.17
8月16日、リオ五輪テストイベント2日目からは、オリンピック・セーリング競技全10種目がはじまりました。日本チームは、昨日のレーザーラジ アル級、RS:X級男女に加えて、470級男女、49er級、49er級FXに出場します。リオデジャネイロは朝から快晴。気持ちのよい乾いた風が吹いて います。(BHM編集部)
日没迫る夕焼けの中でおこなわれた49er級。リオデジャネイロの日没は5時40分です。photo by Junichi Hirai
リオ五輪では6海面が予定され、湾内から湾外まで広い範囲がレース海面になります。海面ごとに転流する潮や陸の影響を受けて、コースの特長がある ようです。特に湾内中央の潮は強く、水が沸騰したようにみえる部分もあります。軽風も手伝って順位の変動は大きく、タクティクスの能力が必要とされます。 テストイベントのレース海面は、クラスごとに日替わりでおこなわれます。
このテストイベントに出場する選手は、各国のトップ選手だけが出場しています(昨年のテストイベントは1カ国1チームに限定されませんでした)。 この点は、ISAFワールドカップや世界選手権と大きく異る部分で、少数精鋭ゆえに上位下位の振り分け予選はなく、規定のフリートレースを消化し、最終日 にメダルレースがおこなわれるという流れになります。
本日が初日となる470級男子は、土居一斗/今村公彦(チームアビーム)が総合8位につけ好発進しました。7月のヨーロッパ選手権で日本代表に決 まった土居/今村は、いままで通りオーストラリアチームをセーリングパートナーに活動をともにしています。そのオーストラリア、ベルチャー/ライアンが初 日トップに。女子の吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセセーリングチーム)は、第1レースをUFD(リコール)で失格となり総合14位と出遅れました。
また、チーム結成1年未満にも関わらず、6月江の島オリンピックウィークでテストイベントの出場権を獲得した49er級FXの松苗幸希/原田小夜 子(ガルフネット)は、7月にポルトガルで開催されたヨーロッパ選手権に続く海外遠征第2弾。このフリートのなかで実力が劣るのは承知ですが、1レース1 レースが経験を積む貴重な経験につながっています。
大会2日目は6つの海面で、淡々とレースが進行しましたが、49er級FXのあとにおこなわれた49er級は風が安定せず、日没までかかって2 レースを実施。予定されていた3レース目はおこなわれませんでしたが、日本の牧野幸雄/高橋賢次(トヨタ自動車東日本)は13位で明日大会3日目へ進みま す。
マリーナ内は出店が1件あるだけ。即席マリーナの雰囲気をひしひしと感じられます。photo by Junichi Hirai
マリーナ中央には昨年まであった建物が取り壊されています。来年春先までに新設されるようで現在工事中です。photo by Junichi Hirai
レース海面を爆走する水上バイクが!実はこの方、海上警備の方で、わざわざメディアボートに近寄ってきて船検証(?登録証書)のようなものを提示させられました。photo by Junichi Hirai
各マークにはGPS末端が取り付けられていますが、トラッキングデータが公開されているわけではありません。photo by Junichi Hirai
49er級FXの松苗幸希/原田小夜子。photo by Junichi Hirai
セーリング競技で最も参加艇を集めるのは、。日本で人気の470級ではなくレーザー級です。本大会では38カ国。本番では46カ国が出場します。激戦のレーザー級は、クロアチアが逆転首位に立ちました。photo by Junichi Hirai
ナクラ17級。日本で1チーム活動していますが、テストイベントには出場していません。photo by Junichi Hirai
日本選手は活動していないフィン級。アジアから中国(Lei Gong)だけが出場しています。photo by Junichi Hirai
フィニッシュ後ガッツポーズのPieter-Jan Postma(NED)。初日1-2位で絶好調でした。photo by Junichi Hirai
波立っているのは、風の影響ではなく潮がぶつかってできたもの。湾内中央では非常に強い潮があります。photo by Junichi Hirai
49e級には2人のアメリカズカップのヘルムスマンが出場しています。ひとりはアルテミスレーシングのネイサン・アウタリッジ(AUS)。photo by Junichi Hirai
もうひとりはエミレーツ・チームニュージーランドのピーター・バーリング(NZL)。2016年はオリンピックで対決し、2017年はアメリカズカップで対決することになります。photo by Junichi Hirai
49er級の牧野幸雄/高橋賢次。6月に足を骨折してリハビリを続けていた牧野は久々のレースになります。photo by Junichi Hirai
レース海面を警備するブラジル海軍。photo by Junichi Hirai
レース時間は一般の船、貨物船の入港も制限されています。橋の外では貨物船が入港待ち。photo by Junichi Hirai
シュガーロックを背景に走る49erフリート。photo by Junichi Hirai
背景に山があり、キリスト像のシンボルマークがあり、ビルがあり、旧市街があり。リオはフォトジェニックなレース海面です。photo by Junichi Hirai
◎ISAF Aquece Rio International Sailing Regatta 2015
http://www.sailing.org/olympics/rio2016/home
◎Aquece Rio
http://www.aquecerio.com/
470級男子 参加8艇
1. AUS Mathew Belcher / William Ryan 1-6 7.0p
2. USA Stuart Mcnay / David Hughes 6-2 8.0p
3. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 5-3 8.0p
8. JPN 土居一斗/今村公彦 11-5 16p
470級女子 参加18艇
1. CHN Shasha Chen / Haiyan Gao 1-3 4.0p
2. USA Anne Haeger / Briana Provancha 2-2 4.0p
3. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 6-1 7.0p
14. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 19-10 29p
49er級 参加20艇
1. ESP Diego Botin / Iago Lopez Marra 1-4 5.0p
2. AUT Nico Delle – Karth / Nikolaus Resch 5-2 7.0p
3. NZL Peter Burling / Blair Tuke 2-6 8.0p
13. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 12-12 24p
49er級FX 参加19艇
1. ITA Giulia Conti / Francesca Clapcich 1-2-(3) 3.0p
2. NZL Alexandra Maloney / Molly Meech 3-1-(15) 4.0p
3. BRA Martine Soffiatti Grael / Kahena Kunze (20)-3-2 5.0p
18. JPN 松苗幸希/原田小夜子 17-(19)-16 33.0p
レーザーラジアル級 参加28艇
1. LTU Gintare Volungeviciute Scheidt (10)-3-8-1 12.0p
2. USA Paige Railey 13-1-(29)-2 16.0p
3. CZE Veronika Kozelska Fenclova 8-2-7-(10) 17.0p
15. JPN 土居愛実 1-(21)-16-16 33.0p
RS:X級男子 参加28艇
1. CHN Aichen Wang 4-1-1-1-2-(5) 9.0p
2. FRA Pierre Le Coq 1-6-5-3-3-(9) 18.0p
3. GRE Byron Kokkalanis 7-(17)-6-2-6-1 22.0p
23. JPN 富澤 慎 20-19-19-(25)-19-25 102.0p
RS:X級女子 参加20艇
1. FRA Charline Picon 1-7-6-2-(11)-1 17.0p
2. POL Malgorzata Bialecka 3-2-3-6-4-(8) 18.0p
3. ESP Blanca Manchon 4-4-5-(8)-2-6 21.0p
15. JPN 須長由季 17-(20)-10-9-18-15 69.0p
リオ五輪テストイベント/バルクヘッドマガジン
2015.08.15
編集長は、ブラジル・リオデジャネイロに来ています。水質汚染でニュースになっているセーリング海面は見た目とてもきれいですが、臭い、です。生活排水が 流れこんで異臭がしています。隣接する飛行場からかなり頻繁で飛行機が飛び立っていきます。羽田・若洲どころではない至近距離(五輪本番の発着は制限され るそうですが)。リオ五輪テストイベントのレポートは明日からアップします。おたのしみに!
バルクヘッドマガジンfacebooより
https://www.facebook.com/bulkheader?fref=ts
レッドブル:ジェネレーション・スウェーデン大会/バルクヘッドマガジン
2015.08.13
8月7〜9日、「レッドブル・フォイリングジェネレーション」スウェーデン大会が、同国南端の港町マルメで開催されました。2015年に世界7カ国で予定 されている「レッドブル・フォイリングジェネレーション」は、J字型のダガー、T字型のラダーを持つフライングファントムを使用しておこなわれる、次世代 セーラー発掘プログラムです。出場年齢は16〜20歳に限定され、各国の優勝者は2016年に開催されるワールドファイナルに招待されます。(BHM編集部)
最高速度35ノットで走るフライングファントムについて、乗艇経験のない編集長には想像しがたいものがあります。パワーボートでも35ノット出すに は勇気のいるもので、ハイパワーのエンジン、燃料、フラットな波コンディション等、さまざまな条件が求められます。特別な仕様の船以外、35ノットで走る のは「楽」な仕事ではありません。
セーリングボートでこのスピードを出すのだから、このフライングファントムが普通の船じゃないことは想像できるでしょう。高速セーリングが可能に なる理由は水面下のフォイルにあります。フォイルを利用して水面から浮き上がることで、接水面積を最小限に、水の抵抗が可能な限りなくなりハイスピード化 が実現しています。
セーリング中、ジブ、メインセール、ジェネカーシートはタイトに引き込みます。これはボートスピードが風速を追い越し、さらに風が前にまわってい くからです(追い風のなか自転車でダッシュすると風は後ろからではなく、前から受けます。真の風向・トゥルーウインドは後方ですが、実際にセールトリムに 関わる見かけの風・アパレントウインドを前方から受けることになります)。
フォイリング・カタマランは、2013年サンフランシスコ・アメリカズカップに登場し話題を集めました。フォイリング・カタマランは、次回のバ ミューダ・アメリカズカップでも採用されています。スポーツディレクターをつとめるローマン・ハガラとハンス・ペーター・シュタイナッハーは、将来有望な セーラーを発掘し、ユースアメリカズカップ、そしてアメリカズカップの舞台へ進むチャンスを与えようとレッドブル・フォイリングジェネレーションは考案さ れました。
世界4カ国目となるスウェーデン大会には10チームがエントリー。7日に予選をおこない8チームに限定したのち、2日間ノックダウン方式でおこな われました。8日は風が強く、レースができるかギリギリのなかおこなわれ。ファイナルとなった9日最終日は10ノット前後のフォイリングコンディションと なり、セリナ・バーリン/オスカー・ベングトソンが優勝しました。バーリンは女子で初となるチャンピオンです。
これでレッドブル・フォイリングジェネレーションは4大会を終え、2016年のワールドファイナルへ進む4カ国の代表が決まりました。次回フォイリングジェネレーションは、9月4〜6日にデンマーク・オーフスで開催されます。
◎レッドブル・フォイリングジェネレーション スウェーデン大会最終成績
1. Celina Burlin / Oscar Bengtson
2. Axel Rahlm / Mattis Ekvall
3. Erik Linden / Filip Larsson
4. Mans Gustaffson / Robin Nilsson
◎レッドブル・フォイリングジェネレーション代表選手
第1回 日本代表:矢野伸一郎/藤木一誓
第2回 イギリス代表:オーウェン・ボワーマン/モーガン・ピーチ
第3回 イタリア代表:マッテオ・ピラティ/フランチェスコ・ルバゴッティ
第4回 スウェーデン代表:セリナ・バーリン/オスカー・ベングトソン
◎RedBull
http://www.redbull.com/jp
バルクヘッドマガジンより
http://bulkhead.jp/category/news/
アメリカズカップスケジュール発表/バルクヘッドマガジン
2015.08.13
2017年アメリカズカップのスケジュールが発表されましたよ。サンフランシスコ大会より1カ月短く、イベントが詰め込まれている感じ。5月26日 クオリファイシリーズ開始、6月10日〜12日 チャレンジャー決定、6月13日スーパーヨットレガッタ、6月15日Jクラスレガッタ、6月17日〜アメリカズカップ、6月21、22日ユースアメリカズ カップ、6月24〜27日アメリカズカップ。
バルクヘッドマガジンfacebookより
https://www.facebook.com/bulkheader?fref=ts
またまた新たな台風が発生するかも!
2015.08.11
台風14号からの南東寄りのうねりが続き、どこもハードながらも上級者などは遊べているコンディションが続いているようです。
このあとも、きょういっぱいはうねりはしっかりと続きそうですが、あす以降は徐々に落ち着いてきそうです。
台風が遠ざかった後も東寄りのバックスウェルが続きそうなので、東向きの場所では波が続くでしょう。
また、今週末は、やっといつもの湘南という感じで波の無い状況が続きそうですが、そんな波の無い日もほんの束の間となりそうです。
現在、南海上を見ると、怪しい雲の渦があり、13日(木)か14日(金)には次の台風が新たに発生する可能性があります。
(8月14日(金)午前6時予想天気図)
また、その台風は発達しながら北西へ進み、21日(金)ころには奄美大島、もしくは沖縄本島付近の南西諸島へ最接近、もしくは上陸する可能性があります。
十分な警戒が必要となるかもしれません。
(8月21日(金)午前3時予想天気図)
また、18日(火)か19日(水)にはさらに新たな台風が発生する可能性があります。
(8月18日(火)午前6時予想天気図)
その台風も、北西へ進み、今回の13号と14号と同じような状況となる可能性があります。
新たな台風によるうねりは、早ければ18日(火)には入ってくる可能性があります。
まだまだ気は抜けないようです。
今後の気象情報には十分に気を付けましょう!
遂に進水式!/白畑瞬
2015.08.07
昨日無事に進水式を終えました‼
いろんな縁が繋がりV6アウトリガーカヌーを奄美の海へ浮かべることができました‼^_^
カヌークラブの皆でこの日を待ち望んでいたので漕ぎ出した時に鳥肌がたちました‼︎
じいちゃん形見でもある大島紬をつけて下手なよいすら節で航海祈願しました^_^
8月22日に喜界島へ朝仁海岸から漕ぎ出します‼︎
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
過去の投稿一覧
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。