小川和幸info
GW後半の気象
2016.05.02
さて、いよいよGWも後半に入りますが、今年は風が吹きそうなので、ウインドサーフィンは良さそうですが、サーフィンは風をかわす場所の方が良いかも。
それでは早速詳しい気象情報について解説いたします。
まずあす3日(火)は、東海上の高気圧はさらに東へ進み、西からは発達した前線を伴った低気圧が近づいてきそうです。その影響で西から天気は下り坂で、九州では、ちょうど前線が通過する昼ごろから雨が強まってくるでしょう。
(5月3日(火)午前9時予想天気図)
また、全国的に南~南西風が強まってきそうです。ここ湘南でも午前中のうちから南寄りの風が吹き出し、午後からはさらに強まって8~10m/s程度は吹いてきそうです。風も波も上がりそうですが、サーフィンは風をかわす場所を選んだ方が良いでしょう。また、ウインドサーフィンは中上級者でそこそこ楽しめそうです。
北日本でも南寄りの風や波は強まってきそうです。
4日(水)は、低気圧がさらに発達しながら大陸を東へ進み、その低気圧から伸びる前線が午前中には東海から関東付近を通過する見込みです。その影響で、関西では3日(火)夜から雨が降りだし、東海でも朝には雨となり、関東でも午前中から雨が降り出す可能性があります。ただし、九州や西日本では天気は回復して、関西や東海でも午前中には回復して、関東でも夕方には回復してくる可能性があります。
(5月4日(水)午前9時予想天気図)
西日本では風は西寄りに変わり、南寄りの風波はまとまりつつも抑えられてくるでしょう。
関西や東海でも、西寄りの風が強まり、特に御前崎では、南寄りの波やうねりが高まり、ハードとなりそうですが、西寄りの風が強まりそうなので、上級者でウインドサーフィンができるでしょう。
湘南などでは、南寄りの風や波が非常に強まり、風は前線が通過する朝のうちは20m/s程度吹いて、雨と風が激しく、海どころではない可能性がありますが、風は午前中のうちに徐々に落ち着き、午後にかけて10~13m/s程度になる可能性があります。ただし、波は非常に高い状態が続きそうなので、サーフィンはあまり適さないかもしれません。また、ウインドサーフィンも上級者以外は危険なので、控えるようにしましょう。
そのほかのマリンスポーツも危険なので、海には出ないようにしましょう。
北日本でも低気圧や前線が近づき、南~南西寄りの風と波が強まり、大荒れとなりそうです。
5日(木)は、前線は東海上へ抜けつつも、低気圧は日本海北部からオホーツク海へ抜けて行く見込みで、低気圧の影響は東~北日本にかけて残りそうです。
(5月5日(木)午前9時予想天気図)
西日本では南海上に中心を持つ高気圧に覆われ、穏やかな天気となってきそうです。日中は南東寄りの風が入りやすいもののあまり強まることはなく、波も徐々に落ち着いてくるでしょう。
東海では西寄りの風が吹き続け、南寄りの波やうねりは落ち着いてきそうなので、中上級者を中心としたウインドサーフィン日和となるでしょう。
湘南など東日本では、南~南西寄りのうねりは落ち着きつつも続き、風も南西寄りの風が吹き続けてしまいそうです。ただし、午後にかけて徐々に弱まってきそうですが、朝のうちは10m/s程度、また午後でも6~8m/s程度は吹き続ける可能性があります。
サーフィンは風をかわす場所を選んで、また、ウインドサーフィンも様子を見ながら入るようにしましょう。
また、そのほかのマリンスポーツも波がまだ高いので、控えた方が良いかもしれません。
北日本では、低気圧の通過に伴って西寄りの風が強まりそうです。
6日(金)は、高気圧に覆われつつも、新たな低気圧が西から近づいてくる見込みです。
(5月6日(金)午前9時予想天気図)
西日本では、南寄りの風が波が徐々に強まってくるでしょう。また、夕方には低気圧から伸びる前線が近づいてくるので、天気は下り坂となるでしょう。
東海や関東でも午後にかけて南~南西寄りの風が徐々に強まってきて、午後は8~10m/s程度まで上がってくるでしょう。
北日本でも再び南~南西寄りの風や波が強まってきそうです。
7日(土)は、日本海北部からオホーツク海へ低気圧が進み、その低気圧から伸びる前線が関西から関東にかけて接近・通過していく見込みです。
(5月7日(土)午前9時予想天気図)
西日本では天気は回復してきそうですが、雲の多い状態が続くでしょう。また、風も北~北西寄りに変わってきそうなので、南寄りの波やうねりは落ち着いてくるでしょう。
関西では、昼前ころから北寄りに風が変わってきそうなので、後半にかけて南寄りの波やうねりは落ち着いてくるでしょう。
東海では、再び西寄りの風が強まり、中上級者でウインドサーフィンできるでしょう。
関東では、午前中には前線が抜けていきそうなので、前線が通過する時間帯は風や雨も強まり、荒れてしまい、その時間帯は避けた方が良いかもしれませんが、前線通過後は天気も回復して、南~南西寄りの風や波も強く、10~12m/s程度吹き続ける可能性があります。
北日本では低気圧の通過に伴って南~南西のちに北~北西寄りの風となり、雨も強く、大荒れとなるでしょう。
8日(日)は、北日本を除いて高気圧に覆われ、穏やか陽気となるでしょう。
(5月8日(日)午前9時予想天気図)
西~東日本では天気も晴れて、風や波も落ち着いてきそうです。
GW後半は風や波が強まる日が多くなりそうなので、十分にに注意しながら安全に楽しく過ごすようにしましょう!
情報提供:WATER KIDS JAPAN
代表 小川和幸(気象予報士)
日本、メダルレース進出ならず。ワールドカップ・イーエル予選最終日!/バルクヘッドマガジン
2016.05.02
4月30日、予選最終日となった「セーリングワールドカップ・イエール」4日目は、微風にはじまり、最大30ノットまであがる起伏あるコンディ ションでおこなわれました。4種目に出場した日本は全種目でメダルレース進出ならず。予選敗退でワールドカップ・イエールを終えることになりました。 (BHM編集部)
◎Sailing World Cup
http://www.sailing.org/worldcup/
総合11位、吉田 愛/吉岡美帆。シリーズ順位 (29)-21-18-16-8-12-9-4。予選最終日に追い上げたものの一歩及ばず。試合の波をつかめずに終えました。photo by Junichi Hirai
総合13位、市野直毅/長谷川孝。シリーズ順位 20-(25)-3-4-19-7-21-10。一時総合9位まで上がりましたが、惜しくもメダルレース進出ならず。photo by Junichi Hirai
総合15位、富澤 慎。シリーズ順位 11-24-14-11-20-15-9-1-14-(38)。軽風の第8レースではトップフィニッシュを決めました。photo by Junichi Hirai
総合29位、伊勢田愛。シリーズ順位 (35)-25-29-13-34-24-13-26-27-33。1上までは良い場面がありましたが順位をキープできません。photo by Junichi Hirai
総合29位、牧野幸雄/高橋賢次。シリーズ順位 31-26-(41)-35-3-23-28-29-6-23-31。強風、そしてスタートに課題が残ります。photo by Junichi Hirai
セーリングワールドカップ・イエール 大会4日目成績
470男子 参加39艇
1. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 19.00p
2. AUS Mathew Belcher / William Ryan 38.00p
3. SWE Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom 40.00p
13. JPN 市野直毅/長谷川孝 84.00p
470女子 参加34艇
1. FRA Camille Lecointre / Helene Defrance 34.00p
2. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 35.00p
3. BRA Fernanda Oliveira / Ana Luiza Barbachan 38.00p
11. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 88.00p
49er 参加40艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 44.00p
2. AUS William Phillips / Sam Phillips 92.00p
3. DEN Jonas Warrer / Christian Peter Lubeck 94.00p
29. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 235.00p
RS:X男子 参加40艇
1. POL Piotr Myszka 52.00p
2. POL Pawel Tarnowski 55.00p
3. GBR Nick Dempsey 61.00p
15. JPN 富澤 慎 119.00p
RS:X女子 参加40艇
1. POL Zofia Noceti-Klepacka 35.00p
2. GBR Bryony Shaw 41.00p
3. FRA Charline Picon 44.00p
29. JPN 伊勢田愛 224.00p
バルクヘッドマガジンより
イエール・ワールドカップ。日本、メダルレース出場を掛けて終盤へ!/バルクヘッドマガジン
2016.04.30
4月29日、フランス「セーリングワールドカップ・イエール」3日目。快晴ながらも風の弱いイエールは、前日と同じように陸上待機で始まりまし た。昼から吹き出した弱い風でレース開始。前半組のRS:X級、470級、49er級は、風が徐々に落ちる展開で1レース(49erは2レース)のみの実 施で、後半組と交代することになりました。(BHM編集部)
風下側にするすると位置取りして最高のスタートを決めた伊勢田愛。photo by Junichi Hirai
岸寄りの海面ではじまったRS:X級は、パンピングコンディションで1レースおこなわれました。減量により微軽風のスピードがアップしたという富 澤 慎は、その言葉通り、ボートスピードを得たことでレースの組み立てもよく9位に。総合順位(16位)こそ変わりませんが、微軽風域を狙ったリオ対策の効果 があらわれています。
また、RS:X級女子の伊勢田愛は、並み居る強敵のなかで風下いちばんのスタートを決め、クリアエアをつかむことに成功。タッキングポイントで、パフを掴んで上位で上マークをまわります。2上マークを8番で回航しますが、ダウンウインドで抜かれてしまい13位。
「スタートで飛び出してクリアな場所を走れたのがよかった。ダウンウインドは、セールをあおった後で止まる瞬間があり、ここで差を詰められてしま う。もったいないことをしました。今回は強風から微風まであり、自分に足りない部分がよく分かりました。毎レース、得るものがあり良い経験になっていま す」(伊勢田)
リオ五輪代表の伊勢田は、5月後半から約1カ月のリオ合宿を計画しています。本年度は、ワールドカップ・マイアミ、プリンセスソフィア杯に出場 後、このイエールが(リオ五輪までで)最後のビッグレガッタ出場になります。軽風域で手応えを感じているようで、オリンピックまでの短い期間のなかでス テップアップが期待されます。
セーリングワールドカップ・イエールは終盤戦に入りました。現時点でトップ10に入っていない日本勢は、明日30日の最終フリートレースが正念場です。実施レース数にもよりますが、よい風と成績に期待しましょう!
艇数限定大会になったことで、むかしは大混雑していたレーザーのバースもすっきりしました。少々さびしい気もします。ハーバー中央は、レーザーとラジアル、470男女、ナクラ17のバースになっています。photo by Junichi Hirai
ライトウインドでボートスピードを得た富澤 慎。大会2日目も上位で上マークをまわる場面がありました。photo by Junichi Hirai
伊勢田愛。昨年のオマーン世界選手権で日本人最高順位の21位を獲得して日本代表に内定しました。普段は地元・琵琶湖でトレーニングしています。photo by Junichi Hirai
「初日にパターンを崩してなかなか修正できていません。きょうは8位でしたが、満足の内容ではありません。明日は調子を取り戻します」(吉田 愛)
470級男子トップ2のデッドヒート。大会3日目の軍配はクロアチアにあがりました。得点差を詰めて、その差2点に。photo by Junichi Hirai
ハーバーの東側にあたらしいスロープができ、49er級の出艇が楽になりました。photo by Junichi Hirai
セーリングワールドカップ・イエール 大会3日目成績
470男子 参加39艇
1. AUS Mathew Belcher / William Ryan 6.00p
2. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 8.00p
3. SWE Anton Dahlberg / Fredrik Bergstrom 19.00p
13. JPN 市野直毅/長谷川孝 47.00p
470女子 参加34艇
1. BRA Fernanda Oliveira / Ana Luiza Barbachan 14.00p
2. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 15.00p
3. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 16.00p
19. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 63.00p
49er 参加40艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 24.00p
2. AUS William Phillips / Sam Phillips 61.00p
3. DEN Jonas Warrer / Christian Peter Lubeck 63.00p
33. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 175.00p
RS:X男子 参加40艇
1. GBR Nick Dempsey 32.00p
2. POL Piotr Myszka 35.00p
3. FRA Louis Giard 35.00p
16. JPN 富澤 慎 80.00p
RS:X女子 参加40艇
1. POL Zofia Noceti-Klepacka 21.00p
2. GBR Bryony Shaw 31.00p
3. ITA Flavia Tartaglini 37.00p
26. JPN 伊勢田愛 138.00p
バルクヘッドマガジンより
湘南祭’16 桑田佳祐杯パドルレースコンテストのSUP部門2位!/横山貴代
2016.04.30
今日は湘南祭’16 桑田佳祐杯パドルレースコンテストのSUP部門に参戦してきました!
結果は2位~
折り返しのサイドアップが調子良かったのは私だけ!?
レールが入って安定して走ってくれました♪
相棒の特性が分かってきたかなぁ~(^-^)
風の強い中応援に来てくれた皆さん、有り難うございました。
大会関係者の皆様、サポートしてくれてる皆様に感謝いたします。
#RIVIERA PADDLESURF #FCS #GARMIN
#CW-X #DOVE
#ZEN #Shotz
#sportsaroma
横山貴代facebookより
市野/長谷川、連続シングルで総合9位へ。ワールドカップ・イエール2日目!/バルクヘッドマガジン
2016.04.29
4月28日、フランスで開催されている「セーリングワールドカップ・イエール」2日目は、朝から風弱く長時間の風待ちではじまりました。この大会 では、6つのレース海面が用意され、五輪10種目、パラリンピック2種目(2.4mR級、ソナー級)がおこなわれています。(BHM編集部)
3-4位で総合9位に上がった市野直毅/長谷川孝。フィニッシュ時、思わず笑みがこぼれます。photo by Junichi Hirai
主なレース海面では、前半組、後半組に分かれるため、風待ちの時間は、そのまま終了時間が遅くなることを意味します。うれしくも悲しくも、イエールの日没は夜8時半。この時間までレースすることはまれですが、大会2日目は午後7時近くまでレースがおこなわれました。
本日の注目は、午後3時半からおこなわれた470級男子の市野直毅/長谷川孝です。微風から徐々に風があがってくるなかでおこなわれた第3レース では、右展開する中でも位置取りよく上マークを3位で回航。そのままの順位をキープして3位フィニッシュ。風がフルパワーまで上がった第4レースでは、な んと上マークをトップ回航。フィニッシュ順位は4位に落としましたが、本日3-4位で総合9位まであがりました。
「スタートを上手く出て、いい風をつかめました。最近、ボートスピードがあがってきています。きょうは出来過ぎの内容でした。目標は10番台を平均 して取れるようになること。そして、20番台を取るような失敗レースをなくすことです。目標は東京五輪なので、一歩づつ成長していきたいと思っています」 (市野直毅)
「ワールドカップでトップ回航するのは、はじめて。でも、いつも練習しているチームがまわりにいるので、それほど違和感なくレースができました。こういうレースをしていきたいですね」(長谷川孝)
編集長がこれまでセーリングワールドカップ・イエールを取材していて、連続シングルを取る男子を久々に見る気がします。市野/長谷川は、普段、ク ロアチア、フランス、スペイン等のリオ五輪代表チーム(ザオリセールのグループ)に加わり、日本の枠を飛び出してトレーニングする中で、着実に力をつけて きました。以前にも書きましたが、彼らのような雑草根性で五輪活動している470チームは、いまの日本に存在しません。
当然ながら最低限の資金で活動していて、市野は今年4月から所属が完全になくなり、この大会も自費遠征とのこと。艇の運搬や移動を海外チームと行 動(宿泊、移動する車も一緒)することで、コスト削減につとめています。資金不足の不安定な活動は明白ですが、彼らの場合、いまに始まったことではなく、 特に関西学院大を卒業してから、オリンピックを目標に突き進んでいる市野の継続力は「あっぱれ」としか言いようがありません。
海外チームの輪に加わるという、日本ではマイノリティーといえる彼らの活動が、今後成績につながっていくとしたら、日本のセーリング意識も変わっていくような気がします。
市野/長谷川のよき協力チームでもあるクロアチア。2016年度のワールドチャンプです。現在2位。photo by Junichi Hirai
狙うは金メダルのみ。470王者、マット・ベルチャー/ウィル・ライアン。photo by Junichi Hirai
軽風となった大会2日目。曇っていた空は晴れて、午後には青空の下、10ノットまで風が上がりました。photo by Junichi Hirai
大会初日はドライスーツが破れてしまい体力を消耗してしまった吉田愛。2日目はシフトの読みが裏目に出てしまい現在22位。photo by Junichi Hirai
猛スピードで走り抜けるナクラ17。photo by Junichi Hirai
これまで4回開催されたナクラ17世界選手権で4連覇しているフランス。photo by Junichi Hirai
レーザーラジアル級のスタート。photo by Junichi Hirai
先週おこなわれたメキシコワールドから連続する選手も多くいます。写真手前のデンマークは昨年ワールド優勝、メキシコワールド3位。急成長している選手です。photo by Junichi Hirai
ソフトバンクチームジャパンに加入したジェイソン・ウォーターハウス(AUS)。現在7位。昨年8月におこなわれたリオ五輪テストイベントの優勝チームです。photo by Junichi Hirai
セーリングワールドカップ・イエール 大会2日目成績
470男子 参加39艇
1. AUS Mathew Belcher / William Ryan 4.00p
2. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 7.00p
3. TUR Deniz Cinar / Ates Cinar 12.00p
9. JPN 市野直毅/長谷川孝 27.00p
470女子 参加34艇
1. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 9.00p
2. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 9.00p
3. FRA Camille Lecointre / Helene Defrance 11.00p
22. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 55.00p
49er 参加40艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 14.00p
2. AUS William Phillips / Sam Phillips 17.00p
3. DEN Jonas Warrer / Christian Peter Lubeck 38.00p
27 JPN 牧野幸雄/高橋賢次 118.00p
RS:X男子 参加40艇
1. POL Pawel Tarnowski 22.00p
2. GBR Nick Dempsey 27.00p
3. FRA Pierre Le Coq 28.00p
16. JPN 富澤 慎 71.00p
RS:X女子 参加40艇
1. POL Zofia Noceti-Klepacka 19.00p
2. GBR Bryony Shaw 21.00p
3. ESP Marina Alabau Neira 31.00p
31. JPN 伊勢田愛 125.00p
バルクヘッドマガジンより
あすからのGWの気象情報!
2016.04.28
さて、あす4月29日(金)からいよいよ待ちに待ったゴールデンウィークですね。みなさんのご予定はもうお決まりですか?
今週から来週にかけての気になる気象情報について簡単に解説いたします。
まずあす4月29日(金)は、きょう南岸を通過した低気圧が発達しながら東北沖~北海道の東海上へ向けて進み、上空には寒気が南下して、東~北日本にかけては季節外れの冬型の気圧配置となる見込みです。
(4月29日(金)午前9時予想天気図)
東北の太平洋側では南東~東寄りの風波やうねりが強く続き、はじめハードで、後半にかけて北西寄りの風により徐々に抑えられてきそうですが、ハードな状況が続きそうです。場所によっては上級者であれば入れる場所もありそうですが、十分に注意しながら入るようにしましょう。
また、北海道では、南東~東寄りの風波やうねりが続きつつ、北東寄りの風や波も強まりそうなので、大荒れとなりそうです。
千葉などでは、南東寄りのうねりが続きつつ、北~北西寄りの風も強く吹き続けそうなので、徐々に抑えられ、落ち着いてきそうです。風がネックとなりそうですが、何とかできるようになるでしょう。
湘南では、きょうに反応した南東寄りのうねりは何とか続きつつも弱まり、南~南西寄りのうねりも反応してきそうですが、北寄りの風により抑えられてしまいそうです。朝の時点で残っていれば、早めに入った方が良いでしょう。
東海では、西寄りの風が強く吹き続け、南東寄りのうねりは徐々に抑えられてしまいそうです。風をかわす場所で早めが良いでしょう。また、ちなみに御前崎などでは西寄りの風が15m/s以上吹いてきそうなので、ウインドサーフィンでウェイブが楽しめるでしょう。
関西以西では、南東寄りのうねりは続きつつも、北~北西寄りの風により抑えられてしまいそうなので、早めが良いでしょう。
4月30日(土)は、北海道では、寒気が残り、季節外れの冬型の気圧配置も続き、北西寄りの風が強く吹き続けるでしょう。東北以西では西から徐々に高気圧に覆われてくる見込みです。
(4月30日(土)午前9時予想天気図)
千葉以北では、北西寄りの風がはじめのうちはまだ強く、南東~東寄りのうねりはさらに落ち着きつつも、後半は抑えられてしまうでしょう。また、日中は東~南東寄りの風が入りやすくなるでしょう。
湘南では、南東~南~南西寄りのうねりは前日の北寄りの風により抑えられ、スモールとなってしまいそうです。ただし、小波でも何とかロング中心にサーフィンできるでしょう。また、日中は南寄りの風が入りやすいでしょう。
東海では西寄りの風がまだ吹き続け、29日(金)よりは弱まりつつも、ウインドサーフィンは楽しめそうです。
関西以西では、南東寄りのうねりが多少続くでしょう。また、後半は西寄りの風が吹いてきそうなので、西寄りのうねりに敏感な場所では、多少風波が強まる可能性があります。
5月1日(日)は、南海上や日本海に中心を持つ高気圧に覆われる見込みです。
(5月1日(日)午前9時予想天気図)
千葉以北では、南東~東寄りのうねりが何とか続くでしょう。ただし、特に千葉では、西~南西寄りの風が強く、さらに抑えられてしまいそうです。
ちなみに御宿や内房などではウインドサーフィンが楽しめそうです。
湘南では、西~南西寄りの風が多少強まり、風波ながら多少アップしそうです。風をかわす場所を選んで入りましょう。
また、ウインドサーフィンは多少楽しめそうです。
東海では、西~南西寄りの風は吹きそうなものの、面をザワつかせる程度となってしまいそうです。
関西以西でも西~南西寄りの風が吹き続けそうなので、面をザワつかせてしまいそうです。風をかわす場所を選んだ方が良いでしょう。
5月2日(月)は、高気圧の中心が徐々に東へ移動し、西からは気圧の谷が徐々に近づいてきそうです。
(5月2日(月)午前9時予想天気図)
東日本では、南東~東寄りのうねりが何とか続きつつ、湘南などでは西~南西寄りの風波もはじめのうちは残っているでしょう。ただし、徐々に弱まりそうなので、早めが良いでしょう。
西日本では、後半にかけて高気圧からの吹き出しによる南~南西寄りの風や波が徐々に強まってきそうです。
5月3日(火)は、高気圧はさらに東へ進み、西から低気圧が近づいてくる見込みです。
(5月3日(火)午前9時予想天気図)
東日本では、南~南西寄りの風が徐々に強まってくるでしょう。
西日本でも南寄りの風や波が強まってきそうです。
5月4日(水)は、西から近づく低気圧がさらに接近してきそうです。
(5月4日(水)午前9時予想天気図)
東日本では、南寄りの風が強く吹き続け、風波も上がってくるでしょう。面は乱れ、荒れてしまいそうなので、風をかわす場所を選んだ方が良さそうです。
また、ウインドサーフィンは中上級者で楽しめるでしょう。
西日本では、はじめ南~南西寄りの風が強そうですが、徐々に弱まりそうです。綺麗にまとまることはなさそうですが、南~南西寄りの風波や南東寄りのうねりは続くでしょう。
5月5日(木)は、高気圧は東海上へ遠ざかり、北日本を中心に低気圧の影響を受けそうですが、東~西日本では、西日本に中心を持つ高気圧に覆われるでしょう。
(5月5日(木)午前9時予想天気図)
東日本では、南寄りの風波が多少まとまってきそうです。ただし、日中は南東~南~南西寄りの風が入りやすいでしょう。
西日本では、南~南西寄りの風波はさらに落ち着きつつ、南東寄りのうねりは続くでしょう。
以上です。
なお、この季節は気圧配置等の気象状況が常に変わりやすいので、最新の気象情報を確認するようにしてください。
それでは、安全に楽しくマリンスポーツを楽んで、充実したゴールデンウィークを過ごしましょう!
情報提供:WATER KIDS JAPAN
代表 小川和幸(気象予報士)
ミストラル吹き荒れる!セーリングワールドカップ・イエール開幕!/バルクヘッドマガジン
2016.04.28
4月27日、フランス・イエールで「セーリングワールドカップ・イエール」がはじまりました。この大会は年間5戦おこなわれるワールドカップの第 3戦で、出場は各クラス上位40艇に限定されています。8月のリオ五輪までワールドカップが本大会とイギリス・ウエイマスの2大会しか残されていないこと もあり、レース経験を求めるランキング上位選手が出場しています。(BHM編集部)
リオ五輪まであと100日。フランス・イエールにランキング上位選手が集まりました。大会初日はミストラルが吹き大荒れの1日に。photo by Junichi Hirai
この上位限定システムになって実質2年目を迎えますが、残念ながらワールドカップは順調と呼べないようです。昨年はプリンセスソフィア杯がイエー ル大会の予選になっていましたが、今年は予選なし。クラスによっては、ランキング30位までにインビテーションが出され、なんと残り10艇は実質「早いも の勝ち」というアンフェア極まりない限定大会となっています。
ある国の選手は、正式にエントリーできなかったにも関わらず、前日に大会受付に掛けあったら出場可能になったという、なんとも不明瞭な参加資格で す。選手に負担を掛ける日程の問題、ファイナルのアブダビ戦の取り止め等、ワールドカップのシステムそのものが、改変時期に来ているといえるでしょう。
こうした内情とは反対に、リオ五輪を直前に控えるトップセーラーは急成長をみせています。五輪期間の4年間で最もブラッシュアップされているこの時期、ほとんどの国で代表選手が決まり、セーリングに磨きを掛けて挑んでいます。
セーリングワールドカップ・イエール大会に出場する日本選手は次の通りです。
470級女子
吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
470級男子
市野直毅/長谷川孝(和歌山セーリングクラブ、横浜ゴムMBジャパン)
49er級
牧野幸雄/高橋賢次(トヨタ自動車東日本)
RS:X級男子
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
RS:X級女子
伊勢田愛(福井県体育協会)
初日は、30ノットオーバーのミストラルが吹き荒れるイエールの洗礼にトラブル艇続出。日本チームも強風レースにミスの目立つ1日になりました。セーリングワールドカップ・イエールは5月1日まで開催されます。
3月からリオで合宿している富澤 慎。海外大会はイエールに絞って出場しています。大会初日は15位発進となりました。photo by Junichi Hirai
迫力満点のフィン級。日本選手は出場していません。photo by Junichi Hirai
レース海面はブロースポットがあり、最大40ノット近くのガストが襲いました。photo by Junichi Hirai
アブダビ戦(五輪選考)で体重を限界まで落とし、リオに向けて増量中の牧野/高橋。photo by Junichi Hirai
RS:X級女子日本代表の伊勢田愛。約1週間の現地練習を経て挑みます。photo by Junichi Hirai
驚くほど痩せていたRS:X級代表の富澤 慎。話を聞くと半年間で7キロ減量したとか(現在70キロ)。「軽風以下の風で想像以上に速くなってます」と自信たっぷり。photo by Junichi Hirai
470級の市野/長谷川。「他国の選手がものすごくレベルアップしている。東京を目指していますが、このレベルは今しか体験できないので、負けてられないという気持ちで出場しました」(市野直毅)。photo by Junichi Hirai
イエールはワールドカップで最もメディア(100人近く)が集まる大会。席の確保が大変です。photo by Junichi Hirai
セーリングワールドカップ・イエール 大会初日成績
470男子 参加39艇
1. AUS Mathew Belcher / William Ryan 3.00p
2. GBR Luke Patience / Chris Grube 6.00p
3. CRO Sime Fantela / Igor Marenic 7.00p
24. JPN 市野直毅/長谷川孝 45.00p
470女子 参加34艇
1. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 3.00p
2. POL Agnieszka Skrzypulec / Irmina Mrozek Gliszczynska 7.00p
3. BRA Fernanda Oliveira / Ana Luiza Barbachan 8.00p
26. JPN 吉田 愛/吉岡美帆 50.00p
49er 参加40艇
1. NZL Peter Burling / Blair Tuke 4.00p
2. AUS William Phillips / Sam Phillips 5.00p
3. GBR John Pink / Stuart Bithell 7.00p
35. JPN 牧野幸雄/高橋賢次 59.00p
RS:X男子 参加40艇
1. POL Pawel Tarnowski 2.00p
2. POR Joao Rodrigues 6.00p
3. FRA Thomas Goyard 8.00p
15. JPN 富澤 慎 25.00p
RS:X女子 参加40艇
1. FRA Helene Noesmoen 2.00p
2. POL Maja Dziarnowska 3.00p
3. POL Zofia Noceti-Klepacka 5.00p
34. JPN 伊勢田愛 54.00p
【イエールに展示された東京五輪世代のフォイリングナクラ17】
大会会場に展示されていたナクラ17。昨年のルール改正許可を経て、ダガーボードとラダーがフォイル仕様になっています。5月にテストセーリングをおこなうとか。東京五輪はフライング・ナクラの戦いが見られるかもしれません。photo by Junichi Hirai
いま話題のZ字型ダガーボード。ユース種目のナクラ15でいち早くお披露目されました。ダガーの上げ下げ不要でフォイリング、タック・ジャイブが可能になります。ダガーボードは前後移動できます。photo by Junichi Hirai
ダガーボードケース。出着艇時のダガーはどうするのか? このままではスロープから人力で下ろせなそうですが……。続報を待ちましょう。photo by Junichi Hirai
バルクヘッドマガジンより
アマニコガイドサービスHPリニューアル!/白畑瞬
2016.04.27
ホームページリニューアルしました^_^‼︎
もしよろしければ覗いてみてください…m(__)m
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata?fref=ts
喜界島の海開き!/白畑瞬
2016.04.25
喜界島の海開きに参加して来ました^_^‼
今年で4年目の参加になる海開きでは、島の皆に歓迎をしてもらって本当によくしてもらいました‼
生まれて初めてカヌーで喜界島に渡ったあの日から8年、たくさんの出会いやその島で生きる島人と出会えたのが何よりの宝‼︎
夜は将来の夢を語りながら、焼酎を一緒に飲んで喜界島に来ていることを味で再確認する^_^
どんなスーパースターよりも輝いている
大切な人と一緒にいると今まで見ていた景色が変わるように、その土地で生きる島人のそばで話を聞きながら感じる風や風景、空気は何よりも勝る特別な場所へと変わっていく^_^
白畑瞬facebookより
https://www.facebook.com/shun.shirahata
レッドブル・ユースアメリカズカップ日本人クルー選考、逗子で開催!/バルクヘッドマガジン
2016.04.24
4月23、24日、逗子マリーナでレッドブル・ユースアメリカズカップを目標に、日本人クルー選考がおこなわれています。2017年6月のアメリ カズカップ期間中に開催されるレッドブル・ユースアメリカズカップ。対象となるのは、この大会に出場できる19〜25歳までの選手です。今月はじめに募集 要項が発表され、出場意思を持つ11名が集まりました。(BHM編集部)
逗子で2日間おこなわれている日本人クルー選考。セーリングテストはGC32を使っておこなわれます。photo by Junichi Hirai
このクルー選考に注目してる読者は多いでしょう。ユースアメリカズカップに日本が挑戦するのははじめてのこと。このクルー選考は、アメリカズカップと日本のユース世代がはじめて結びつくトライアル・イベントです。
選考は、面接、体力測定、セーリングに分けられ、選手たちがグループになってそれぞれのテストを受けていきます。
面接では、英語で自身のセーリング歴、志望の動機等を話し、体力テストでは、昨年末のソフトバンクチームジャパン・クルー選考の一部内容が引き継 がれ、ローイングマシン、腹筋・背筋、ランがおこなわれます。動作を繰り返す単純な体力テストですが、相当にタフな内容です。セーリングは、マンマユート チームのGC32を使用し、フライング・セーリングするなかでトライアルがおこなわれます。
國米チームキャプテン(法政大4年)によれば、今回の選考で数名を選んでチームを作り、国内のトレーニング(GC32、ナクラ17やフライング ファントム等)を経て、海外レースの参戦も計画しているとのこと。また、今回、参加できなかった応募者のために、第2回クルー選考も予定されています。
いま世界では、このユースアメリカズカップを目標にするチームが動き出しています。〈ランドローバーBARアカデミー〉(GBR)は、エクスト リームセーリングシリーズに。またニュージーランドチームの〈チームチルト〉はGC32レーシングツアーに参戦予定です。日本と同じようにGC32でト レーニングことも興味深いところです。
ついに始動したユースアメリカズカップ日本チームの活動に注目です。
体力テストのラン。一定区間をテンポアップしていくリズムに合わせて往復します。photo by Junichi Hirai
腹筋。タイムを測ります。photo by Junichi Hirai
面接。五輪選手の松永鉄也が面接に加わり、緊張感のあるなかでおこなわれました。photo by Junichi Hirai
セーリングテストには〈マンマユート〉の海外チームがサポートしています。photo by Junichi Hirai
バルクヘッドマガジンより
過去の投稿一覧
OCEANS WATCHER
小川和幸
気象予報士、オーシャンプロデューサー
出生地 東京都目黒区
居住地 神奈川県茅ケ崎市在住
WATER KIDS JAPAN代表
OCEANS MAGAZINE編集長
特定非営利活動法人EARTH WIND & WAVE CLUB理事長
OCEANSMAGAZINE facebookページhttps://www.facebook.com/pages/Oceansmagazine/1503862653179360
大学では体育会ヨット部に入部し、副将として部員をまとめるとともに、大会では学生選手権大会で優勝し、全日本選手権大会では総合6位入賞という結果をもたらす。
その後、卒業とともにウインドサーフィンの魅力に魅せられ、それ以来、20年以上続ける。また、趣味を仕事にと、マリンスポーツ雑誌の老舗マリン企画へ入社し、ウインドサーフィン専門雑誌であるHi-Windで8年間広告営業として働く。
また、Hi-Wind時代に気象予報士の資格を取得し、世界最大の気象会社ウェザーニューズ社を経て老舗波情報である波伝説(サーフレジェンド社)へ転職して、14年間、海専門の気象予報士として働く。その間には、ラジオやTVで海の気象情報を伝えながら、日本国内におけるWCTやWQS(プロサーフィン世界大会)、プロウインドサーフィン大会、遠泳では湘南オープンウォータースイミング大会などのオフィシャル気象予報士として、マリンスポーツにおける海専門の気象予報のプロとして活躍。
現在は、独立してWATER KIDS JAPANを設立し、海の気象情報アプリ「ISLANDS WATCH」を企画・運営中。
また、特定非営利活動法人「EARTH WIND & WAVE CLUB」も立ち上げ、地元茅ヶ崎や奄美大島にて、その日のコンディションに合わせてマリンスポーツを楽しみながら、子どもから大人までに海の素晴らしさや奥深さを伝えている。