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高畑将之info

次の戦地へ/高畑将之

2015.06.11

次のPayette River Gamesが行われるアイダホ州Cascadeに来ています。
Gopro Mountain Games 最終日のSUPクロスは準々決勝敗退でした
惨敗です。
応援いただいている皆さんには本当に申し訳ございません
敗因はコースに対する不安です。
コース中の一箇所、其処での落水に対する不安から有力選手と当たる準決勝までは守りのレースという戦略で居たことです。
ボードも準々決勝までは攻撃的で不安定なCMACではなく、他の選手たちが使用する安定型のボードOPAE9.6を使用。
準決勝からが勝負どころと考え、CMACを使い攻めに転ずる予定でした。
落水しないレース
他にも理由がありますが、全ての根底はこのマインドにあったと思います。
優勝したLukeは僕と同じく攻撃型のボードを使います。
スタートで先行しそのまま逃げ切る、もしスタート失敗しても前の選手がミスれば一瞬で仕掛けて前に出る。
僕の本来のレーススタイルです。
「決勝までは最低でも残らなければ」という心理が招いた結果、「闘わずして負ける」
Payette River Gamesは2週間後、まだhttp://oceansmagazine.net/wp-admin/post-new.php選手は誰も来ていません。
ここでは終始攻めのレースが出来るよう、コースとじっくり向き合い対話して行きます。
土地と対話し、リズムを刻む。
自分本来のスタイルで悔いのないレースをして来ます。
どうか引き続き応援のほどよろしくお願いします。
レースの模様は全米ネットのhttp://www.cbc.ca/m/sports/で生中継される様です。
以下、Gopro Mountain Games SUP CROSSのレポートです。
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この種目はスキーやスノーボードのオリンピック種目である「Cross」形式のレース。
複数同時スタートで決められたコースを辿り上位の決まった人数がラウンドアップして行くという種目です。
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選手同士が激しく交錯するのでルールが細かく、Juryの判定が非常に重要なレース。事前の選手ミーティングでルールを全員で確認します。
技術や漕力に加え、競技前のルール説明やラウンドアップする毎に変わって行くコースなどへ臨機応変に対応して行く事が求められます。
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競技とエンターテイメント性が融合したこの種目、観客に対して「面白く、楽しく、格好良い」を見せながら競技性を保つコーディネーターの役割がとても重要です

スタートシークエンス

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川の両岸エディーに待機する選手と上流から流れてくる選手に分かれ、流れてくる選手のタイミングに合わせてGOの掛け声
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皆、一斉にターン!流れに乗ります
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この後は最速ラインをボード1艇しか通れないようゲートでライン制限されています
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自分のラインを確保する攻防がSUP CROSS一番の見どころです

次のゲートは川の淀み(エディー)の中にあります

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ゲートと左岸の間を通過するのですが、此処が一番の抜きどころ。写真は予選1ラウンド目、選手の力量差が顕著なので先頭の有力選手は難なく後続を交わしていますが、
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ラウンドアップして行くと後続が先頭のラインを塞ぎながらゲート侵入しそのまま外へ弾いたりして順位が一気に入れ替わります。
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スタートで先頭に立つのが必ずしも最善でないこのレース。対峙する相手の力量と特性に合わせて展開を読み、戦略を練るのが選手側の醍醐味です。

落水やコースアウトが多く、順位変動の激しいSUP CROSSはイベント全体でも人気種目の一つ

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選手数より遥かに多い観客をオーガナイザーのMCで盛り上げる
エンターテイメント性の持たせ方がアメリカらしく本当に上手いです。

アクションスポーツで知られるX-Gamesの種目としてもノミネートされているようです。Payetteのライブ中継もそういう流れがあってのことかもしれませんね。

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僕の目標はこれを日本国内でも開催して行くこと。
ここコロラドの選手たちと日本でレースがしたい!!
意外と早くその日が来るかもしれません(^ ^)
高畑将之ブログ”ヤクのThe life with Paddling”より

OCEANS WATCHER

高畑将之

オーシャンアスリート
出生地 宮崎県日南市
居住地 神奈川県藤沢市

高畑将之facebookページ
https://www.facebook.com/masayuki.takahata

1974年2月12日に宮崎市日南市に生まれ、その後高校を卒業するまで、宮崎やシアトルなど、自然豊かな中で育つ。大学卒業後は、Team EastWindにてEco Challengeに出場し、そのトレーニングの一環で野口健氏の登山トレーニングにも参加。アドベンチャーレースが無くなった後も、プロのラフティングチームであるチーム・テイケイに参加し、世界総合3位、2位を経験。チーム・テイケイを去った後も、世界のラフティングで培った経験を武器に、川でのSUPに力を入れるようになり、現在では、川に限らず、海や湖など、幅広いフィールドで活動中。
1999 アドベンチャーレース Discovery Channel Eco Challenge Argentina 15位 日本人初完走
2000 Raid Gauloises Trans Himalaya 13位
2001 X-adventure 北海道ステージ3位、Eco Challenge NewZeland 11位
2002, 03 エベレスト清掃登山隊 隊員
2004~2009 ラフティング世界大会 日本代表 2009世界大会 準優勝
2011 アウトリガーカヌー Molokai Hoe 42位
2012 Teva Mountain Games RAFT Cross 準優勝
2014 Gopro Mountain Games(コロラド) SUP Sprint、Cross 両種目共に3位

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