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小川和幸info

今年も開催!WATERMAN LEAGUE VICTORIA CUP 2016

2016.04.08

WATERMAN LEAGUE VICTORIA CUP 2016 WORLD SERIESが5月13日(金)~15日(日)まで、今年も逗子&葉山にて開催されます。

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世界のSUPトッププロが集結し、SUP世界大会が今年も逗子&葉山にて開催されます。昨年はカイレニーの劇的な総合優勝で幕を閉じましたが、今年は果たして誰の優勝となるか。

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また、世界のトッププロを相手に日本代表選手たちも堂々と戦います。さらには、WORLD SERIES以外にも、ジャパンチャレンジとして、6km、3kmレースのほかに、誰でも気軽に参加できるレースとしての1.5kmレースもあり、レースに出てみたいけど距離が長すぎて、と思っている方でも参加しやすいレースとなっています。

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大会中にはSUP試乗会やキッズ体験会やファンレースなど、イベントが盛りだくさんです。

ぜひこの機会にSUP世界大会を観に行って、良かったらレースに参加してみましょう!

詳しくは以下をご覧下さい。

http://watermanleague.asia/index.html


不思議な空間!/白畑瞬

2016.04.08

不思議とアイデアが浮かぶワクワクする空間^_^

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パドルスポーツを通して奄美を感じたい!/白畑瞬

2016.04.07

アマニコカヌークラブで一緒に活動しませんか?^_^
今年でクラブ設立から5年‼
朝仁海岸の目の前にシャワーや艇庫を完備しました‼
シーカヤックマラソンに出場してみたい方や
カヌーやSUPなどパドルスポーツを楽しみに週末を過ごす方から上位入賞を目指す方まで愉快な仲間達がいます^o^
更新月は4月と10月
入会金は無料で月々のクラブ会費を収めていただきます。

レンタルアマニコ会員
月々7000円(5回までレンタル)
(6回目から1000円加算)

アマニコ会員(自艇持ち)
5000円

会費に含まれるもの
施設使用料
年間活動費(6人カヌー含む)
アマニコshopの商品全て15%OFF
詳しくはお問い合わせ下さい^o^
0997-58-7879
(白畑)

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安全祈願祭!

2016.04.03

本日は、浦賀にあるシティマリーナ・ヴェラシスにて、毎年開催されている安全祈願祭に、気象講座のために行ってきました。

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この安全祈願祭では、まずはじめに神社の神主様をお招きしてマリーナおよびオーナー様の安全祈願をした後に、気象講座のほかに、安全講習会として、海上保安庁の方をお招きして、横須賀近辺の昨年までの海難事故の様子や、その事故防止のための秘訣などの講義のほか、信号紅炎点火訓練や、今年は新たな試みとして、救命救急講習やAED講習も行われました。

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午前中の安全講習会と気象講座には、約70名近くのヨットやボートもオーナーの方に参加していただき、安全に対する意識の高さが確認できました。

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また、午後の救命救急講習やAED講習でも、実際にAEDを使った講習なども行われ、海上に限らず、普段から安全に対する意識を高めるための講習会として、とても有意義な時間を過ごしていました。

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今年もこれからさらに暖かくなり、海に出ることが多くなると思いますが、船の整備や点検はもちろん、気象情報をこまめに入手し、安全に楽しくマリンレジャーを楽しめればと思います。

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取材(文・写真):OCEANS MAGAZINE


トレイルラン!/白畑瞬

2016.03.25

今日も山でトレイルラン^_^‼

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リオ五輪470級女子日本代表、吉田愛/吉岡美帆インタビュー/ばるくヘッドマガジン

2016.03.25

バルクヘッドマガジン編集長による470級代表インタビュー後編は、女子代表の吉田愛/吉岡美帆(ベネッセセーリングチーム)です。吉田選手は北 京、ロンドンに続いて3度目。吉岡選手はオリンピック初出場。彼女たちは、どんなことを考えてリオ五輪に挑むのでしょうか。世界のトップを走り続けている 「チームの現在」に迫ります。(BHM編集部)

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吉田 愛(写真左)
1980年11月5日生まれ。東京都出身。小学1年からセーリングをはじめ日本大で活躍。2006年世界選手権2位、14年世界選手権8位、16年世界選手権11位。全日本470選手権で総合優勝歴のある女子スキッパー。北京五輪(14位)、ロンドン五輪(14位)。

吉岡美帆
1990年8月27日生まれ。広島県出身。芦屋高でセーリングをはじめ、立命館大ヨット部で活躍。2012年琵琶湖全日本インカレ後、オリンピックを目指すようになる。2013年より吉田愛選手とチーム結成。リオ五輪初出場。実家には犬がたくさんいる。

◎五輪本番まで5カ月。リオの海を想定したトレーニング

BHM編集長:ベネッセチームはロンドン後の結成当初から、大会ごとに具体的な目標を持っていて、「課題出し、練習、レース、克服」を繰り返してきました。いまは、どんなことを課題にしていますか?

吉田愛:リオの海を想定した走りです。わたしたちは強風なら上位を走れるので、軽風までの走りに重点を置いています。オリンピックまで軽風練習だけで良いぐらい。

BHM編集長:この冬はリオデジャネイロと広島でじっくりトレーニングしていましたね。リオの海は、どんな特長があると考えていますか?

吉田愛:オールラウンドな風が吹く海面で、湾内と外では波の立ち方もまったく違います。湾内は、風が弱くてシフトがあって、潮の流れもある。広島の 海は、その条件にぴったりでよい練習ができました。湾外に出ると海のうねりもはいってきます。レースではパンピングフラッグがあがっていることが多いです が、あがっても8〜13ノット程度の風です。

BHM編集長:吉岡選手は学連(芦屋高から立命館大)を卒業して、すぐに世界の舞台で戦うようになりました。確か最初の大会は、3年前のラロシェル世界選手権でしたね。五輪代表になったいま、どんな気持ちですか?

吉岡:初めての海外遠征(2013年)に比べたら、ちょっとは気持ちに余裕が出てきました。いまは技術面もそうですが、オリンピックに向けて気持ちの持ち方、余裕の持ち方、精神的な部分をよく考えています。

BHM編集長:はじめて世界で戦った当時は、どんな感じだったんですか?

吉岡:学連の世界しか知らなかったので、衝撃が大きかったです。まず体力がぜんぜんなかった。体力がないと、余裕もなく、ただ乗っているだけ。あの頃からずいぶん練習しました。

BHM編集長:3度目の出場になる愛さんから何かアドバイスはありますか?

吉田愛:吉岡はおっとりしている性格で、どこに行ってもあまり変わらない良い面があります。あれこれ言うより、自然にまかせた方がいいのかなと思っ ています。ただ、「本番が近づくと、こんなことがあるよ」という例を話すことはあります。知識として知っていれば、衝撃も少ないでしょうし。

BHM編集長:リオ五輪はどんな戦いになるんでしょうか? 470女子は男子と違って「確実にメダルを取る」と予想される選手は少ないかもしれません。

吉田愛:女子チームは波があります。軽風が得意というチームもいますが、それだけではない。なかなか読めません。本番になってみないと分からない部分もあります。

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世界でもベテラン格となった吉田愛と学連セーラーから一気に世界の女子クルーに成長した吉岡美帆。photo by Junichi Hirai

◎過去のオリンピック、そしてリオオリンピックに向けて

BHM編集長:これまでのオリンピックと今回のリオ五輪までの流れで大きく違うのはどんな点ですか?

吉田愛:いままでの五輪は準備してきたつもりだけれども、自分が苦手にしている部分、課題にしている部分をちゃんと詰めていなかったように思います。今回のリオは、課題の取り組み方が大きく変わりました。

BHM編集長:自分たちの弱点をはっきりさせた上で取り組んできた?

吉田愛:そうですね。きちんと課題(弱点)をつぶしていけば、どんなにパニックになったとしても自分に身についたものであれば、それを信じて戦える と考えています。いままでは「この風が吹けばなんとかなる」と成り行きに任せる部分もありました。課題を克服することで、チームが成長しているのを実感し ています。

BHM編集長:ロンドン五輪ではレース中にメインセールが落ちるというトラブルがありました。いま振り返るとあれは、どういうことだったんだろう?

吉田愛:ロープが切れたわけでもなく、きれいにほどけてメインセールが落ちてしまった。あんなことは人生ではじめてのこと。毎日チェックしていたし 不運だっとしか思えません。いまはメインハリヤードをロック式に変えています。システムを変えることで、二度と同じことがないようにしたい。

BHM編集長:北京、ロンドンでは他国から抗議を受けました。プロテストに関して、どう考えていますか?

吉田愛:ルールに強くなる、勉強すれば勝てる、という問題ではないと考えています。レースの状況で、プロテストされる位置にいないことが大事で、そういう(不利になる)シチュエーションにならないポジショニングを普段のレースから実行しています。

BHM編集長:セーフティーなポジション取りは、走りを保守的にしてしまうのでは?

吉田愛:それも考えられますが、リスクを追って走るよりは、プロテストされない位置に自分をもっていき、そこから追い上げるべきだと考えています。

BHM編集長:オリンピックというのは、普段とは違う状況で、いつもの感覚とは違う舞台なんでしょうか?

吉田愛:あたまのなかで分かっていても、やはり「勝ちたい、前を走りたい」という気持ちが出てくる。それがうまく実際の走りと噛み合えば良いのです が、噛み合わなかった時、普段のレースでは出てこない「どうしよう」という不安が出てくる。いままで、五輪期間中、眠れなくなることもありました。

BHM編集長:前回と今回では、自分の気持ちやまわりの雰囲気は違いますか?

吉田愛:ロンドンの前は世界ランキング1位だったし、(国際大会で)メダルも取っていて成績が良かった。期待される部分も大きかったように思いま す。それに比べるといまのチームの実力はまだまだだし、雰囲気は違うかもしれません。表彰台を狙う戦いは緊張感があって好きなので、そういう戦いをしてい きたい。

◎勝つためにはまず体力をつけよう。吉田愛のセーリング上達法

BHM編集長:吉岡選手は、大学ヨット部を引退して3年でオリンピックに出場することになります。セーリングをはじめたきっかけは?

吉岡:中学までバレーボール、バドミントンをやっていました。芦屋高に入って、ヨット部があるのを知って、海が好きだったし、やってみよう、と。で も、ここまで来るとは思いもしませんでした。大学4年のインカレでダメで、自分のなかで「物足りなさ」を感じていました。そんな時に誘われたのがきっかけ です。

BHM編集長:愛さんは、ジュニア、ユース、インカレでも活躍してきました。オリンピックを意識するようになったのは、いつの頃ですか?

吉田愛:大学2年の時にオリンピックを考えるようになりました。それまでスナイプに乗っていましたが、自分から「オリンピックを目指したいから」と 言って、監督に転向をお願いしました。わたしは、これまで本当に人に助けてもらっていて、人に育てられたことを実感しています。まわりの環境に恵まれまし た。

BHM編集長:アテネを入れると4度目の挑戦。3度目のオリンピック出場です。へんなことを聞くようですが、それだけセーリングしていて、ヨットは好きですか? あまりにも日常になりすぎていて、好きとか嫌いという感情はなくなっているのでは?

吉田愛:それが、好きなんです(笑)。カラダの調子が悪い時、不思議なことにヨットに乗ると治ってしまう。気持ちがすっきりするんでしょうか。逆 に、休み続けてしまうとダメです。セーリングしていないと、生活パターンがくるって調子が悪い。ちょっと体調が悪いぐらいなら、海に出ていた方がいい。

BHM編集長:変わってる(笑)。そうした考えは、女性セーラー特有のような気がします。ところで、愛さんは後輩セーラーから質問される機会も多いと思いますが、日本の学生選手に上達のためのアドバイスをもらえますか?

吉田愛:学生選手からは、チューニングとかセールカーブのことを聞かれることが多いです。でも、ちょっと違うかなと思うことがあります。ヨットレー スで勝つためには、ヨットそのものを走らせることはもちろんですが、スタートのポジション取りをはじめ、ヨットレースの競技性が大切になる。特に若い時に は、ヨットレースの競技そのものやゲーム性を大切にしたほうがいいと思います。

BHM編集長:学生選手の練習方法については、どうでしょうか?

吉田愛:体力づくりと基礎練習を大切にして欲しいですね。長時間練習することで得られるものもありますが、できていないことを長く練習してもできな いまま。もっと課題を絞って、1日でも一週間でも「できないことをできるようにする」のが大事だと思います。体力トレーニングは、もっともっと必要です。 みんなが想像する以上に、ヨットレースで勝つために重要なことです。とにかく鍛えてください。

BHM編集長:ストイックなまでにヨットレースを追求しているベネッセチームの言葉は強いですね。参考にさせていただきます。吉田愛選手、吉岡美帆選手、ありがとうございました。

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/%E3%83%AA%E3%82%AA%E4%BA%94%E8%BC%AA470%E7%B4%9A%E5%A5%B3%E5%AD%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%80%81%E5%90%89%E7%94%B0%E6%84%9B%EF%BC%8F%E5%90%89%E5%B2%A1%E7%BE%8E%E5%B8%86%E3%82%A4/


連載第5回 空飛ぶ日記「肩の靭帯が切れて凹む」/バルクヘッドマガジン

2016.03.24

みなさん元気に乗っていますか? この連載を開始してから、どこへ行ってもひとこと、ふたこと感想や質問をもらうようになりました。ありがたいこ とです。みなさんに読んでもらえるのは嬉しいものの、そんなに得るものはないであろう内容に恐縮しつつ、成り行きに身を任せたいと思っています。そしてい ま、本意ではないのですが、いろいろ不便が生じていることを報告しなければなりません。(BHM編集部)

掲載がしばらくあいてしまったのは、ディープな読者のみなさんなら、なんとなく予想がつくかもしれません。まったく乗れていないのです。2月中旬 から海外取材が続いていて、そもそも葉山にいませんでした。出張は前から計画していたことで、だからこそ真冬にコソ練していたわけです。いや、ほとんど泳 いでいたんですけど。

編集長の仕事は、簡単に言ってしまえば、海の上で撮影して、実際に見たり聞いたことを原稿にすることです。ヨットレースを撮影するのは好きだし、 試してみたい撮影方法やアイデアがたくさんあるので、楽しくやりがいのある仕事です。やりがい度、おもしろ度、しあわせ度はかなり高く、仕事に誇りを持っ ています。

実はモスに乗り始めた理由のひとつは、昨年、撮影作業が続いたせいで足や手首を痛めてしまい、「こりゃ身体を鍛えないとダメだ」と考えたからです。どうせトレーニングするなら好きなヨットに乗ってやれば一石二鳥、とモスを選びました。

その選択は間違っていません。モスに乗るには体力(と精神力)が必要です。トレーニングは不可欠だし、乗った後の疲れ方もハンパない。編集長は、1時間海に出ただけでヘトヘトになってしまいます。

しかし、ちょっとした問題がおこったのです。2月のセーリングで肩を傷めたことは前回の記事で報告しました。その記事を書いていた時点では、軽い打ち身程度で、痛みは直におさまるだろう、とたかをくくっていたのですが、全然消えません。

そして海上で撮影する時、不安定なボートの上で重くて大きいカメラとレンズを、長時間上げ下げするのが難しくなりました。おかしいな、おかしいな。この1カ月、にがい顔をしながら海上で撮影していたのです。

あまりにも調子がヘンなので、先々週アブダビのアジア選手権で会った日本49erチームのトレーナーさんに診てもらったところ、「これは、肩の靭帯(じんたい)が切れてますね。関節がゆるんしまって痛みが出てます。ちょっと長引くかもしれませんよ」とのこと。

ががががががーん!!

かなりショックです。フォイリングの感覚を忘れないうちに乗りたいけれど、メインシートを引く動作をすると肩がズキンと痛い。がまんして乗っちゃいたいけれど、カメラが持てなくなるかもしれない。そうすると仕事ができなくなってしまう。それは困る。。。

いまは無茶をせず、鍼灸整骨院へ通って、針をうってもらったり、酸素カプセルに入ったり、治療に専念しています。あれ、編集長は、なんのためにモスに乗り始めたんでしたっけ? 本末転倒。日々是決戦。これもまた人生。。。

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アブダビのヨットハーバーで治療を受ける編集長。おかしい、おかしい、何かがおかしい。photo by K.Nakazima

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/%E9%80%A3%E8%BC%89%E7%AC%AC5%E5%9B%9E-%E7%A9%BA%E9%A3%9B%E3%81%B6%E6%97%A5%E8%A8%98%E3%80%8C%E8%82%A9%E3%81%AE%E9%9D%AD%E5%B8%AF%E3%81%8C%E5%88%87%E3%82%8C%E3%81%A6%E5%87%B9%E3%82%80%E3%80%8D/


リオ五輪470級男子日本代表、土居一斗/今村公彦インタビュー/バルクヘッドマガジン

2016.03.23

アラブ首長国連邦・アブダビで開催されたアジア大陸選考「ASAFアジア選手権」が終わり、全てのリオ五輪日本代表が内定しました。選手たちは、後 日、日本オリンピック委員会から承認を受けて正式に日本代表となります。いま選手たちは、どんなことを考えているのか? バルクヘッドマガジン編集長が、 470級代表チームをインタビューしてきました。前編は、470級男子の土居一斗/今村公彦(チームアビーム)の登場です。(BHM編集部)

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土居一斗(写真右)
1992年3月17日生まれ。24歳。神奈川県出身。横浜ジュニアでセーリングをはじめる(8歳)。福岡第一高、日本経済大で数々のタイトルを獲得。2014年サンタンデール世界選手権9位、8月リオ五輪テストイベント9位。アビームコンサルティング株式会社所属。

今村公彦
1984年2月3日生まれ。32歳。鹿児島県出身。錦江湾高ヨット部でセーリングをはじめ、第一経済大時代(現日本経済大)に五輪活動を開始。ロンドン五輪ではスリーボンドチームで活動後、大学の後輩にあたる土居一斗とチームアビームへ移籍。九州旅客鉄道株式会社所属。

◎リオ五輪本番へ向けて現地トレーニングがメインに

BHM編集長:昨年7月の470代表選考(デンマーク欧州選手権)から7カ月、8月に始まるリオ五輪まで5カ月に迫りました。この冬はどんなトレーニングをしていましか?

今村:リオデジャネイロの現地キャンプが中心でした。1月はリオで三週間のトレーニング。リオでは海外チームと練習することもありますが、主にオーストラリアチーム(マット・ベルチャー/ウィル・ライアン)と集中して、スピード練習やレース海面の調査をおこなっています。

土居:リオは潮が強く、風もトリッキーです。ボートスピードは、ダウンウインドも含めて全体的にあがってきています。悩んでいる部分もあるけれど、全体的に速くなっているのを感じています。

BHM編集長:三週間もいるとオフの時間も大切になるけれど、休みの時は何をしていますか?

土居:町を出歩いたりすることはないですね。夜はあぶないし。部屋で本を読んだりしています。オフの日は、なにしてるんだろ? そうだ、これまで サッカーは2回観に行きました。食事は自炊しています。スーパーで買い物しますが、この前、買ったばかりなのに玉子が腐っていました。いろいろ気をつけな いと。。。

今村:最初の頃に比べると生活パターンもだいぶ慣れてきました。オフになるのは三週間で3日ぐらいですが、休みと言いながらもハーバーに行って船をメンテしています。完全オフの日は、お互い関与しないようにしています。

BHM編集長:リオの水質汚染問題はどうですか? (編集長が)昨年行った時はだいぶ改善されているようでしたが、湾内はひどく臭うし、ハーバーにはゴミもありました。

今村:1月に行った時は、去年の8月よりもひどくなってる感じがしました。どうなるんでしょうね。1月はサマーシーズンで、オリンピックの季節とは 違うのも影響しているかもしれません。ジカ熱もあるし、その辺も気をつけないといけません。ハーバーの建設は大急ぎで工事していました。

BHM編集長:ふたりとも初めてのオリンピックになりますが、代表になってどんな気持ちでいますか? プレッシャーみたいなものはありますか?

土居:いまは、ないですね。オリンピック本番まで計画したことを淡々とこなしているという感じです。たぶん、まわり(ライバル国)からメダルを取ると思われていないので、それを逆にうまく使って、いい位置に絡んでいきたいと思っています。

今村:いまは、リオの海の特長をつかむのが第一優先です。インサイド(湾内)のレースでは、潮が速く、時間で転流する。レース海面では行くサイドで 流れが全然違ってきます。リオ五輪のスケジュールが発表されて、470男子の初日はインサイドでやります。これまでインサイドのレースの方が良い結果を出 しているので、がんばります。

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チームアビームの得意風域は体重を活用した強風セーリング。軽風が中心になると予想されるリオのために現在減量をおこなっているとのこと。photo by Junichi Hirai

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ブラジル・リオ五輪セーリング競技の会場となるグアナバラ湾。山に囲まれた湾内はトリッキーな風が特長で、右から左、左から右へ流れる速い潮流がある。photo by Junichi Hirai

◎世界で勝つためには、日本では得られないものがある

BHM編集長:土居選手は、福岡第一高、日本経済大を経て、五輪キャンペーンを始めました。最も結果を残している同世代の代表格といえますが、速くなるための秘訣を教えてもらえませんか?

土居:それは、、、なんなんでしょうね(笑)。練習量も大事だと思いますが、死ぬほど乗らなくてもいい。いまは1日2、3時間、集中して乗っています。

BHM編集長:自分が成長したと感じたのは、いつ頃?

土居:成績が出るようになったのは高校からです。ジュニア(OP)時代はぜんぜんダメでした。高校でヨットの理論を教えてもらって基本ができました。闇雲に練習するんじゃなくて、考えて、理解しながら練習したことは大きいと思います。

BHM編集長:今村選手のクルー歴は長くて、五輪キャンペーンは学生時代から10年以上続けてきました。ずっと負け続けて、やっとつかんだ日本代表です。これだけ長く活動した選手は少ないかもしれません。

今村:しぶといし、しつこい(笑)。毎回、代表選考で負けてきて、自分のなかで納得のいかないことがあって。「負けて、悔しくて、もう一度やる」を繰り返した気がします。

BHM編集長:世界に通じるクルーワークは、どのように身につけたんですか?

今村:錦江湾高2年の時からクルーをやっています。成長したと感じたのは、大学(第一経済大。現日本経済大)に入ってからで、三船監督、岡村コーチ(当時)に基本を叩きこまれました。

BHM編集長:ふたりとも学生時代にセーリングの基本を身につけたことが大きく影響しているようですね。

今村:ただ、クルーワークは、動作が重要なわけではありません。船を速く走らせることが大事。たとえば、上マークをまわった後、すぐにスピンポール をセットして速くスピンを張る動作ではダメ。船を波にしっかり乗せて、タイミングを見計らってからスピンアップの動作に入ります。優先するのは船を速く走 らせることですから。

BHM編集長:もっと上達したいと考えているセーラーは、日本にいる時どんな練習をしたらいいでしょうか?

今村:(基本動作を覚えた次のステップは)まず、海外に出て戦うことだと思います。外へ出ないことには得ることも少ない。ジュニアワールド、ユース ワールドなど出場するチャンスはあります。早い段階で海外選手と交流して、実際に戦い、おそらくズタボロにやられるんですけれど、その感覚が大事。日本に 戻ってきた時に「何が足りなかったのか」を考える。この時間が必要だと思います。

BHM編集長:今村選手の活動を学生時代から見てきたので、いまの考え方や、これまでやってきた行動に重みを感じます。

今村:より上の舞台に出て行こうとすると、そこは、うまいのが当たり前、できるのが当たり前の世界です。自分はまだまだ。でも、チャンスはある。社会人になってからでもチャンスはあります。挑戦は続けていきたいですね。

BHM編集長:ふたりともありがとうございました。オリンピックの活躍を期待しています。

 

バルクヘッドマガジンより

http://bulkhead.jp/%E3%83%AA%E3%82%AA%E4%BA%94%E8%BC%AA470%E7%B4%9A%E7%94%B7%E5%AD%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%80%81%E5%9C%9F%E5%B1%85%E4%B8%80%E6%96%97%EF%BC%8F%E4%BB%8A%E6%9D%91%E5%85%AC%E5%BD%A6/


2016年初ブログです!/白畑瞬

2016.03.22

久しぶりの投稿になりますm(__)m

2015年の夏を最後にブログをサボっていました(^_^;)

去年は会社設立1年目で初めての事に戸惑いながらたくさんの方に支えられて無事に2年目に入ることができました‼︎
ブログを通してですが心から感謝しています‼︎
現在は11年目を迎えるガイド業からカヌークラブ運営とパドルスポーツ用品販売、ビーチハウス運営と事業を展開しています。
これも僕1人では到底こなすことが出来ません、信頼出来る仲間が会社を支えているから2年目を迎える事ができました‼︎
なぜ僕がこの仕事を始めたのには理由があります。

ここからは分けて投稿していきます。

第一章

カヌーに出会うまで

僕の体験談になりますが奄美大島はずっと育ってきた島だけど、小さい頃から泳ぐのが苦手で海が近くにあったけどあまり行くことはありませんでした。
名瀬という中心部に生まれて、ほとんど都会と変わらない生活をしていたからです。もちろん島の行事ごとやしきたり、方言などはじいちゃんから教わってきたけど、あまり興味が湧きませんでした。
それから高校を卒業するまでは正直都会に憧れていました。
進学や就職で、一度は島を離れ外の世界をみてくるのが島の風習になっています。
ほとんどの友達が島を離れて行く中、僕は高校を卒業後特にやりたいこともなく島に残る事になりました。
それから職場の上司や年齢が20歳以上離れた先輩達に遊んでもらいたくさんの社会勉強をさせていただきました。
そんな時です、1人で過ごす時間をどう過ごそうか考えている時期にカヌーという乗り物を先輩達に教えてもらいました。
もちろん高価なものなので10代の僕には中古でも買える金額ではナイです(^_^;)
先輩から1時間だけ貸してもらえたカヌーを漕いで名瀬の港を出ると今まで陸から眺めていた景色が海から見ることで、島に対する想いが全て変わっていきました。
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23歳の写真

大きく思えていた市街地も島のほんの一部でしかなく、ほとんどが山に囲まれている風景に何も奄美の事をわかっていなかったんだなと気づかされ、島を離れるだけが全てじゃない、ここにいて良いんだとカヌーという不思議な乗り物で確信を持つことができました。
それからは20歳になるまで、先輩達に貸してもらって毎日海に行くようになりました。
そして20歳の成人式を迎えた翌月にバイトで貯めたお金を全てかけてサーフスキーという外洋のカヤックを購入しました。

ここまでが20歳になるまでの体験談ですm(__)m

書き出したら長くなってきたので分けて投稿していきます(^_^;)

第二章
20歳からの挑戦

(注)時間が出来たら投稿します。

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白畑瞬ブログ”奄美から世界の海へ白畑瞬のブログ”より

http://amanico.amamin.jp/e580129.html


あすから週末の気象情報

2016.03.17

あすから来週の月曜日までの気象について簡単に解説いたします。

ISLANDS WATCH(※)によると、まずあす18日(金)は、日本付近を覆っていた高気圧が徐々に東海上へ進み、西からは新たな気圧の谷や前線が近づいてくる見込みです。

その影響で、天気は西から下り坂で、西日本では南東~南寄りの風が入りやすく、特に南向きの場所では面も乱してしまいそうです。南寄りの風波も反応してきそうですが、波質は落としてしまうでしょう。

東日本では、南~南西寄りの風が吹きやすく、おそらく6~8m/s程度は吹いてきそうなので、やはりこちらも面を乱してしまいそうです。

風波で多少サイズアップしそうですが、あまり大きなサイズアップにはならないでしょう。

ウインドサーフィンは大きめのセイルとボードで何とか走れるようにははるでしょう。

(3月18日(金)午前9時予想天気図)

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19日(土)は、東日本では気圧の谷が通過しそうなので、天気は下り坂で、雲に覆われた朝を迎えそうです。

風は、朝から午前中にかけては南~南西寄りの風が強まり、風波でもサイズアップしてきそうです。おそらく8~10m/s程度は吹き、気圧の谷が通過する午前8時~10時ころにかけてはそれ以上吹いてくる可能性もあります。

ただし、昼ごろを過ぎると気圧の谷も通過して、南海上には前線も停滞しそうなので、徐々に風は弱まり、北寄りに変わりそうです。

予想よりも気圧の谷が速く通過して、北寄りの風に早く変わる可能性もあるので、ウインドサーファーはくれぐれも注意するようにしましょう。

また、サーフィンは、午後には北寄りの風に変わりそうなので、徐々に面はまとまってきそうです。また、沖合では西寄りの風が吹き続けそうなので、ややまとまりのない状態は続いてしまいそうですが、サイズはそこそこあってサーフィンできるコンディションは続くでしょう。ただし、はじめのうちはハードかもしれないので、十分に注意して入りましょう。

御前崎などでは、昼前ころから午後にかけては西寄りの風が強く吹き続けそうなので、ウインドサーフィンは波も十分にあり、暖かい中でウェイブが楽しめるでしょう。

西日本では、北寄りの風に変わりそうなので、南寄りの風波は徐々にまとまってきそうです。ただし、サイズダウンも早そうなので、サーフィンするなら早めが良さそうです。

(3月19日(土)午前9時予想天気図)

3.19.9時

20日(日)は、西から張り出した高気圧に覆われそうなので、東日本では北東寄りの風が吹き、6~7m/s程度は吹きそうです。

南~南西寄りの風波は続き、サーフィンできそうですが、徐々にサイズダウンも早そうなので、まずは早めが良いでしょう。

西日本でも、南寄りの風波はさらに抑えられてしまいそうなので、早めが良さそうです。

(3月20日(日)午前9時予想天気図)

3.20.9

21日(月)は、東日本では、引き続き西から張り出す高気圧に覆われる見込みです。

北東寄りの風が午前中を中心に強めに吹きそうなので、三浦などではウインドサーフィンが楽しめそうです。ただし、午後になると北東寄りの風も弱まってしまうでしょう。

また、南~南西寄りのうねりはさらに抑えられ、弱まってしまいそうなので、湘南などでは早めが良さそうです。

千葉などでは、北東寄りの風が入りやすいものの、東寄りのうねりが続くでしょう。

西日本では、南東~東寄りのうねりが続きそうですが、北~北東寄りの風に抑えられてしまうでしょう。

(3月21日(月)午前9時予想天気図)

3.21.9

 

この週末は波も何とかあり、サーフィンはそこそこできる子にディションも続きそうですが、春のように暖かく、天気も良くて場所によっては混雑してきそうなので、十分にルールとマナーを守りながら、楽しく安全に遊ぶようにしましょう。

※ISLANDS WATCHとは、i-phone限定の気象情報アプリで、南西諸島をはじめ、全国の1週間先までの1時間ごとの沖合の風や波予報や、1週間先までの天気図、潮汐情報などを見ることができます。App Storeからダウンロードすることができます。

情報提供:WATER KIDS JAPAN

代表 小川気象予報士

 


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小川和幸info

小川和幸

気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長

OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360

大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。

現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。

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