OC1モロカイ世界大会を終えて/金子ケニー

2015.06.16

今年のOC1モロカイ世界大会を終え、2日が経ちました。
（レースの報告はhttp:///www.kennykaneko.comから）

今までのモロカイレースの中で一番追い込めたおかげか。。。レース翌日の朝はトラックにひかれたように全身が痛く、かなり辛かったです。朝起きて午前中はぼーっとしながらレースのことや今後のことを考えて、午後も1日リラックスしました。

トレーニング、SUP・OC1のバランス、来年のスケジュールなど色々と考慮し、来年に向けて道具も試行錯誤していかないとと思いました。

いつも使用しているカヌーはKamanu CompositesのPueo II。今回も参加者の半分以上がこのカヌーに乗っていて、トップ２０のうちの１２人が使用しているハワイ一人気のカヌーです。Kamanu Compositesは唯一ハワイ産のカヌーにこだわり、その性能は最高です。僕は５年前から日本で欲しい人とKamanu Compositesのやりとりを手伝っています。）今のところここには大きな改善は必要ないと思います。（日本で欲しい方は kenny@kamanucomposites.comに連絡ください）

パドルはKIALOAのパドル。今年は去年と比べて使用者もかなり増えています。ここも恐らく他のブランドと比べると一番多かったと思います。

今 日は早速Kialoaのシェイパーであり、社長であるDaveとブランドマネージャーのJaredとSkypeで１時間程ミーティング。来年に向けてどの ようなパドルがいいのか、今回のフィードバックなどについて色々と話しました。パドルは水泳選手の手や陸上選手の足と同じでパドラーにとって一番大切な道 具と思います。KIALOAのパドルはフィードバックを取り入れてSUPやカヌーのパドルを作ってくれるので日本人や小柄な体型の選手にあったものを今後 作っていけると思います。色々と試すのが凄く楽しみです。

シェイパーのデイブさん

頭で考えることはレース直後でも沢山できますが、体はしっかりと休ませる必要があるので今日も1日オアフを観光しながら過ごしました。普段はパドリングするためにだけ来ているオアフですが「観光」すると見える景色が違い新鮮です！

明日には少し疲れが取れていると思うのでちょっとハイキングでもしたいと思います！

Kenny

 

金子ケニーブログ”Paddle　with　Aloha”より

http://ameblo.jp/kenny-kaneko/entry-12039581380.html

モロカイレース終了!/金子ケニー

2015.06.15

いよいよあすはRace　Day!/金子ケニー

2015.06.13

http://www.thecleanestline.jp/2012/05/i-will-paddle-this-kaiwi-next-year-and-10-years-later.html

金子ケニーfacebookより

https://www.facebook.com/kaneko.kenny?fref=ts

僕が目指しているのは「SUPの選手」ではなく、海を漕ぎ続ける「Ocean Paddler」/金子ケニー

2015.06.12

レース当日まで後２日。少しづつレースに向けた緊張感と興奮が湧いてきています。この緊張していて大丈夫と思いますがこの緊張感とプレッシャーは自分がいいパフォーマンスするには重要です。緊張とプレッシャーがあるからこそ、心を引き締め、集中していいパフォーマンスをすることが出来ます。短距離のレース と違いMolokaiのような大海原に出ると「Against others(対人）」では無く、「With Natural Elements (天地自然と共に）」なのでプレッシャーのせいで押しつぶされることもありません。

そんな今日はこのレースがどのようなレースか少し書いてみたいと思います。

Outrigger Canoeは古代ポリネシアの人々が移動の手段として使っていたカヌーです。（ハワイ語でWa’a, タヒチ語でVa’a, ニュージーランド語でVaka)　このアウトリガーカヌーがあったからこそ人類は大陸からポリネシアや太平洋の島々に渡ることができたと言われています。

そしてハワイではこのアウトリガーカヌーで島々を行き来していた歴史が昔からあります。このハワイの歴史を祝い、最も険しいとされていたハワイのKaiwi Channel (モロカイ→オアフの海峡）を渡るカヌーレースMolokai Hoeが53年前に始まりました。そして９０年代にOC6の為のトレーニングとして生まれたOC1のMolokai 世界大会が始まりました。

当初はSurfskiと同じレースの一環で開催されていたMolokai OC1 の大会ですがSurfskiと同時開催だとOC1の参加人数が少なく、どうしてもアマ（浮き）が付いていなくてダブルパドルのSurfskiが総合順位の トップに入るため、アウトリガーカヌーが取り上げられないということで２００８からPA’A (Paddling Athletes Association)という団体を選手が立ち上げOC1が独立したMolokai世界大会を開催することに。

２００８は今までのサー フスキーレースにもOC1で出場する人がいましたが人数は少なく、１００人以上の選手がPA’Aのレースに出場。PA’Aがレースを立ち上げたお陰でここ ７年でハワイのOC1のレベルや海外からの参加選手が沢山増えています。ちなみに今もSurfskiとOC1のMolokai World Championshipsは分かれていますがOC1でSurfskiの大会に出る人も少ないですがいます。

僕が実際参加し始めた２０１０からもかなりレベルが上がっています。去年は史上初タヒチの選手達も参加したレースで今までで一番レベルが高いレースになりましたが今年は去年よりも遥かにレベルが上がっています。

この理由は海外選手（タヒチ、ニュージーランド）の選手の参加。今まで通りのトップ選手（ダニー、カイ・バートレット、ジミー）が今年は絶好調。そして僕と同世代の２０代選手達のレベルが格段に上がっているからです。

今年は僕にとって５年目のPA’A OC1 Molokai World Championships。レベルが高くなっているからこそやりがいがあり、レースを楽しむことができると思います。

今年は５月のメキシコISA SUP世界大会のため、SUPメインでオフシーズンからやってきましたがどうしてもこのレースには出場したいと思いました。それは僕が尊敬するダニーやトラビス達もいくら忙しくてもこのレースには絶対出るからです。

SUP の世界では世界一大きい大会、世界一レベルが高い大会、世界大会などが世界各地で行われています。SUPのモロカイはすごく特殊で参加する選手としない選 手にかなり分かれます。それと違いOC1の世界大会はこのモロカイのレースしかありません。。全ての選手が1年のスケジュールをこのレースに合わせて調整 します。そのため、競争率が高く１位の選手から２０位の選手までの差は去年は１０分。(SUPは３０分以上）このタフな環境の中で戦うことで今後の自分の 競技人生に生きると思います。

そして何よりも一番このレースに出たい理由はKUPUNA(先人）達が渡ってきた海峡を歴史あるアウトリガーカヌーで渡りたい。SUP一筋にならず、このレースに出続けないと本当に「漕ぐ」ということを追求できないと思います。

僕が目指しているのは「SUPの選手」ではなく、海を漕ぎ着続ける「Ocean Paddler」です。一つに絞らず両方とも両立することはすごく大切だと思います。

今年はコンディションも最高になりそうです。１５－２０ノットのトレードウィンドで楽しいレースになるでしょう。

レースまで後２日。今年は思いっきり楽しみます。他の選手と戦わずハワイの大きい海と調和します。

Paddle with Aloha,
Kenny

金子ケニーブログ”Paddle　with　Aloha”より

http://ameblo.jp/kenny-kaneko/entry-12037956766.html

1日リラックスデイ/金子ケニー

2015.06.11

昨日は1日リラックスデイ。
到着して長旅を終え、到着して直ぐ漕ぐと体が疲れたり痛めるのが前回のトリップでわかったので1日リラックスしました。

朝 はKamanu CompositesのLukeと一緒にKapa’a Townでbreakfast。普段朝食は食べないのでコーヒーと軽めに食べました。Lukeは唯一Made in HawaiiのOC1を作るハワイで一番人気のKamanu Compositesの社長。大学を卒業して２００８年に親友たちと立ち上げ、僕がMolokaiに出場し始めた５年前から面倒を見てくれています。僕よ り３つ上で漕ぎ始めた時は憧れた存在でしたが今はいい友達です。

Lukeから昔パドリングを始めた時に憧れていたToyota Tacoma (今はボロボロ）を今回借りました。

その後はHanaleiに行ったりKe’e Beachに行ったりリラックスして過ごしました。

とにかく時差ぼけを早く取り体調を整えるのを優先。

そして今朝は気持ちよく朝日の時間に起床し、その後45分ほどWailua RiverからOC1を出し練習。水の感覚、体調もすごくいい感じです。

さて、今日は何しよう。Kauaiの大自然を満喫します。

Kenny

金子ケニーブログ”Paddle　with　Aloha”より

http://ameblo.jp/kenny-kaneko/entry-12037495984.html

いよいよ海外遠征!/金子ケニー

2015.06.09

先月に続き今日からまた海外に遠征に来ています。
今回は前回よりも短く21 Daysの遠征です。３週間で３レースに出場します。

Week 1: OC1 Molokai World Championships
Week 2: New York Liberty Challenge
Week 3: Race the Lake of the Sky

今回もハワイ→ニューヨーク→カリフォルニアとかなり移動が多いトリップとなります。

前回も感じましたがこの移動は海外で戦う上で付きものでこれとどう付き合っていくかを自分なりに見つけていかないと次のレベルにはいけないと思います。

実際日本での自分の調子と前回の海外遠征の調子を比べると慣れている日本でレースしたほうがいい感じで漕げています。プレッシャーなどもありますがこの一番大きな原因はこの移動だと思います。

克服するために、沢山移動して慣れてない環境に自分を置き、その中で最大のパフォーマンスを発揮できるように今回は頑張りたいと思います。

そして今はOC1 Molokai世界大会前、調整するためにKauaiに来ていますこ こは３月に初めて来ましたがリラックスできてエネルギーもよく、大会前にここの海で漕ぎ、ハイキングしたり自然の中でゆっくりできればと思います。 Kamanu Compositesの仲間だけじゃなくてKauaiにはアメリカ時代の親友でSanuk本社のAdamも偶然といます。

今年は５年目のOC1 Molokai Solo。ISAの世界大会やSUPの割合が自分の中で増えたため、OC1は過去と比べると全く乗れてませんがなんか今年はいい感じがします。

レベルは過去最高と言われるほど高く、タヒチ、ニュージーランド、ハワイ、カリフォルニアのトップ選手たちが参戦します。

風も今週レースまでずっと吹きそうなのですごく楽しみ。

意気込みについてはまた後日アップします。

無事パドルも到着したので一安心！

A Hui Hou!
Kenny

Patagonia Family/金子ケニー

2015.06.08

今年度からパタゴニアのサーフアンバサダーとして契約をしました。

パタゴニアとは長いhistoryがあります。

２０歳の時にパタゴニア創始者のYvon Chouinardが書いた本「Let My People Go Surfing(社員をサーフィンに行かせよう）」を読み、ここで働きたいと思い渋谷にある“パタゴニアサーフ東京”でアルバイトを始めました。卒業後も働き続け、２０１４年の８月までスタッフとして働いたので今では７年間の付き合いです。

この７年間があるからこそ今の自分があると思います。パドリングと仕事の両立を可能にしてくれ、在籍していた７年間でも沢山のことを学ばせていただ きました。最高の製品（素材、製造過程、製造後のケア）を作るだけでなく、日々の生活に取り入れたいとも思えるCorporate ResponsibilityとPhilosophyを持っている会社です。

今回このような形で「再会」することができたことを心から嬉しく思います。

最高の製品を広めるだけでなく、今後はパタゴニアのアンバサダーとしてコミュニティーや環境に対して責任ある行動を心がけ、プロジェクトに取り組みたいと思います。

そして、より多くの人に海の上で漕ぐ楽しさや素晴らしさを知っていただければなと思います。

金子ケニー”Patagonia　familyページ”より

http://kennykaneko.com/patagonia-family/

いよいよモロカイまで1週間/金子ケニー

2015.06.07

One week until the PA’A Molokai Solo. Haven’t been able to put as much time as the previous years on the OC1 this year. Hopefully some wind and mental strength is enough to make it an enjoyable day on the water next week! ‪#‎oc1‬ ‪#‎molosolo‬ ‪#‎molokaisolo‬

金子ケニーfacebook

https://www.facebook.com/kaneko.kenny?fref=ts

KEIKI/金子ケニー

2015.06.06

今日は朝からレースアカデミー。

そして久々に週末葉山にいたのでOceanOutriggerCanoeClubのKeiki(子供)チームをコーチング

メンバーの子供や地元の子供で結成されたチーム。本当に可愛く、教えていても楽しいレースに出るよりも楽しいかも。

Inter　FM「Lazy　Sunday」収録!/金子ケニー

2015.06.05