小川和幸info
サンダーストーム通過でレースキャンセル。ASAFアジア選手権3日目!/バルクヘッドマガジン
2016.03.10
3月9日、リオ五輪アジア大陸予選「ASAFアジア選手権2016」3日目は、前日よりもさらに強いサンダーストームが通過し、天候が回復しない 見込みのため、すべてのレースがキャンセルされました。ハーバーを襲った暴風にで49er級が横転し、立て看板やフェンスも飛ばされるなど会場は一時騒然 となりました。ASAFアジア選手権最終日は12日。残り3日でアジア代表国が決定します。(BHM編集部)
雷雲がやってきてハーバー周辺は異様な暗さに。激しい雷と暴風雨に見舞われました。photo by Junichi Hirai
49er級 参加8艇 3レース終了時
1. IND Ganapathy Kelapanda / Varun Thakkar 7.0p
2. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 8.0p
3. THA Don Whitcraft / Dylan Whitcraft 9.0p
4. JPN 高橋稜レナード/小泉維吹 13.0p
5. KOR Sungwok Kim / Hoyeob Yang 16.0p
6. OMA Musab Al Hadi Hashim / Al Rashdi 18.0p
7. KOR Bongjin Chae / Dongwook Kim 19.0p
8. IND Aman Mohan / Shubham Pillai 24.0p
49erFX級 参加8艇 3レース終了時
1. JPN 松苗幸希/原田小夜子 4.0p
2. JPN 波多江慶/板倉広佳 6.0p
3. JPN 深沢瑛里/大熊典子 12.0p
4. JPN 宮川恵子/高野芹奈 12.0p
5. IND Varsha Gautham / Aishwarya Chezhiyan 17.0p
6. MAS Rufina Hong Mui Tan / Connie Riverra Tsen 18.0p
7. IND Ekta Yadav / Shaila Charls 21.0p
8. GBR Karyna Manuel / Abigail Hewitt 24.0p
レーザー級 参加41艇 2レース終了時
1. MAS Khairulnizam Mohd Afendy 6.0p
2. THA Keerati Bualong 8.0p
3. JPN 安田真之助 8.0p
4. CHN Zhou Jinfu 10.0p
5. CHN Qiao Jian 10.0p
6. JPN 瀬川和正 15.0p
11. 西尾勇輝 26.0p
12. 南里研二 27.0p
19. 樋口 碧 35.0p
20. 北村勇一朗 35.0p
30. 藤本拳 60.0p
選手たちは屋内やクラブレストランに非難しました。photo by Junichi Hirai
マストを倒して屋内に避難する49er。暴風に飛ばされる船もありましたが、重大な被害はなかったようです。photo by Junichi Hirai
テントや看板、フェンスなど固縛されていないものは飛ばされました。photo by Junichi Hirai
◎バルクヘッドマガジン・フェイスブック写真集
ASAF ASIA CHAMPIONSHIP 2016 Day1
ASAF ASIA CHAMPIONSHIP 2016 Day2
◎ASAF Asian Championship 2016
http://www.ac2016.asiansailing.org/
バルクヘッドマガジンより
今週の御前崎
2016.03.06
さて、いよいよ今週の8日(火)から、静岡県の御前崎ロングビーチにて、WORLD PERFORMANCE 2016のウェイティング期間に入ります。
海外からも続々と選手が来日しているようで、大会までカウントダウンが始まったという感じですね。
それでは、気になる今週の御前崎の気象情報についてお知らせいたします。
8日(火)は、日本の南海上の低気圧が通過し、また日本海の低気圧も通過して、後半に弱い冬型の気圧配置となる見込みです。
ですから、午後からは西寄りの風が吹いてきそうですが、まだあまり強まることはなく、おそらく8~10m/s程度でしょう。
波は東海上へ遠ざかる高気圧や、抜けた低気圧などの影響で南東寄りのうねりが多少強まりそうです。
(3月8日(火)午後3時予想天気図)
9日(水)は、南海上に前線が停滞して、その前線上を低気圧が抜けて行きそうです。
そのため北東寄りの風が吹き続けるでしょう。
波は、南東寄りのうねりは残りつつも徐々に弱まってしまうでしょう。
(3月9日(水)午前6時予想天気図)
10日(木)は、南海上の前線上の低気圧が抜けて、冬型の気圧配置となる見込みです。
ですから徐々に西~北西寄りの風が強まり、12~15m/s程度吹いてくるでしょう。
波は、南東寄りのうねりは徐々に弱まってしまいそうですが、抜けた低気圧からの東寄りのうねりが何とか続くでしょう。
(3月10日(木)午前9時予想天気図)
11日(金)も冬型の気圧配置が続く見込みです。
西~北西寄りの風が12~15m/s程度吹き続けるでしょう。
波は、東寄りのうねりが弱まりつつも、何とか続くでしょう。
(3月11日(金)午前9時予想天気図)
12日(土)は、冬型の気圧配置が続く見込みですが、多少弱まりそうです。
西~北西寄りの風は10~12m/s程度でしょう。
波は、東寄りのうねりはさらに弱まりつつも、西寄りの風波が続くでしょう。
(3月12日(土)午前9時予想天気図)
13日(日)は高気圧に覆われ、穏やかな天気となりそうです。
(3月13日(日)午前9時予想天気図)
以上です。
また随時解説していきたいと思っています。
情報提供:ISLANDS WATCH(iphone限定気象アプリ)
小川気象予報士
最後のワイルドカード選手決定!
2016.03.05
以下、観る!ウインドサーフィン「World Performance」情報facebookより
最後の切符 ワイルドカード選手発表!
選考はすべてのWAVERの中から考慮、基準はワールドパフォーマンスで活躍できそうなハイレベルの技術、精神力を持つ選手を実行委員会が選出しました。
新城 克志選手に決定!!
https://www.facebook.com/worldperformanceeventinfo/?fref=ts
あすからの1週間
2016.03.04
ISLANDS WATCH(※)によると、あす3月5日(土)は、北日本付近に中心を持つ高気圧が徐々に東へ移動して、西から低気圧を含む気圧の谷が近づいてくる見込みです。
西日本の太平洋側では徐々に南東~南寄りの風が強まってくるでしょう。また、それにともなって風波もまとまりがないものの徐々に反応してくるでしょう。
東日本では午後から南東寄りの風が吹いてきそうですが、あまり強まることはなさそうです。また、それにともなう風波も多少反応が良くなる程度でしょう。
(3月5日(土)午前9時予想天気図)
6日(日)は、高気圧はさらに東海上へ遠ざかり、日本海を前線を伴った低気圧が発達しながら東進して、その低気圧に向かって南西寄りの風が東日本を中心に強まってきそうです。
湘南では、朝のうちから南西寄りの風が吹いていそうですが、強まってくるのは午後になりそうです。おそらく8~10m/s程度は吹いてきそうなので、ウインドサーフィンはできるようになるでしょう。
また、風波もまとまりがないものの多少アップしてきそうなので、風をかわす場所でサーフィンもできそうです。
西日本では、南東~南寄りの風は徐々に弱まりつつも、南東~南寄りの風波やうねりが続くでしょう。
(3月6日(日)午前9時予想天気図)
7日(月)は、6日(日)の夜中のうちに前線が関東地方を抜けていき、朝には北寄りの風に変わっているでしょう。
そのため、南東~南~南西寄りの波は徐々にまとまり、東日本ではサーフィンできるでしょう。
また、西日本でも南東~南寄りのうねりは続くでしょう。
(3月7日(月)午前9時予想天気図)
8日(火)は、上空には気圧の谷が残りそうなものの、高気圧に覆われる見込みです。
東・西日本ともに南~南西寄りの波は弱まりつつも、東海上へ遠ざかる高気圧からの南東寄りのうねりが続くでしょう。
(3月8日(火)午前9時予想天気図)
9日(水)は、西から近づく前線上の低気圧が日本の南海上を東進していく見込みです。
その影響で西日本では、北東~東寄りの風が強まり、南東寄りのうねりは抑えられてしまいそうです。また、東を向いた場所では風の影響を受けてしまうでしょう。
東日本でも朝から北~北東寄りの風が吹き続け、午後にかけて徐々に強まってきそうです。また、その影響で南東寄りのうねりは抑えられてしまうでしょう。
(3月9日(水)午前9時予想天気図)
10日(木)は、9日(水)の夜に関東の南海上を通過した低気圧が東海上へ遠ざかり、西から寒気が南下して、冬型の気圧配置となってきそうです。
西日本では、徐々に北~北西寄りの風が強まってきて、南東寄りのうねりや、北東~東寄りの風波はまとまりつつも、抑えられてしまうでしょう。
東日本では、北~北東寄りの風が吹き続け、後半は多少弱まりそうなものの、南東寄りのうねりは抑えられたままとなってしまうでしょう。ただし、多少低気圧の南側で吹く南~南西寄りのうねりが後半に反応する可能性はあります。
(3月10日(木)午前9時予想天気図)
11日(金)は、西高東低の冬型の気圧配置となってきそうです。
西日本や東日本では北東~北寄りの風が吹き続けるでしょう。
ただし、御前崎などでは、北西~西寄りの風が強まってきそうです。
(3月11日(金)午前9時予想天気図)
12日(土)も、弱まりつつも上空の寒気は南下した状態が続き、冬型の気圧配置も続きそうです。
北西~北~北東寄りの風が西日本や東日本では吹き続けるでしょう。
また、御前崎などでは北西寄りの風が強めに吹き続けそうです。
(3月12日(土)午前9時予想天気図)
13日(日)は、高気圧に覆われ、全国的に穏やかな天気となりそうです。
西日本や東日本では、抑えられていた南東~東寄りのうねりの反応が多少良くなってくる可能性があります。
また、湘南や南伊豆、千葉南では、沖合を吹いていた西寄りの風による波も後半にかけて弱まってしまいそうですが、何とか続くでしょう。
(3月13日(日)午前9時予想天気図)
※「ISLANDS WATCH」とは、i-phone限定の気象情報アプリです。南西諸島をはじめ、全国の1週間先までの風や波の予報や天気図等を見ることができます。(App Storeよりダウンロードできます)
情報提供:ISLANDS WATCH(WATER KIDS JAPAN)
小川和幸(気象予報士)
Amanicoカヌークラブ!/白畑瞬
2016.02.29
久しぶりに凪ぎた日曜日‼
Amanicoカヌークラブの活動でトレーニングした後は沖の波でサーフィンをして、無料体験会^_^
お昼は皆でたこ焼きパーティー‼︎
こんな休日を今年は沢山開催して2016年もパドルスポーツで奄美を盛り上げて行きます^_^‼︎
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
ショップぽくなって来ました!/白畑瞬
2016.02.28
ショップぽくなって来ました^_^‼
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
男子クロアチア、女子フランス優勝。アルゼンチン470級世界選手権最終日/バルクヘッドマガジン
2016.02.28
2月27日、アルゼンチン470級世界選手権最終日。気持ちの良い青空が広がったブエノスアイレス沖。ワールド最終日は土曜日とあって、(水草を よけながらも)たくさんのセールボートが走っています。日本の初夏のような快適な気温とほどよい風が吹く、メダルレースに相応しいコンディションとなりま した。(BHM編集部)
男女入賞者一同。成績表の間違いの一件で、閉会セレモニーの開始時間が大幅に遅れました。photo by Junichi Hirai
今年の470級世界選手権では、女子、男子とも新しい世界チャンピオンが誕生しました。男子のクロアチアは2009年に続いて2度目の優勝。第1 レースの失格(UFD)から立ち直り、シングルスコアを並べ会心の勝利を決めました。2位は前半戦で圧倒的な走りを見せたニュージーランド、7連覇が期待 されたオーストラリアは(初日の地獄から這い上がり)3位となりました。
また、フランスも銅メダルを獲得です。実は、メダルレース後の発表ではフランスが3位となっていましたが、成績が発表されてかなり時間が経った後 に第5レースに得点ミスがあったことが発覚。ポイント上では4位になりますが。同国内で代表選考が関係しているフランスにはシビアな状況となり、揉めに揉 めて、審問の結果、2チームが銅メダル獲得という結果になりました。
また、女子はフランス女子が逃げ切り初優勝。2位にオーストリア、3位はニュージーランドです。男女とも世界のトップは、かなり絞られている印象 です。これからリオ五輪まで何度かの国際大会がおこなわれますが、今回の特別だった「レース海面の状況」を差し引いたとしても、五輪本番の上位の顔ぶれは 浮かんできます。
男子は、オーストラリア、クロアチア、イギリスが現時点でのメダル候補御三家といえます。そこにクルー変更後、急成長を遂げたアメリカが加わり、 次点でニュージーランド、フランスの若手組、さらに実力派のギリシアが入る構図です。日本男子の現時点の実力は、この上位グループに入るにまで至っていま せん。
一方、女子の実力はかなり拮抗しているといえます。女子は、コンディションに左右されるチームが多いのが特長で、リオ五輪本番までだれが飛び抜け てくるのか分かりません。今回の上位3チームに加えて、アメリカ、イギリス、日本も上位グループに入るでしょう。さらに、ライトコンディションに限定する なら、中国女子も力があります。リオの海面を考えると中国をメダル候補に入れてもおかしくありません。
470級の選手は、リオ五輪まで数回の国際大会に出場し、手合わせをすることになります。それらの結果を参考にしながら、切磋琢磨する各国の選手、そして日本チームの成長に注目したいと思います。次回、470級世界選手権は2017年にギリシアで開催されます。
アルゼンチン470級世界選手権 最終成績
女子 参加39艇
1. FRA Camille Lecointre / Helene Defrance 54p
2. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 57p
3. AUT Lara Vadlau / Jolanta Ogar 62p
4. BRA Fernanda Oliveira / Ana Luiza Barbachan 66p
5. POL Agnieszka Skrzypulec / Irmina Mrozek Gliszczynska 69p
6. USA Anne Haeger / Briana Provancha 72p
7. CHN Xiaoli Wang / Lizhu Huang 74p
8. USA Sydney Bolger / Carly Shevitz 83p
9. NED Afrodite Zegers-Kyranakou / Anneloes Van Veen 90p
10. ESP Barbara Cornudella Ravetllat / Sara Lopez Ravetllat 91p
11. 吉田 愛/吉岡美帆 93p
31. 山口祥世/畑山絵里 201p
男子 参加42艇
1. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 52p
2. NZL Paul Snow-Hansen / Daniel Willcox 58p
3. AUS Mathew Belcher / William Ryan 66p
4. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 67p
5. GBR Luke Patience / Chris Grube 100p
6. ITA Gabrio Zandona / Andrea Trani 106p
7. GER Ferdinand Gerz / Oliver Szymaski 109p
8. GRE Panagiotis Mantis / Pavlos Kagialis 112p
9. SWE Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom 116p
10. ESP Onan Barreiros Rodriguez / Juan Curbelo Cabrera 123p
27. 土居一斗/今村公彦 194p
◎大会写真集(バルクヘッドマガジン・フェイスブック)
https://www.facebook.com/bulkheader/
◎ARGENTINA 470 Championships
http://2016worlds.470.org/
男子のメダルレースは、実に見ごたえのある内容でした。第1上マークでニュージーランドが出遅れましたが、右海面のブローでトップまで一気に走り抜けたのは、メダルレースならではのおもしろさといえます。photo by Junichi Hirai
順位がめまぐるしく変わるメダルレースは観戦者を白熱させるに十分。しかし、このおもしろさを伝える「術」をワールドセーリングや国際470クラス協会が 持っていないことは、(もちろん努力しているのを知っていますが)残念に思います。photo by Junichi Hirai
男子メダルレーススタート直後。スペインがラダーに絡んだ水草を投げ捨てているのが分かります。地元のセーラーも「こんなことは、はじめてだ」というほどの珍しい世界選手権となりました。photo by Junichi Hirai
アルゼンチンはOP級の強豪国です。未来の子どもたちがメダルレースを観戦にやってきました。photo by Junichi Hirai
女子優勝のフランス。前週の南米選手権でダントツの優勝。本ワールドでもオールラウンドで安定した成績を残しました。photo by Junichi Hirai
優勝を決めたクロアチア。「(2度目の)優勝まで長かったー」とスキッパーのシメ・ファンテラ。photo by Junichi Hirai
ブエノスアイレスには古い船や美しいウッドンボートが現役で走っています。日本のものより古い船ばかりですが、修理しながら丁寧に乗られています。こんな船でヨットレースを優雅に観戦したいですね。photo by Junichi Hirai
バルクヘッドマガジンより
カヌー屋さんに向けて改装中!/白畑瞬
2016.02.26
現在のAmanico事務所はカヌー屋さんに向けて改装中^_^
昨日は綺麗な海で遊びました^_^‼
アマニコガイドサービスfacebookより
大量の水草がコースを覆い尽くす。470級世界選手権4日目レポート/バルクヘッドマガジン
2016.02.26
2月25日、後半戦に突入した「アルゼンチン470級世界選手権」4日目。これまでになく朝から良い風が吹くブエノスアイレスです。スタート時刻 を10時に変更したことは、レース委員会の読みがドンピシャリだったといえるでしょう。まともにセーリングできずフラストレーションを感じている選手たち は気合十分でレース海面へ向かいましたが…。(BHM編集部)
レース海面に大量の水草が流れてきました。このマークは下マークです。マーク回航と同時に水草に突っ込むことになります。photo by Junichi Hirai
風は吹き上がっているものの、ラプラタ川上流から流れてくる水草(先月に上流で降った大雨の影響と言われています)がレースコースに入り込み邪魔 します。風が出てきたことで、水草が(まとまって)大きなかたまりになってしまい、それを避けながら走るという極めて特殊な障害物競走となりました。
このようなヨットレースを取材することは二度とないと思われます。それほど、大量の水草がコースのあちこちにかたまりとなって、セーリングを邪魔 します。風は十分ながらも、スタートライン上のピンポイントに水草が流れてきてしまいスタートできず、ということもありました。
また、第2レースが始まる前には、レース海面全体を水草がおおってしまったため、本部船が先頭になってレースエリアを30分以上かけて大移動しました。それでも、水草の少ないエリアを探すのは非常にむずかしい状況です。
470級男子は、ニュージーランドが絶好調です。スリーボンドチームのセーリングパートナーをつとめていたチームですが、吹き上がっても風が弱くても抜群のボートスピードがあります。2位にはイスラエル世界選手権2位のクロアチアが入ってきました。
女子の上位陣は得点差も少なく切迫した展開が見ものです。頭を抜けだしたているのはフランスで、彼女たちは前週の全南米選手権に出場して優勝しました。また、2位にはロンドン五輪代表で、2013年の世界選手権で同国初の銅メダルを獲得した中国があがってきました。
日本の吉田 愛/吉岡美帆は2-9-19位で総合11位まであがりました。土居一斗/今村公彦は22位、女子の山口祥世/畑山絵里は30位。明日は予選最終日です。男子は2レース、レース数で遅れている女子は3レースおこなう予定です。
アルゼンチン470級世界選手権 4日目成績
女子 参加39艇
1. FRA Camille Lecointre / Helene Defrance 25p
2. CHN Xiaoli Wang / Lizhu Huang 28p
3. USA Sydney Bolger / Carly Shevitz 32p
4. AUT Lara Vadlau / Jolanta Ogar 36p
5. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 43p
6. USA Anne Haeger / Briana Provancha 43p
11. 吉田 愛/吉岡美帆 65p
30. 山口祥世/畑山絵里 145p
男子 参加42艇
1. NZL Paul Snow-Hansen / Daniel Willcox 37p
2. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 39p
3. AUS Mathew Belcher / William Ryan 48p
4. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 55p
5. SWE Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom 56p
6. GRE Panagiotis Mantis / Pavlos Kagialis 69p
7. ESP Onan Barreiros Rodriguez / Juan Curbelo Cabrera 69p
◎大会写真(バルクヘッドマガジン・フェイスブック)
https://www.facebook.com/bulkheader/
◎ARGENTINA 470 Championships
http://2016worlds.470.org/
狭い川を出港していくノエビアチーム。photo by Junichi Hirai
朝一、強い風が吹いていましたが、徐々に風は落ちていきました。photo by Junichi Hirai
水草を避け、蛇行運転をしながらフィニッシュへ向かいます。photo by Junichi Hirai
現在総合2位でトップを狙うXiaoli Wang / Lizhu Huang(中国)。photo by Junichi Hirai
なかなか定位置(中順位)からあがれない土居一斗/今村公彦。photo by Junichi Hirai
1-3-1位でトップを保守するニュージーランド(いつの間にこんなに速くなった?)photo by Junichi Hirai
女子トップのフランスは軽風が得意? 前週の南米選手権でも優勝したCamille Lecointre / Helene Defrance
着艇後、センターボード、艇体をチェックする吉岡美帆。明日の3本のレースが正念場です、
ガスケットのキズを修理する吉田 愛。photo by Junichi Hirai
バルクヘッドマガジンより
あしたからの1週間
2016.02.25
あすから来週末にかけての気象概況を解説いたします。
ISLANDS WATCH(※)によると、あす26日(金)は、北日本には寒気を伴った気圧の谷が残り、北日本を中心に冬型の気圧配置となる見込みです。
湘南では、北寄りの風が弱く吹き続け、東寄りの弱いうねりが何とか続く程度でしょう。
また、そのほかの東日本や西日本でも、はるか東海上の高気圧の吹き出しなどによる東寄りのうねりが何とか続く程度でしょう。
(2月26日(金)午前9時予想天気図)
27日(土)は、はじめ東日本では高気圧に覆われているものの、日本海を進む低気圧の影響で、湘南では、午後からは南西寄りの風が吹いてくる可能性があります。
午後からはウインドサーフィンできるようになるかもしれませんので、風の情報はチェックしておきましょう。一応今のところ、風のピークは午後3時以降になりそうです。
また、風波も多少上がりそうなので、まとまりはないものの、サーフィンできるでしょう。
(2月27日(土)午前9時予想天気図)
28日(日)は、湘南では北寄りの風に変わり、夜明け前まで沖合では南西寄りの風が吹き続けそうなので、南西寄りの波でサーフィンできそうです。
(2月28日(日)午前9時予想天気図)
28日(日)の後半から29日(月)の前半にかけて日本海から北日本へ低気圧が進んでいきそうなので、29日(月)は湘南では、再び南西寄りの風が強めに吹いてきそうです。
おそらく、午前中から吹き出してきそうですが、強まるのは午後からになりそうです。午後は再びウインドサーフィンできるかも。
また、御前崎でも西寄りの風が強まってくるでしょう。
(2月29日(月)午前9時予想天気図)
29日(月)後半から3月1日(火)にかけて強い冬型の気圧配置となりそうです。
湘南では北寄りの風となりそうですが、沖合では西寄りの風が吹き続けそうなので、湘南では西~南西寄りの波が続くでしょう。
3月1日(火)午前9時予想天気図)
2日(水)は、西から高気圧が張り出してきて、次第に冬型の気圧配置は緩んできそうです。
西日本では、後半には多少はるか東海上の高気圧の吹き出しなどによる南東~東寄りのうねりの反応が良くなる可能性はありますが、東日本などでは、うねりは抑えられたままとなってしまうでしょう。
(2日(水)午前9時予想天気図)
3日(木)は、広く高気圧に覆われ、穏やかな天気となりそうです。
西日本に続いて東日本でも、多少東~南東寄りのうねりの反応が良くなってくるでしょう。
(3日(木)午前9時予想天気図)
4日(金)になると、次第に高気圧の中心は東海上へ抜けていき、東日本、西日本ともに、日中は南~南西寄りの風が入りやすくなり、サイズアップにはいたらずに、面をザワつかせてしまうでしょう。
(4日(金)午前9時予想天気図)
5日(土)は、高気圧の中心はさらに東海上へ遠ざかり、大陸から東へ進む低気圧に向かって南~南西寄りの風が強まってきそうです。
湘南では、風波ながらサイズアップしてきそうなので、まとまりはないもののサーフィンできそうです。
また、ウインドサーフィンもできるようになるでしょう。
(5日(土)午前9時予想天気図)
6日(日)は、夜明け前には低気圧から伸びる前線が通過していきそうなので、朝には北寄りの風に変わりそうです。
南~南西寄りの風波はまとまり、サーフィンには良いコンディションとなるでしょう。
(6日(日)午前9時予想天気図)
※ISLANDS WATCHとは、i-phone限定の気象情報アプリです。南西諸島をはじめ、日本全国の沖合の風や波の情報を詳しく見ることができます。また、1週間先までの天気図等も細かく見ることができますので、ぜひご参考にしてください。
なお、「ISLANDS WATCH」を提供するWATER KIDS JAPANは、ウインドサーフィン大会や、SUP大会(WATERMAN LEAGUE等)などのオフィシャル情報提供をしております。
報提供:WATER KIDS JAPAN
代表 小川和幸(気象予報士)
過去の投稿一覧
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。