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2016シーズン、振り返り・報告/金子ケニー

2016.12.21

2016 シーズンも沢山の応援ありがとうございました。

ここ数週間はシーズン中酷使した背中、手、肩をゆっくり休めつつ、来年の土台となる下半身を作り上げています。今シーズンをゆっくり振り返り、来シーズンに向けて準備を着々と進めています。

2016 シーズンはSUPで自身初となるMolokai2Oahuに合わせて自分の一年のピークを作りつつ、前半戦はCarolina Cup, Lost Mills, そして日本で開催されたStand Up World Series ビクトリア葉山プロに参戦しました。

7月 モロカイの為に17フィートの板に慣れる為マウイで調整し、モロカイ2週間前のMaui2Molokaiでは最高のダウンウィンドを体験し、モロカイに向けて準備が出来ました。9位という結果を残せたのは自信にも繋がりました。7月31日に開催されたMolokai2 Oahuでは初めてSUPでKaiwi海峡を渡るということで不安が多い中、最高のダウンウィンドコンディションに恵まれ総合8位(4時間30分日本人歴代最高タイム)という好成績を残すことが出来ました。ただレースを終えた後、ゴールまで漕ぎきる為に自分のスピードを抑えすぎて力を出しきれなかったという悔いが残りました。

モロカイを終え本来だったら1ヶ月ぐらい体をゆっくり休めて、後半戦に向けて体調を整えたいところでしたがその2週間後には炎天下の鳥取でダニーやジェイムスと21kmのハードなレース(3位)。1週間後に香港で開催された第2回香港国際SUPチャンピオンシップでは21kmのレースでKaiやCasperに勝ち、人生初の国際レース優勝を成し遂げることが出来ました。これは本当に嬉しかったし、自分の漕ぎにも自信を持てる結果となりました。その後はJapan Cup (総合3位)、Pacific Paddle Gamesと嵐のように時が過ぎ、レースには出場しているがモロカイを終えた後体をしっかり休めなかったせいで調子が下がっていることを体感しました。Californiaから帰国して1週間後に宮崎で開催された第2回全日本選手権では思うようなパフォーマンスが出来ず、総合2位という悔しい結果となってしまいました。

全日本後、このまま練習しても体の調子も下がる一方だからとSUPを漕ぐのを数週間止め仲間とアウトリガーカヌーを漕ぐことに集中しました。そして11月、夢に見ていたカヌーレースHawaiki Nui Va’aにオーシャンアウトリガーカヌークラブの仲間と参戦しました。ここでは今までに体験したことなかったぐらい素晴らしいパドリング文化に触れることが出来て心も体も休まってリフレッシュ出来ました。

心も体もリフレッシュした中、参戦したISA Fiji世界選手権では前年の世界選手権での成績を上回りディスタンス8位、テクニカル11位、そして200mスプリントレースでは銅メダルを獲得し、最高の形で2016シーズンを締めくくることが出来ました。

シーズンを振り返り、一番感じたことは1年のスケジュールをもっと上手く組み立てる必要性。今年はピークを迎えたモロカイの前後1−2ヶ月は調子よく漕げましたが、レースに出続けたため、調子が下がった状態でレースにでることも少なくありませんでした。出場する全レースを100%で挑む為にはレースをじっくり選び、レース数を減らすことが必要です。

数多くのレースに参戦し、自分はまだまだ下手で、上手くならなくてはいけないと感じました。そう感じたからこそ、来年1月から海外で数ヶ月過ごし2017シーズンに向けて全力で調整をします。

そして最後に。

今年をもちまして、SIC Mauiを離れることを決めました。SICは自分が世界で活動する為の土台をくれた最高のブランドです。欧米人や外人が多いSUPマーケットの中、無名の日本人を信じてグローバルチームに歓迎してくれました。そのおかげで自分はここまでこれたと思っています。この3年間はSICのおかげで素晴らしい成長を成し遂げることが出来ましたし、最高のボードでレースに挑むことが出来ました。本当に感謝の気持ちしかありません。

来年からについては現在沢山の選択肢があるのでこの年末年始を通してじっくり考えたいと思います。

今シーズンこのような活動が出来たのはスポンサーやサプライヤーとしていつも応援してくれるAerotechProbodyザクロ屋Garmin Japan江戸一KIALOA、 Sanuk JapanパタゴニアショッツジャパンSpy JapanSolainaのおかげです。本当に心から感謝しています。

そしていつも僕のことを信じ、応援してくれるファンや仲間がいるからこそ今年一年沢山のことを乗り越えることが出来ました。本当にありがとうございました。

来年の目標、スケジュールなどは年明けに皆さんにホームページを通して報告させていただきます。

今年も沢山の応援ありがとうございました!

Merry Christmas and a Happy New Year!

金子ケニー

金子ケニーブログ”KENNY KANEKO”より

http://kennykaneko.com/2016season/


OCEANS WATCHER

金子ケニー

オーシャンアスリート
生年月日 1988.1.21
出生地 神奈川県茅ケ崎市。
7歳時アメリカへ移住。カリフォルニア州アーバインで育つ
居住地 神奈川県三浦郡葉山町
現在、SUP、一人乗りアウトリガーカヌーで世界トップ10を目指している。

金子ケニーブログ”Paddle with Aloha”
http://ameblo.jp/kenny-kaneko

KOKUASUPホームページ
http://kokuasup.com/staff.html

TEAM KOKUAホームページ
http://teamkokua.com/kennykaneko.html

金子ケニーfracebookページ
https://www.facebook.com/kaneko.kenny

(学歴)
1995年に日本へ帰国
横浜インターナショナルスクール 卒業
国際基督教大学 国際関係学部 卒業

(スポーツ歴)
○幼い頃より水泳、マウンテンバイク、ランニング、スノーボード、サーフィンを始める。
○水泳では小学生時、カリフォルニア州アーバイン代表となる。
○小学生からサッカーを本格的に始める。
○小学6年生から、カリフォルニア州代表、アメリカ代表に選ばれる。
○高校2年生までサッカーで、全米、各国をアメリカ代表としてまわる。
○日本へ帰国とともに、東京Verdy ユースでプレイする。
○膝の怪我の為引退。
○大学2年生から、父親の影響でアウトリガーカヌーをはじめる。
○Team Kokuaを設立。
○現在カヌーのコーチ、Kokuaレース主催やブログなどを通しアウトリガーカヌーの普及活動もしている。国内海外レースなどにも参戦中。
○来年も10年後も、僕はこのKaiwi海峡をアウトリガーカヌーで航海する。

【 戦歴 】
2009年
江の島カヌーレース アウトリガーカヌー部門 1位
Kokua Series 総合1位
OC-6 湘南パドリングチャレンジ 秋 1位
香港 The Dragon Run アウトリガーカヌー部門 9位

2010年
Kokua Series 総合1位
松崎シーカヤックマラソン
アウトリガーカヌー部門1位(総合204艇中4位)
OC-6アウトリガーカヌー世界大会
参戦 120チーム中33位
香港 The Dragon Run アウトリガーカヌー部門 3位

2011年
OC-1アウトリガーカヌー世界大会35位
Kokua Series 総合1位
松崎シーカヤックマラソン アウトリガーカヌー部門同着1位
OC-6 湘南パドリングチャレンジ 春 秋 1位

2012年
Kokua Series 総合1位
黒潮杯総合1位
湘南オーシャンパドリングチャレンジソロ1位
OC-1アウトリガーカヌー世界大会25位

2013年
SUP 三保カップ 準優勝
Padobo Grand Prix スラローム 3位
Padobo Grand Prix ディスタンス 5位
OC-1アウトリガーモロカイ世界大会 22位

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